2026/09/16 23:57
こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。
本日は久しぶりに展示会レポートです。
先月半ばにかなりの数の展示会に行くタイミングがありましたが、そこから少し時間をあけてなので少し新鮮な気持ちですね。
おそらくこれが今回の27SSの展示会ラストになるかなと思います。
まず最初に感想ですが、今回のNomàt、マジで良いです。
いつも良いのはわかっているのですが、久しぶりに個人オーダーするくらいには良かったです。
自分が欲しいものがあるコレクションというのはそのブランドであっても紹介熱が上がりますからね。
ブランドの概要に沿ってその辺りを少しお話しさせていただければと思います。


まずは今季のコレクションテーマからです。
毎シーズン実験的なコレクションを展開する当ブランドにとって、今季は少し数年前のコレクションへの回帰を感じたピースがちらほら散見するようなコレクションでした。
【NOMADIC】
前シーズン「Dear Worker」では、モンゴルで出会った、厳しい自然の中で力強く生きる人々や動物たちの姿から、「働くこと、生きること」に目を向けました。
そして今季は、そこからもう少し遡り、自然と共に生きる人と「衣服」の関係について考えました。
人は自然の中で暮らすために、布を巻き、結び、重ね、体を包んできました。
そんなシンプルな衣服のあり方を起点に、今季のNomàt を考えています。
民族衣装そのものを印象するのではなく、そこにある布と身体の関係や、環境や動きに合わせて形を変える自由さを、現代の服へと置き換えています。
シルクやラミー、理念など、光や動きによって表情を変える素材に、結ぶ、捻る、巻く、包むといったシンプルな構造を重ねました。
自然の力強さと、素材の繊細さ。
原初的なものと、現代的なもの。
その間を自由に行き来しながら、Nomàt が考える「Nomadic」を形にしています。
(ブランド資料参照)


元々当店がお取り扱いさせていただいた時から約5年が経とうとしている今、ここ最近のアルチザン的なアプローチによるフレンチカジュアルのニュアンスから少し離れ、牧歌的なクリエイションを感じつつ、春夏の軽やかな空気をより全面に感じる素敵なムードを感じました。
全体的にテキスタイルは軽量のものが多く、ドレープを効かしたモードライクなものというよりは、素材の質感を着用者本人が着ながら楽しめるようなクシャッとした素材感のものが多い印象でした。
その中で、スタイリングを楽しむという点に抜かりはなく、コンセプトにもあるように、どうやって着るかを良い意味で考えさせられる服作りが多かったように思います。


Nomàtのものづくりに関しては、当店の中ではもしかすると少し異質な存在かもしれませんが、アプローチの結末が少し違うだけで、実際にものづくりにおける執着心やこだわりに関しては他の追随を許さぬ意気込みを感じます。
例えば当店の洋服の特徴だと、そのアプローチがデザインにそのままわかりやすく反映されている、ギチギチでゴリゴリのアルチザンな服が散見されると思います。
褒め言葉で使うので語弊がないように伝わって欲しいのですが、ボロ雑巾みたいな服がある程度の店舗面積を占めているのは事実。
その中で、クリーンで今風のスタイリッシュな空気感を大事にしているように見えるブランドは珍しく映るかもしれない。
しかし、その表現に至る道中を垣間見た時に、これだけのこだわりと熱量を持ってして生まれているものを、当店が良いと思わないわけはないのです。
糸からのこだわりを徹底した結果、モンゴルに自社工場を設立したり、民族衣装等の文化的なデザインについて研究したいことがあれば、自分の目で世界各地に見に行くと行動力やそのエネルギッシュなスタンス、どれをとっても素晴らしい限りです。


当店のお客様の中でも数少ない女性のお客様にも支持を得ているNomàtですが、27SSは特に男性のお客様にもみてほしいコレクションかもしれない。
特に、当店°お取り扱いさせていただいた最初のシーズンのことを忘れられない方からすれば、なんだか懐かし気持ち半分、新鮮な気持ち半分で楽しんでいただけるコレクションとなっております。

特にこのハイゲージのヘンリーネックニットやドロドロのリネンのデニム織パンツなど、個人的にこれは買いでしょ流石にと思うピースが多かったです。
今季のNomàtは特にそう思います。
いつもよりもさらに、当店の他のブランド様との相性の良さを感じる洋服が多かった印象で、今この時期からすでにローンチを楽しみにしているところです。
ブランドコンセプトにもあったNOMADICという言葉ですが、英語で「遊牧の」「定住しない」「放浪の」という意味の形容詞のことを言います。
一か所に長く留まらず、移動しながら生活や仕事をすることを表し、名詞形は「nomad(ノマド:遊牧民・放浪者)」です。
このnomadというのは、お気づきの通りブランド名の由来になっている言葉です。
nomadという遊牧民を指す言葉から、定住しない、変化し続ける気概を感じるブランド名ではありますが、その言葉を形容詞として活用した感覚を大事にしたい。
ただ変容しただけではなく、進化しつつ、我々的に激アツだったあのシーズンの空気を感じるような回帰的かつ懐古的な気持ちになるコレクションをぜひお楽しみに。

いかがでしたでしょうか。
新作がどんどん立ち並ぶ店頭ではございますが、今が一番アイテムがある時ですので、じっくり悩むようで焦らず急いでチェックしていただければと思います。
今週末には当ブランドの1st deliveryが到着いたしますので、ぜひそちらもお楽しみに。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
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