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2026/09/07 20:10

こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。








最近は新作の入荷がかなり多く、店頭もオンラインストアも一気に秋冬らしいラインナップになってまいりました。
洋服がどんどん重たくなっていくこの時期にはですね、個人的に毎シーズン思うことなんですが、やっぱり最後に全体を締めてくれるのは足元なんだと思うわけですよ私は。

そして大人になってくればくるほど、攻めるというよりは守りに入るようになると思います。
まずそれは決して悪いことではなく、むしろヘルシーなことだとも思っている。
その上で問います。
果たして本当にそれで良いのでしょうか。

いつまでもキラキラしている大人の方がカッコよくないですか。
僕は少なくともそう思います。
20代前半の頃なんかは、40歳にもなってギャル男みたいなファッションをしている人を見ると白い目で見るみたいなところが正直ありました。
しかし、大人になっていくにつれて、ちゃんと自分の芯を曲げずに、好きなものを徹底している人を見ると、単純にカッコ良いなと思うわけです。
基本的にはやめちゃう人が多いですからね。

長岡も来月で30歳になりますが、そろそろ落ち着いた格好しないとな、、、
とか一切思いません。
いつまでも遊んでそうな人でありたい。
しかしその上で、ちゃんと礼節を持った粋な人間でありたい。
若干話それますが、昔からチャラいのに勉強できる奴とかに異常な憧れを抱いておりました。
今もまだあります。
見た目の割に真面目ですねってよく言われることがありますが、それは若かりし頃のこの憧れゆえなのかもしれない。

だから皆様もしっかりと楽しんでまいりましょうね。
今回ご紹介する新入荷のAleksandr Manamisのダービーシューズ、当店的にはかなり攻めました。
しかし、めちゃくちゃカッコ良いと思っております。
自信しかないです。
参ります。

[Aleksandr Manamis] (アレクサンダーマナミス) 226AC019 / AM-EB MOSS SHOES

size /42, 43
color / La Lune
SPECIAL “MOSS” FABRIC COVERED HORSE LEATHER
[size 42]
アウトソール : 29
ワイズ : 10
全高 : 11
ヒール : 3
[size 43]
アウトソール : 30
ワイズ : 10.5
全高 : 11
ヒール : 3.5


まず、見た目がすごいでしょ。
写真を見ていただければ一発で伝わると思うのですが、オリーブやブラウン、カーキをベースにしたような色味のアッパーに、植物や花のようにも見える立体的なモチーフが全体に散りばめられております。
そしてこのモチーフはプリントで表現しているのではなく、大判の刺繍で表現することで、その刺繍の経年変化ごと楽しんでいただけます。
ベースの生地にも濃淡があり、そこへピンクからブラウン系の装飾が重なることで、単純な「迷彩柄」とも「花柄」とも言い切れない、不思議な表情になっています。
一見するとかなり装飾的なんですが、色数自体はアースカラー中心なので、派手なのに派手すぎないんですよね。
むしろ少し退廃的で、古い絵画や長い時間を経たアンティークのファブリックのような雰囲気があります。
新品なのに、最初から時間が経っているように見えるという感覚が大事でございます。
そして、このボロボロ感ですよ。
最高です。


靴自体の形を担当しているのはEVARIST BERTRANというブランド。
そうです、前作同様2ブランドのコラボレーションピースになります。
ブランドのルーツはスペイン・バルセロナにあり、現在の製靴はスペイン南部・アンダルシアの工房で行われています。デザイナー自身がデザインやパターン、革や素材の選定などを行い、職人たちと靴を作っています。
面白いのが、このデザイナーはもともと靴を作る人からスタートしたわけではないところです。
もともとはバルセロナで靴屋を営み、そこで手作りの靴に惹かれていき、ヴェネツィア出身の靴職人から靴作りを学んだことがブランドの大きな転機になっているようです。
その後、自身のブランドとしてEVARIST BERTRANをスタートさせています。
古い靴作りの技術を使って、現代の服に合わせるための造形を作っているブランドでございます。

個人的にはこの靴、横から見た時のシルエットがかなり好きです。
つま先から甲にかけてスッと伸びて、そこから踵に向かって自然に収束していく。
一方でソールにはしっかりと厚みがあり、踵には積み上げのようなヒールが設定されています。
そのため、ペタンとした印象にならず、横から見た時にちゃんと足元に存在感が出るんですよね。
それでいて、最近よく見るような極端な厚底靴とも違います。
あくまでクラシックな革靴として成立しているんですよね。
だからワイドパンツの裾からチラッと見せても良いし、パンツを少し短めにして靴そのものを見せても良い。
このあたりはかなりスタイリングの幅が広いと思います。
「クセがある靴」なのに、意外と合わせやすいところが今回一番伝えたいところなんでございます。


アイテムそのものだけを見ると一見難しそうですが、すでにアルチザンブランドのアイテムを持っている方であればまず余裕でございます。
春夏はエクリュの理念のパンツやシャツと合わせて軽やかながら世界観をのっけても良いし、秋冬はマキシ丈のロングコートからチラつくデザインとしても素敵です。
見慣れなさすぎて、確実にコーディネートの底上げをしてくれる靴ですね。

なんなら個人的には白Tにデニムでこの靴でも良いと思っているくらいなんですよね。
今レザーシューズというのは基本的にブラックが主流となっていると思います。
で、時々ブラウンという感じではなかろうか。
しかし、華やかな花柄の靴なんてって思う必要はありません。
堂々と履いてやれば良いのです。
そして鏡の前に立った瞬間に、長岡の言っていることが伝わっていただけると思います。
全然派手ではないということが。

そしてエバリストが作る靴というところで、履き込めば履きこむほど足に馴染んでいき、靴自体も成長していくわけです。
自らが履くことで完成に近づいていく、そんな感覚があります。
結果として、革靴なのかアートピースなのかの境界線が曖昧になる。
この感じ、この感じがマナミスです。



いかがでしたでしょうか。
改めまして、こちらが今回ご案内した靴です。

こういう靴は画像だけで判断するより、実際に手に取って見ていただいた方が絶対に面白いと思います。
写真では伝わり切らない凹凸感や、素材の重なり、そして一足一足の表情をぜひ店頭でじっくりご覧ください。
いつにも増してたくさん喋った、いや書いた気がします。
長文読んでくださりありがとうございました。



それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。


長岡


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