2023/11/08 20:34
こんにちは、香水担当です。
お久しぶりの投稿となってしまいまいました、、
皆様、元気にお過ごしでしょうか。
気がつけば今年もあと数ヶ月。
肌を撫でる空気が、冷たく感じる冬の装いに変わりました。
秋に発売された新作など、皆様にお届けしたいお話がたっぷりと。
ここからまた、テンポ良くご紹介していけたらと思っております。
前回は「ELLA K(エラ ケイ)」の「アルタイとプシカ」という香りについてのお話でした。
まだご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。
フレグランスブランド ELLA K(エラ ケイ) ブログ第五弾 -「アルタイとプシカついて」 -
今回は肌寒さを感じる今だからこそ、温かみのあるアフリカをテーマにした「ELLA K(エラ ケイ)」の作品二種類をご紹介したいと思います。
「カラハリの叫び」<アフリカ>
まどろみながら樹齢千年のバオバブの幹に頬を寄せると、伝説の少女たちの声が聞こえる。彼女たちのストーリーを語る大きな声が幹を通して伝わってくる。
愛に囚われた、まぎれもない木の魂・・・
彼女たちに向かって扉を開けると、そこでは満面の笑顔でひらひらと舞っている。
私の顔をそっとなでる風で目を覚ましても
まだ彼女たちの叫びが聞こえる・・・
<香り>
バオバブへのトリビュート
包み込むようなウッディスパイシーアコード
セント・トレックによるバオバブ
グリーンペッパー、ウッディー 、サンダルウッド
シダー、パチュリ、オリバナム
木に触れた時の、優しさや安心感を感じさせてくれるあたたかさ。
ELLA K(エラ ケイ)の作品の中でも、群を抜いてウッディ要素を強く感じます。
パッと明るくなるようなアクセントを放つスパイシーさと、ウッド達が奏でる緩やかなハーモニーが融合して生まれたコントラスト。陰影がありそうなのに、境界線を感じさせない。その柔らかな立体感は、肌を飲み込むように包み込みます。香った瞬間に現れる、大きな大木。自身に安心と安らぎを与え、支えてくれるような感じがする香り。
”バオバブの木”を、実際には見たことがない方でも、写真や映像で目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
一眼で、強く脳裏に刻まれる見た目。
年輪がないため、樹齢を推定することはできないそうですが、数千年~数百年にもなるという。
バオバブの木について、調べていると出てきた言い伝えで面白いものがありました。
”神様に逆らったため、逆さに植えられた”というお話。
根っこのように、枝分かれした頭から、大地にむけてずっしりと構えられた太い幹。
あの独特な見た目は、人々を魅了し、神秘的なパワーを感じさせてくれるのだと思います。私もいつか実際に見てみたい、、、
それともう一つ
”バオバブの木”は、綺麗な白いお花を咲かせるのですが花言葉はありません。
ですが、セネガルの言葉で”一千年の木”という意味があるそうで、成長がとてもゆっくりなのだそう。
香りから感じる、安心感やゆっくりと時間が過ぎゆくような香りの流れ。バオバブへの賛辞を存分に感じさせてくれる作品であると改めて感じました。
調香師Sonia Constant(ソニア・コンスタン)が体感したその時間をぜひ皆さんにも体感していただければと思います。
「オカバンゴの水面」<アフリカ>
ボツワナのオカバンゴのデルタにはパピルス、葦、睡蓮などが根を張り、アカシアとともに香りを放っている。
疲れた私の感覚を呼び覚ますのは、柔らかな早朝の光、そして歩くたびに私の足を撫でる黄金の草。
デルタの真ん中で水面に映った私はアカシアの花の冠をつけていた。
野生の広々としたこの地で美しい花を見つけたことに気付く。
<香り>
アカシアのオマージュ
太陽に囲まれたパウダリーウッディアコード
セント・トレックによるアカシア、ウーリーケイパー
アマルーラのフルーティー アコード
肌にのせた瞬間の豊かな華やかさに垣間見える、どこかしっとりとした質感。
蜂蜜のような艶やかな甘さが、湖の穏やかな波紋のように香りが空気中に溶け込む。
その品の良さは、なんと表現すれば良いのか、、、迷いつつも思ったそれは、きらびやかで明るく陽気。視界が光り輝くように美しく映る。そんな感じ。
粒子の細かいパウダーっぽさが、おしろいのように肌に馴染んでいくこの感覚。美しいモノに見惚れるあの瞬間のような。ついつい香りに、耳を澄ましたくなるんです。
朝起きた時、今日という日を祝福してくれるかのような香りを纏うのはいかがでしょうか。香りによる幸せの引き寄せ。
アカシアという植物は、春から秋にかけて黄色くて丸くてふわりとした可愛らしい花を咲かせます。アカシアには黄色のお花とオレンジのお花があるそうで、黄色の花言葉は”秘密の恋”オレンジは”優雅”という色によって添えられる言葉が変わります。
そんなアカシアの歴史は古代エジプトに遡り、神聖な木として扱われていたそうです。様々な形で人々を支え愛されてきた植物なのです。
香りから、その背景に触れて旅をする。
今回は”アフリカ”へ訪れた際の記憶から、生まれた香水でした。
次回もまた引き続き「ELLA K(エラ ケイ)」が創り出すフレグランスの世界をご紹介して参りたいと思います。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
また近々お会いしましょう。
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