2025/09/05 19:27
こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。
今日すごい雨でしたね。おかげで店頭はブルーノマーズを流していたにも関わらず、神南に人影が見えない有様でした。それでも来てくださったお客様には心からの感謝と敬意を表明したい。良い度胸をしているこの雨の中外出するのは。昨晩家系ラーメンを食べたことで顔面がむくみ散らかして荒地の魔女みたいになった長岡が今回ご紹介するのは、今季当店に入荷してくるものの中でもトップランクで期待値の高いピースである、ブーツの紹介です。ブランドはThe Viridi-anneより。ですが、今回はそこに最近各所有名ブランド様とのコラボレーションピースが世間を賑わせているあのブランド様とのコラボになります。その名はKIDS LOVE GAITE。長年のイギリス生活で感じ取った様々なカルチャーと東京の感覚をミックスさせたシューズブランドです。

クラシックとアヴァンギャルドの融合から生まれるデザインはまさに唯一無二。今後の経年変化が楽しみになるプロダクトというのは、はじめが80点で、使い古していくうちに120点になるという説明をよくさせていただいておりますが、今回ご案内するブーツに関しては、最初から100点であり、使い込むことで150点になりうるデザイン性とクオリティを持っていると言えます。

[The Viridi-anne] (ザヴィリディアン) VI-KLG-001-09 KIDS LOVE GAITE EDITION IN-HEEL BOOTS
size / 2
color / black
material /
upper : cow leather
sole : rubber (vibram)
アウトソール : 30.5
ワイズ : 10.5
全高 : 23
ヒール : 4
color / black
material /
upper : cow leather
sole : rubber (vibram)
アウトソール : 30.5
ワイズ : 10.5
全高 : 23
ヒール : 4

そもそもまずこのKIDS LOVE GAITEとはなんぞやと思っていらっしゃる方に向けて簡単に概要を。ブランドのデザイナーである山本真太郎氏は1990年に15歳で渡英。キャンバーウェル芸術大学を経て、「The Old Curiosity Shop」にて靴づくりを学びます。2000年自ら帰国後、東京・浅草の靴メーカーで修行を重ね、2008年にブランド「KIDS LOVE GAITE」をスタート。

1990年代のロンドン・ストリートカルチャーに培われた反骨精神と芸術的な視点から生まれるデザインを、職人の町・浅草で磨かれた確かな技術で具現化する「KIDS LOVE GAITE」のシューズは、山本らしい精巧な気をまとった狂気のプロダクトと言えます。[公式HP参照]

イギリスのクラシックシューズをベースにしながら、パンクやゴシック、モード的な要素を掛け合わせることで、伝統と反骨精神が共存する独自のスタイルを展開しているというわけなんですね。デザイン性もさることながら、技術力の高いものづくりをされているブランドであっるということがお分かりいただけたと思います。最近だとコムデギャルソン様とのコラボプロダクトで世間を賑わせていましたね。当店のお客様でも持ってらっしゃる方がいたので拝見したのですが、それはそれは奇抜ながらバチイケの靴でした。

そしてシューズは単なる装いの一部ではなく、その人の歩き方や佇まいを決定づける存在です。「おしゃれは足元から」これは綺麗事ではございません。店頭で起きた近しい現象で行きますと、現在はもう取り扱いを終了してしまった11 BY BBSのスニーカー。何足販売したかもはや記憶にございませんが(ちなみにラスト1足まだ残ってますよ!!)、アルチザンファッションをする上でしっかりとマッチするスニーカーというのは難しいものですが、そこにこのブランドの靴を持ってくるだけで全体のまとまりを実感したお客様は多いはずです。機能性やデザイン性という合理性だけではなく、全体の雰囲気に大きく影響してくるのが足元のパーツなのです。

The Viridi-anne が持つ静謐で退廃的な美意識と、KIDS LOVE GAITE の実験的で挑戦的なフットウェア哲学。その二つが交差することで生まれたのは、クラシックとアヴァンギャルドを行き来するようなブーツです。アッパーは極限まで無駄を削ぎ落としたミニマルな表情ながら、素材の質感と縫製の力強さがひと目で伝わってきます。光を受ける角度で異なる陰影を見せ、まるで黒の奥行きを探るような奥深さがあります。

最大の特徴は、インヒール仕様。外からは一切その存在を主張しないのに、履いた瞬間にさりげない高さと自信を与えてくれる構造です。外見的な誇張ではなく、内側に仕掛けられた高低差。ここにThe Viridi-anne らしい静かな強さが感じられます。クラシックなフォルムを崩さず、しかし歩く人にだけわかる秘密を宿している。そんな二面性がこのブーツの魅力です。実際、そういった控えめなスタンスも素敵ですが、表面のデザインにほとんどステッチやパーツがなく、極端に削ぎ落とされながら、KRGらしいポテっとしたシルエットであることで存在感がしっかりとあるブーツとなっております。

履き心地はしっかりとした安定感がありつつ、しなやかな足運びをサポートしてくれる仕上がり。無骨さと洗練が同居し、スタイルを選ばずに存在感を発揮してくれるのも大きなポイントですね。デニムやスラックスはもちろん、モードなクロップドパンツやロング丈のコートに合わせても調和する。むしろ、コーディネートに余白を与えることで、このブーツの持つ静かな主張がより浮かび上がってきます。

The Viridi-anne らしい退廃美と KIDS LOVE GAITE の革新性その両者が響き合うことで生まれたこの一足は、単なるコラボレーションではなく靴という領域を再定義するような存在です。派手さではなく、内に秘めた力強さを纏いたい人にこそ履いてほしい。 そんなブーツです。

いかがでしたでしょうか。例の如く当店には1足しか入荷しておりませんので、早い者勝ちと言ってしまえば早い者勝ちです。サイズは2なので、比較的多くのお客様に履いていただける方が多いのではないかなと考えております。当店はあんまりシューズは入荷してこないので、至極のブーツをお探しの方は是非一度試着してみてくださいませ。無くならないうちにね。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
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