2024/12/22 21:28
クリスマスまであと少し
と同時に、今年もあと少しですね。
年々一年が過ぎていくスピードが早くなっている気がする。
ということで、今年最後の香水担当ブログとなるのですが、
いつもとは異なり、タイトルでお伝えしたように
新たな視点でブログを書いてみようかなと。
ちなみに、内容は完全に独自の見解で考えたもので
公式とは異なる内容となりますので御留意くださいませ。
では早速
「ムスクKがなぜ多くの人から愛されるのか」について
私なりに３つの内容に絞ってみました。
①「全ての人から愛される香り」
私は「ムスクK」に、よくこの言葉を使うのですが
その意図としては
石鹸の香りが好き、洗濯物の香りが好き、お風呂上がりの香りが好き
それらは、共通して“清潔感”という言葉があると思うのです。
香りは、その人の生まれや育ちの中で記憶と共に香りは脳にインプットされていきます。
子供の頃から、様々な媒体で流れる「洗濯物のいい香り」というイメージや
干したての布団からする「お日様の香り」など
包まれるように優しくて石鹸のような香り＝いい香り＝幸せ
という方程式は、知らぬ間に刻まれているのではないでしょうか。
だとすれば、この「ムスクK」から放たれる
無垢で優しい印象が持たれやすい香りが人気になるのも頷ける。
②「ムスク」というキーワード
数年前からずっと好きな香料ランキングで上位を獲得しているのでは
と思うほどに、「ムスクが好き」という方が多い。
ちょっと脱線しますが、、
そもそも“ムスク”とは何なのかというと
日本名は“麝香”。
ジャコウジカというオス鹿から分泌されるもの。
メス鹿を呼び寄せるためのフェロモンの役割を果たしたり、縄張りを主張するものとして存在しているという。
ですが、その魅惑的な香りを手にしようと乱獲されたことで絶滅危惧種とされています。
現在は、ワシントン条約等の規制により商用目的での取引は禁じられているため、
天然のムスクを香りことは、とても貴重な経験となりました。
鹿を守ために大事なことなので、全く意義はありません！
ちなみに麝香は、そのまま分泌物を使うのではありません。
乾燥させるなど工程を踏まえ、調香師による素晴らしい調合によって香水の一部として輝くのです。
それは、アニマリックで、暖かさのある魅惑的な香り。
そして規制を踏まえ、今身近に親しまれている“ムスク”は
多くの研究者による技術の結晶として生まれた合成ムスクがほとんどじゃないかなと。
肌のように優しい印象の香り＝ムスクという感じ。
ちなみに植物から採取されたものも、人の手が加わったものは合成香料として含まれます。
これについても、とても長くなるので、もっと詳しく聞きたい方はぜひ店頭で。
で、何が言いたいかというと
現在の“ムスク”は従来の麝香の概念とは異なり
「肌のような優しい香りで、透明感があって石鹸のような香り」
という印象で考えられることが多くなりました。
そうです。①でお伝えした、良い香りに結びつきますよね？
③「幸せ」という印象につながる香りとは。
最後は、①でご案内した方程式がありましたが
なぜ「幸せ」がイコールになると考えたのかということについて。
それぞれの生活を行う中で、何らかの体験をした瞬間にも必ず香りは一緒に存在しています。
音楽も同じ。語感は常に繋がりあって存在している以上、どれかを刺激された時に、同時に記憶として残るのです。
香りに重きを置いて例えるなら、
「優しくて大好きな人が作ってくれるクッキー」
それは、クッキーの香りに対して幸せな香りとして思い出が付随します。
ですが、、、
「いつも怒ってばかりの怖い人が作ってくれるクッキー」だった場合はどうでしょう。
緊張感や悲しくなった記憶が付随しやすくなります。
この流れで行くと、石鹸の香りについて皆様が想像する体験はどんな内容でしょうか。
確かに〜って思っていただけたら私としてはこの考察が成立するので嬉しいです、、、
ということで
「ムスクK」は、“皆から愛される香り"理論は①〜③の内容により
多くの方に選ばれる香りなのではないかという結論としてまとめてみました。
いかがでしたでしょうか。
皆様の思う見解も、ぜひ店頭でお聞かせください。
Clique Tokyoは、26日まで営業です。
クリスマスプレゼントや、ご自身のご褒美など、、
「今年の買い納め」ぜひお待ちしております。
それでは、また次回の香水ブログでお会いしましょう。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
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