2026/09/27 15:40
こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。
本日もたくさんのお客様のご来店誠にありがとうございました!
個人的にも仲良くさせていただいてるLICHT ADELのデザイナー土師氏の作品を多くの方にご覧いただけて嬉しい限りでございます。
この記事を初めてご覧になった方に改めてお伝え致しますと、現在Clique Tokyoでは、金曜日から月曜日までの4日間限定で、LICHT ADELの2027 Spring / SummerのPOP UP EVENTを開催しています。
そして本日は3日目の日曜日。
残すところあと1日という中で、個人的に是非見ていただきたいのが、当ブランドが作るデニムでございます。
今回デニムは2種類のご用意。
少し特殊なデニムをベースにしたモデルと、そこからさらにリメイクを施し、オリジナルのウォッシャブルレザーを組み合わせたモデルです。
先に言ってしまうと、このブランドのものづくりを一本で味わうのであれば、僕はレザーコンビの方をおすすめしたいです。
もちろん生産背景込みで、純粋無垢なデニムをお迎えする形でも全然素敵だとは思いますが、その冥利に触れながらご覧いただきたい。


土師氏は、大手アメリカンカジュアルデニムブランドで経験を積んだ後に独立。
自身のブランドを立ち上げる際に考えたのが、「ベタなデニムを作っても戦えない」ということだったそうです。
デニムというジャンルは、それこそ歴史も長ければ、既に世の中に良いものが山ほどありますよね。
ただ綺麗な5ポケットデニムを作るだけでは、自分がブランドをやる意味がない。
そこで目を向けたのが、服の形そのものではなく、もっと手前にある”生地”でした。

その中で辿り着いたのが、今回のデニムにも使用されているアラミド繊維です。
いわゆる防弾チョッキなどにも用いられるほど強度の高い繊維で、LICHT ADELではこれを横糸に使用した特殊なデニム生地を作っています。
一般的なデニムとは少し違う深みのある独特な表情があります。
現在では、このケブラーを混ぜたデニム生地を同じ形で生産することができなくなっているそうで、ブランドが現在保有している生地がなくなれば、この生地を使った作品も終了となるようです。
そこから、現在のLICHT ADELらしい加工やリメイクへと繋がっていきます。
今回のデニムを見ても、膝周りを中心にかなり大胆なダメージが入っているのが見て取れると思います。
しかし、そもそも非常に頑丈な繊維が使われているため、細かな部分は職人が手を入れながら裁断し、糸を引き出し、ダメージの表情を作っていくことで今作品が誕生しております。
生地が丈夫だからこそ、加工する側にも技術が必要になるため、素材の強さと職人の手仕事がそのまま表情として見えるデニムだと言えます。


さらにレザーコンビのモデルでは、そこからもう一段階手が加えられています。
ウエストから腰回りに大胆に切り替えられたブラウンのレザー。
このレザーも既製のものをそのまま取り付けているわけではなく、姫路のタンナー様に依頼し、当ブランドのために作られたオリジナルのウォッシャブルレザーを使用しています。
レザーとデニムを組み合わせ、ダメージやほつれを作り、リメイクした状態からさらに洗いをかけることで、最初から洗うことを前提とした革を作り、デニムとレザーを一緒に加工しているわけです。
新品のデニムに新品の革を貼り付けたような違和感がなく、最初から一着として時間を経てきたような馴染み方をしているのがデザインにおいてのポイントだと思います。
バックには大きなレザーパネルがそのままポケットとして使われていて、贅沢なムードを雄々しい表現で生まれていますね。

シルエット自体は少しゆとりを持たせたストレートです。
デザイナー自身も、革ジャンのようなボリュームのあるトップスを着たとき、日本人の体型にはこういった少し緩さのあるストレートが合わせやすいと考えた上での作品です。


現在リメイクのデニムそのものも多種多様なブランド様が製作しておりますが、最近のトレンド的にはかなりワイドなシルエットが主流になってきつつあると思いますが、そうするとやはり渋い作品人するのは少し難しくなってきます。
故に、日本人らしい佇まいをとどめたまま、より渋く、男性的でカッコ良い雰囲気を生むためにこのシルエットにたどり着いたのだと思います。
もちろん、レザーを使用していないモデルでも、このデニム生地そのものの面白さや職人による加工は十分に感じていただけます。




ただ、今回デザイナー本人からこのデニムが生まれるまでの話を聞いた上で改めて2型を見比べてみると、個人的にはやっぱりレザーコンビを推したい。
普通のものを作っても戦えないという思考から特殊な生地を作り、その生地の面白さを伝えるために加工を始め、さらに姫路のタンナーとウォッシャブルレザーまで作って生まれた1本。
そうやって一つずつ積み重なってきたブランドの背景が、一番分かりやすく形になっているのがこの一本だと言えますね。


いかがでしたでしょうか。
現在開催している4日間限定のイベントでのみ店頭に並んでいる作品であり、金曜日から始まったイベントも、本日で3日目。
明日の月曜日が最終日となります。
気になっていた方は、この機会に是非店頭で実際にご覧ください。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
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