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2025/10/09 19:00

こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。











本日は皆様ともに一つのテーマについて考えていけたらと思っております。題目通り「エロい」と「色気がある」の違いについてです。多分紙一重ですし、人それぞれ感覚は違うでしょうが、あくまで個人的感想をダラダラと述べていきますので、それについてご自身の考えと照らし合わせてみてください。そしてこれはあくまで学術的な角度からのアプローチですので、悪しからず。

まずは「色気がある」からいきましょうか。どういう時に色気があるって使いますかね。何となく、表層的にそういうムードが漂っている時に使う気がする。なので、人としての魅力を雰囲気から掴んでいるような気がしますね。こういった雰囲気というのは、容姿のことだけではなく、仕草や言葉遣い、目線の使い方などから感じるものだと思っております。つまり、実は表面を言及しているようで、そこを通してその人の人柄に対して魅力的、というか魅惑的に感じているのかなと。静けさや落ち着き、知性や品も必要になってくるかも知れませんね。


個人的に何かで学んでから勘づいていることなのですが、例えばスーツ。ネクタイを締めているところから緩めることで首がより見える”仕草”に対して表現する場合があります。あとはジャケットを脱ぎ、シャツの袖を腕まくりし、手首が見えるとき。ここに二つの成分が含まれていると思っています。一つは”緊張感が緩和するところを視覚的に捉えている”そして、”手首や首、つまり普段隠れることそうでない時がある肌の部分”。これが合わさると色気が生まれるのではないか。でもこう書きながら思ったんですけど、足首は違いそうですよね。急に裾まくられたところで川に入る準備をしている人にしか思えなくなるし。うーん、難しい。

でもこのミソとして、”緊張感が緩和するところを視覚的に捉えている”というのは必要条件な気がしますね。そして、今回ご紹介するBlanc YMのシャツは、色気があると言えます。それを今から解説していきますね。

[Blanc YM] (ブランワイエム) BL-25A-CSJ CASHMERE SHIRT JACKET (PURPLE)

size / M
color / purple
wool 80% cashmere 20%
着丈 : 81
肩幅 : 56.5
身幅 : 72.5
袖丈 : 60.5


先ほどから申し上げている”色気”の成分として必要そうなのは、静けさや落ち着き、知性や品、仕草に余裕など、そして、緩和された緊張感。このブランドの定番スキッパーシャツはこれらを兼ね備えたプロダクトであると言えます。
デザインは非常にミニマル。ボタンは下部に2つのみ。深く下がった襟ぐりというよりは、シャツの着こなしとしての新しい提案だと感じます。余裕も、上品さも、知性も、このシャツからは感じますね。程よくドロップしたショルダーラインと、ゆるやかに丸みを帯びたシルエット。身体のラインを拾わず、それでいて立体的。この絶妙なバランス感から色気が生まれるのだと。

カシミヤを20%含むこのテキスタイルはただ“柔らかい”“暖かい”というだけではない、空気を纏うような軽やかさ、そして肌に吸いつくような滑らかさが特徴です。その質感は、袖を通した瞬間に心地よい温度と静けさが同居するようで、Blanc YMらしい“知性のあるラグジュアリー”を感じますね。

[Blanc YM] (ブランワイエム) BL-25A-CWP CASHMERE WIDE PANTS (BLACK)

wool 80%
cashmere 20%
ウエスト : 88~105(ドローコード付き)
総丈 : 99
股上 : 40
股下 : 70
わたり : 42


しれっと一緒に合わせているパンツは、色こそ違えど素材は同じものを使用したパンツです。ブランドとして定番のワイドスラックス型のパンツを少し解釈を変え、共地ベルトを付属するのではなくドローコードにすることで、よりエフォートレスな仕上がりになりました。試着してみて思いましたが、このまま寝てしましたくなるような着心地。ほぼパジャマ。カッコよく外に出れるパジャマです。シャツの色気を損なわな図、それでいて静かな存在感を持つこのパンツは、このシャツ以外にでも、もっとドレッシーなアイテムとも、なんならストリートライクなトップスとも相性が抜群なんです。このルーズではなく敢えて力を抜いている雰囲気を生み出すのは計算し尽くされたパターンとテキスタイルの相性が必要になってくる。ここが、長年多くのファンを虜にするこのブランドの魅力なんだと言えますね。


ついでに忘れそうなのでこの辺で触れておきますが、対する「エロい」について。これはなんとなくイメージつきそうですよね。先ほどの「色気がある」が文化的な感覚であるのに対して、「エロい」は人間的。肉体的かつ性的な表現です。そこに奥行きはなく、人間という生物に備わっている本能で抱く感覚のような気がしますね。つまり、相手のその形容したい魅力を雰囲気で感じているか本能で感じているか、というのがまずこの言葉の意味としての違いになってくるのではないかと思いました。すんごく簡略化して言うと、「色気がある」は「奥ゆかしい魅力に惹かれていて、その放っている空気や品に魅力を感じてる状態」に対して、「エロい」は「よろしくお願いします」ということなんだと思います。このくらいが限界の表現な気がする。


いかがでしたでしょうか。書きながら考察してみましたが、文化人類学と社会学の掛け算みたいなことを考えるの好きなんですよね。みなさん意外と知らない事実なんですけど、長岡はバチバチの文系でして、大学時代の選考がまさに社会学や哲学でした。ゼミのリーダーとかをやることもあったんですよ。久しぶりに楽しい考え事でした。とは言いつつ、この思慮の流れに乗せて絶対にお勧めしたいのは間違いがない。パープルという色は何かと挑戦しづらい印象がもしかしたらあるのかも知れませんが、ぜひ店頭で店頭で実際に着てみて下さい。色気のある人間になりましょう。


それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。


長岡


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