2024/10/21 19:09
こんにちは皆様
日々お疲れ様です。
24AWの商品について色々書かせていただく中で、スタッフ同士でも話題に上がるのは、
今季どのブランド様の商品も非常に調子が良いと言うこと。
それぞれのアイデンティティがいい具合に発揮され、かつ
前シーズンからのブラッシュアップや新しいコレクションテーマを提げての
エネルギーを感じるシーズンになっていたり。
そこで、個人的に秋冬のシーズン沢山沢山着させて頂いているブランドである【D.hygen(ディーハイゲン)】の
ブーツが入荷したのですが、過去シーズンの靴の中でも今回は一番いいのではないかと思っております。
アルチザン畑のこだわりというのは、結構ミニマルにソリッドになっていきがちなのですが、
【D.hygen(ディーハイゲン)】の好きなところはしっかりとしたデザイン性です。
退廃的な生地を追求すればするほど、ぱっと見他のブランドとの差分が分かりづらい点もあると思います。
そこでモノによっては、”このブランドである理由”が弱くなってしまうことも。
しかし【D.hygen(ディーハイゲン)】は違います。
ブランドコンセプトに掲げられている”緊張主義”と言うのは、着ることで着用者に
緊張感と高揚感を与えると言うスタンスから、ある種の中毒性を生むことを目指しているというもの。
繊細かつ徹底された抜け目のない作り込み、鉄製のオリジナル金具を配置し無骨で退廃的な雰囲気を演出します。
是非この美学に共に酔って欲しい。
ファッションが何を可能にするのか、これは様々な議論が飛び交い、
様々な意見や考え方が存在すると思います。
嗜好品である洋服というのは、どのように向き合い、どのように考えるべきなのか。
色々ありますが、答えは一つです。
好きな服着ましょ。
それだけです。
基本的にある程度TPOを重視しなければならないシチュエーションもあるとは思いますが、
それはその時考えるとして、別に服を買いすぎたって法律違反な訳ではありません。
自分が自分に納得できる買い方をできていれば、それで十分だと思います。
当店の洋服は全部良いので、基本的にどれを買っても間違いはありませんが、
似合う似合わないはこちらで提案する際に確実に選んでおりますので、
提案されたということは似合うんだと自信をお持ちください。
そういえば、かの有名な「メゾンマルジェラ」の名作”ジャーマントレーナー”
私が大学生の頃のイメージでは、¥40,000強ほどで買えるイメージでしたが、現在は税込で¥99,000致します。
推しは推せるうちに推せとはよく言ったものですが、
服は買えるうちに買え、も追加したい。
[D.HYGEN](ディーハイゲン) ST109-0123A Shark Sole Lace-Up Boots
素材はホースレザー。ソールはviblam社のソールを採用。要は登山用のアウトソールです。
よく聞くこの”ビブラムソール”ですが、何が具体的にすごいのかご存知の方は意外と少ないんじゃないでしょうか。
このviblam社、1937年にイタリアで創業しました。
きっかけというのは、ヴィターレ・ブラマーニ氏という方が山で遭難した際、ラバーソールを履いていた氏のみが
生き残り、他のレザーソールを履いていたメンバーは全員死亡したそうです。その後同様のことが無いように
ラバーソールの研究が始まったとのことです。
この”登山”というのがミソでして。山は刻々と状況が変化するため、どんな過酷な環境でも対応できるように
幾度もテストを重ねて生まれたのがこのビブラムソールなわけです。
サラッと搭載されているこのソールのおかげで、このブーツも耐久性やクッショニングのことを考えられている
というわけです。アルチザン形のブランドの靴は機能性という面でいささか不安点が残ることが時たまありますが、
機能面もカバーしたこのブーツはデイリーに履きやすいというわけなんですね。
バックジップであることで着脱もしやすい。
無骨で退廃的な意匠性の高いジップなので雰囲気の邪魔をするどころか
むしろ全体の雰囲気を作る大事な金具になっております。
ジップが無くシャフトが長いブーツというのは、個人的な経験則ですが
結局履かなくなることが多い気がします。
手間を愛するというのも粋だからそれはそれでかっこいいんですけどね。
生活する上でその他の精神バランスが怪しくなった時、思わぬ小さなことが大きなストレスに
繋がりかねないケースがあります。これも個人差によりますが、
私は着脱のストレスは極力避けたい派なので、こういうジップがある方が好きですね。
いかがだったでしょうか。
オンラインショップの商品別閲覧数ランキングも、この靴を掲載してから
トップ5にずっと上がってきている注目度の高い商品でございますので、
気になる方は是非お早めにチェックお願いたします!
それではまた次のブログで〜〜
最後までご覧いただきありがとうございました。
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