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2024/11/02 20:13

日々お疲れ様です。

こんばんは長岡です。

待ってくださる方がどれほどいらっしゃったかは分かりませんが、寄り道編第2弾です。
前回はアパレルを始める前と初めて少し経った頃までのお話をさせていただいたと思うので、続きから、、、。

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売上を作れなかった自分は、半年くらい続けてようやく、「流石に給料欲しい」と思うようになり、綺麗事だけでは生きていけないことに
気づきました。そこで、私が当時好きだったインポートブランドたち(アントワープ6にハマってました)を取り扱い経験のあるショップがパルコにできるということで、そちらに面接依頼の連絡をし、いろいろあったのですが結果入社させてもらうことになりました。
結果最初の職場では8ヶ月間働き、辞めますとオーナーに伝えた時、想像通り、大罵倒されました。
「お前には無理」「アパレルそのものをやめた方が良い」など、ここでは書けないようなこともたくさん言われました。
そうはいっても生きていかなければならないので、給料を出すと言ってくれたお店を選びました。
でもだからと言ってダブルワークが終わるわけではなく、諸々の支払いがかさみ、次の職場に移ってからも休みの日は昼に弁当販売のバイトに入り夜はバー、アパレルの日でも早番の日は18:30で終わり19時からバーのシフトに入るという生活を送っていました。更衣室で黒スーツに着替えながら急いで軽食を口に放り込んで出勤していましたね。あとフルタイムというよりは半月ほどしかシフトに入れず、基本給も大学生みたいな給料でした。


新しい職場では少しづつ生きた経験ができるようになっていたと思います。
洋服も自分の得意で好きなものであれば少しづつ売れるようになり、顧客様も少しづつ増えてまいりました。
ですがお店が目指しているブランディングに対して私の接客の仕方や客層がマッチしていないとのことで、
結果お店にはあまり馴染めなかった。他のスタッフは40歳同士の内縁の夫婦の二人だけだったのですが、お店全体としても20代のスタッフが私しかいなかったのもあって、本当の意味で仲良くと言ったら甘い表現になるのかもしれませんが、お店からあまり好かれなかったですし、私も無茶な働き方をしていたので精神的にすり減り続けていたのかもしれません。
自分の売上を、売上報告書上で横取りされていたり、なぜかよくわからない理由で社販制度使用不可になることがあったり、結果7ヶ月で退職することになりました。


アパレルむずっっっ!!


次に働き始めたのは、当時オープンしたばかりの古着屋でした。去年くらいまで大流行りだったノームコアファッションの先駆けみたいなお店で、古着らしいものではなく綺麗なテンションのお洋服と、オリジナルでカットソーを作ったり、現行のドメスティックブランドを一つ仕入れたりと、当時の福岡では新しいことをしていた。そこのオーナーが元々いた古着屋が、私が学生の頃から時々通っていたお店で、そのつながりで入れてもらうことに。当時の自分としても提案がしやすそうな服たちだったし、給料も稼ぎやすそうなイメージの契約だったので、
一緒にお店を盛り上げようと必死に頑張りました。

そしてようやくめちゃくちゃ服が売れるようになりました。ある月では、入店者の10人に9人は何か洋服を買って帰っていたという統計が取れた時もありました。自身もついた。悪戦苦闘しているうちに提案の質も上がり、古着の割には決して単価は安くはなかったのですが、振り返ってもすごく良い経験ができたと思いました。

しかし、給料面が低過ぎた。社販分が少しあるとはいえど、1ヶ月の給料が1万5千円の時もありました。一番稼げた時でも5万円くらいだたと思います。この辺で流石に精神がぐらつきました。給料が欲しければ売上を上げろと言われて育ってきましたから、自分なりに頑張ってはいましたが、限界を感じて、この働き方ではダメだと思い、半年ほどで退職。アパレルから一度身を引くことになりました。
そこから古着屋に入る時と同時期に始めたコールセンターとバーのダブルワークをし、2、3ヶ月ほどしていると、ある転機が。
急に住んでいた大家さんからの郵便がポストに投函されており、中身を読んでみると、
「築年数が古過ぎてもう耐えきれそうにないから引越し代出すから出てってくれ」というもの。
瞬間的に思いました。これで東京に行こう。
その後大家さんとの打ち合わせでその引越し先の範囲や代金の上限に縛りがないことを確認すると、早速東京での就職先を探し始めました。
それももちろん西坂に相談しました。なんならその時点で一度Clique Tokyoで働かせてくださいと進言しています。が、丁重にお断りされ、
いろんな可能性や生活のことを考え、給料を出してくれるところに行こう!という考えでした。もちろんアパレルで。
最終的には西坂が首を縦に振ってくれるかもしれない、、、
でもその最終っていつだ、、?
てか東京の物価って高いよな、、生きていけんのか、、?またダブルワークかな、、とかいろいろ考えましたが、すごくサポートしてくれた人材派遣会社のおかげもあり、ラグジュアリーブランドから3社内定を貰い、一番総合的に良さそうな職場にしました。職場も六本木。
担当の方からも言われましたが、直近の経歴がコールセンターでここに行くのは快挙ですよとめっちゃ褒めてくれた。
そうして引越し代金を一円も払うことなく上京に成功。Clique Tokyoで服を買いまくる日々が始まりました。


東京での生活は想像を遥かに超えて伸び伸びとしたものになりました。給料は良いし、休みも多い。求められるスキルは鬼高いけど、
それでも職場のスタッフ同士の仲も良い。Cliqueのおかげで友達も増えるし、心配するようなことはほとんど無意味に終わったくらいでした。仕事の調子はというと、他者評価でも悪くなかったように思います。ポンコツ的なところもありましたし、やたら凡ミスしたりと
先輩方の手を煩わせることもありましたが、とにかくアパレル一本で働けていることが嬉しかったし、東京で生活できていることも、Cliqueがすぐそばにあることも全部嬉しかったんですよね。がむしゃらに働いていました。
そうしてある日店の喫煙所で西坂と話していると、「新しいスタッフを入れる話が出ていて、候補は長岡で考えている」と。
少々戸惑いましたが、数秒後にはいつ頃から入れそうか話していました。
それから時々入社の話になっては、現実はこういう業務があって、こういう考え方でなくてはだめで、とか
休みは全然無いし、帰りも遅い。そしてここでも言われた。自分の給料は自分で作れ。
怖くなかったといえば嘘になりますが、3年前に抱いた当時の直感は、その時も変わらないままでした。
この道を選んだのは間違いじゃなかった。健康的な動きでも考え方でも無いといえばそうですが、
なんかこう、こうするしかなかったんですよね。ほとんど意地。


そして2024年8月1日、Clique Tokyoのスタッフになりました。
アパレルに転身してから、ほとんど働いてばかりだったということもあり、大学の頃の友達はほとんどいなくなりましたし、
アパレルに進むことを遊びと言われたり、真面目に働けとか、悪口を言われることの方が多かったように感じます。
でもそんな人たちは相手をしなければ向こうから去って行きました。僕の勝ち。
この店のお客様は何かとスペックが高い方ばかりなので、この程度の努力は当たりまえとおっしゃる方もいるかもしれませんが、
私としては、足がもげたら両手で進むくらいの感覚でやってきたつもりだったので少し時間はかかりましたが、なんとかここまできた。

スタートラインに立つのに3年かかりました。

今日で入社してまだ3ヶ月ではありますが、このブログももうすぐで100投稿目になります。
毎日掲載するということに対して、最初はいけるでしょって舐めた感じで捉えていたのですが、実際始めてみてからこんなに難しいものなのかと実感している。でも、いざ始めてみたら、想定の5倍のお客様から「ブログ読んでますよ!」って言われた理内容を褒めてもらえることがあって、実際にしているリアクションの3億倍喜んでいます。

この店に入って、まだまだ自分が貢献できている幅というのは少ないかもしれませんが、支えてくださるお客様と毎日酒を飲みながら、
できる限り多くの爆笑を繰り返して、毎日を幸せなものにしたい。切実に。
でも私だけが楽しくてもダメで、やはりオーナー西坂も楽しそうに毎日を送ってほしいし、右腕の広瀬もそうだし、嫁はんのりささんもそう。みんなが楽しさを毎日のように噛み締めているのを眺めることで、ようやく私は私を認めることができそう。
ぜひこのブログを読んでくださっている画面の向こうのあなた!!

一緒に楽しい毎日を過ごしましょう。
一回でも多く大笑いして行きましょう。

洋服屋という形で皆様と関わってはおりますが、この11年目から先、共に歳を取り、いろんな人生の変遷の中に、この店が、スタッフが、
そして微力ながら私がいることで、大きな生活の一部になれればと、思っております。

それでは、今年も残りあと60日くらいにはなりましたが、最後までぜひ一緒に駆け抜けて参りましょう。
どうぞ11月もよろしくお願い致します。

ではまた次のブログで!!


長岡



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