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2024/04/18 19:12


こんにちは、香水担当です。

Clique TokyoではSSアイテムが続々と入荷してきています。

今年の夏はどんな服を着ようか今からワクワクしますね。

香水はもちろんですが、アパレルもぜひ見に来てくださいね!


前回は、「ATELIER MATERI (アトリエマテリ)」より

Santal Blond(サンタル ブロンド)Iris Ebène(イリス エベーヌ)

の2種類の香水をご紹介してまいりました。まだご覧になってない方はぜひ。↓

[香水ブランドATELIER MATERI(アトリエマテリ)ブログ第三弾]

それではまずはこちらから。


「Cacao Porcelana(カカオ ポルスレナ)」


調香師:Marie Hugentobler(マリー・ユジャントブレル)


ホワイトカカオというユニークな素材を選ぶことにより、エレガントで個性的な香水が完成しました。ホワイトカカオはめずらしい品種で、ペルー北西、ピウラに最も古くからあるカカオ畑に生えています。そのいとも美しい素質を引き出すために、調香師は、フランスのショコラティエとのコラボレーションにより完璧な焙煎を得ることができました。リキュールのようなグルマンな香りから、虜になるようなカカオのビターな芳香が香り立ち、パウダリーでウッディなノートに包み込まれます。ブロンドタバコ、パチュリ、サンタルが、このカカオ・ポルスレナに、様々な感覚に満ち、生き生きとしたシグネチャーをもたらしているのです。

ART EAUオフィシャルHP参照)


<香り>

トップノート・・・ホワイトカカオ、ラム、イモーテル

ハートノート・・・インド産ジャスミン、ブロンドタバコ、ダヴァナ

ベースノート・・・パチョリ、サンタル、トンカビーン


つけた手から引き込まれるホワイトカカオの香り。少し苦味があってとろみを感じる。パリッと噛んだら解けるように溶けていくチョコレートのような。そこに添えられるハーバルな印象。甘くて美味しいカカオの香りはどこか私の中ではセクシーの感じていたのですが、そのイメージが打破された。他では感じられないカカオが魅せる美しさ。宝石のように光り輝くカカオとそれを支える素材のハーモニーは絶品なのです。「ATELIER MATERI (アトリエマテリ)」だからこそ成せる原料の引き立ち方だと感じる。

時間の経過とともにカカオのフォルムは捉えつつも、芳しく肌に溶け込んでいきます。

もったりとした印象はあまりなく、春夏でも個性を光らせる香りとして楽しめる。

ちなみに追記ですが、コラボレーションしたショコラティエはボルドーにいる有名なショコラティエだそう。ディレクターのVéronique LE BIHAN(ヴェロニク・ル・ビアン)は、その方のチョコレートが好きでよく食べていて、そんな彼と完成させた完璧に焙煎されたカカオ。チョコレート好きの方にも是非とも試していただきたい作品です。


個人的にClique Tokyoでお取り扱い中アパレルブランドでのおすすめとしては、「Professor.E (プロフェッサーイー)」を推していきたい。

理由としては、生地の選び方のセンスと巧みな技術を用いられたディティールが魅せるユーモアな印象。伝統を築きつつも新たな風を取り入れ独自の世界観が描き出された作品。その世界観は、構築された技術と日常の出会いから生まれたこの「Cacao Porcelana(カカオ ポルスレナ)」とマッチするのではないかと。このほろ苦い香りは、きっと「Professor.E (プロフェッサーイー)」の世界観をより引き立ててくれるのではと思います。




「Narcisse Taiji(ナルシス タイジ)」


調香師:Marie Hugentobler(マリー・ユジャントブレル)


ナルシスの花は、光と影、活力と繊細な個性を持ち合わせています。マリー・ユジャントブレルは、フランスはオーブラック地方の高山に生える、高品質の珍しい野生ナルシスを選びました。現地の生産者がこの花を1600キロ以上摘み取り、そこからただ1キロのナルシスアブソリュートを抽出します。その香りはデリケートかつロングラステイングです。ナルシス・タイジにおいては、千の顔を持つこの高貴な花の対照的な力に光が当てられています。摘み取られたばかりの花の持つ、植物の爽やかで瑞々しい輝かしい面と、ナルシスの仄暗く野性的な表情を対比させ、レザーとパチョリでアクセントをつけることで、驚くほどの完璧なバランスを保つ、官能的な香水が生まれたのです。

ART EAUオフィシャルHP参照)


<香り>

トップノート・・・洋ナシ、ジンジャー(根)、チュベローズ

ハートノート・・・スイセン、干し草

ベースノート・・・レザー、パリョリ、ムスク


華やかでセクシーそんな言葉が出た。だけど時間を共有していると垣間見える野生的な一面。始まりは搾りたてのジュースのように香りが潤う。それを飲み干していくように肌の上で変化していく。爽やかで透明感がありながらも甘さが存在する。ここまでだとどこか女性らしいのでは?と感じる人も多いかも。でも最初に付け加えた「野生的な一面」それを物語るようにレザーやパチョリが天秤を均一に保ちます。官能的でありながらも清楚。植物の生命の強さを感じる作品。

この香りについては、Clique Tokyoでお取り扱い中アパレルブランドでのおすすめとして「Blanc YM(ブランワイエム)」をご紹介しようと決めていました。理由はシンプルです。

ATELIER MATERI (アトリエマテリ)」のお取り扱いを開始した頃ご来店された、ブランデザイナーの宮内さんが素敵な香りですねと言ってくださったのです。私としても、とても嬉しい瞬間でした。

香水からブランドを知るも良し、アパレルから香水への興味を広げるも良し。香りとアパレルがお互いを引き立て合い、より魅力的な日常になると私は信じてます。

皆様は、香りとアパレルをどのようにレイヤードしているのでしょうか。

店頭へお越しの際は、ぜひそんな話も聞かせてください。




今回はここまで。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

また次回の香水ブログでお会いしましょう。


Clique Tokyo