2025/04/16 19:48
こんばんは、長岡です。
今日も1日、お疲れ様です。
本日は母が東京に遊びに来ていたのでその付き添いを兼ねて休日を過ごしておりました。とは言っても母の友人とのランチに混ざったり、その後は買い物に付き合ったり近況報告をしたりで、めためたに”息子”をしていた。ひさぶりに会ったこともあるでしょうが、今年29歳にもなるのに年々心配性が濃くなる一方で、体調はどうかとか、ちゃんとご飯は食べられているかとか、何回も説明したのに何回も聞いてくるあたりについては、もう半分諦めております。やれやれとは言いつつ、息子ながらしっかりと報告しておかないとさらに不安がるだろうとも思うわけで。でもまあ、山口県宇部市で人格形成期を過ごした一人息子が東京のど真ん中で生活していたら、確かに色々気にはなるもんかとも思うわけで。しかしそんな報告の仕合いをしていたら、最近転んで肩を強打した話とか、ペットの犬が逃げ出して騒ぎになった話とか、父の様子を聞いたりだとか、こっちの方が心配事が増えるわなんて思いながら。家族仲は良い自負はあるのですが、私の両親もなかなかに良い歳なので、一緒に過ごせる時間は大切にしないとなとも思うんですよね。早くこれまで時間とお金を費やしてもらったお礼をしっかり出来るようにでけえ大人にならなくては。そんなことを思いながら満面の笑みでるんるんしている母を見ていて思いました。皆様は家族との時間はいかがお過ごしでしょうか。それにおいての価値基準はもちろん人それぞれなので、正解という正解はないような気もしますが、久しぶりにちょっとでも連絡を取ってみると、向こうは嬉しいもんなんじゃないでしょうか。これも人によるのかな。少なくとも長岡は、やっぱり良いもんだと思いましたね。こういうの。
さて、そんなホクホクしている最中、ここ最近世間が再注目を集めているピースがあります。スキニーパンツです。トレンドは回るもので、暫くの間ワイドパンツブームが長きにわたり続いており、トレンドというよりはもはや定番になってきていたところですが、再び注目され始めてきているカテゴリーを、当店にある商品の中で最もこの手のアイテムに強いブランドD.hygenより、今季最高品番から2色まとめてご紹介致します。


先に申し上げておきますと、スキニーパンツを持っていない方、買ったことがない方、食わず嫌いは私の中のちゃんみなが「NG」と声高らかに申しております。意味がわからないでしょうが、ついてきてください。もしくは曲を聞いてくれれば幸い。各サブスクにて配信中です。
とにかく!まずは触れてみなければ、履いてみなければ、良さなんてものはわからないものです。

[D.HYGEN] (ディーハイゲン) ST107-0325S Product Processed Stretch Denim Straight Slim Pants
size / 2
color / black
cotton 98% polyurethane 2%
ウエスト : 82
総丈 : 105
股上 : 30
股下 : 84
わたり : 28
color / black
cotton 98% polyurethane 2%
ウエスト : 82
総丈 : 105
股上 : 30
股下 : 84
わたり : 28
まず触れておきたいのは、このデニムに施されたプロダクト加工。ヴィンテージのような色落ち、フェード、ヒゲ……そういった“よくあるユーズド感”とは、一線を画す仕上げ。これは偶然に見える計算なわけなんですね。あくまで意図的に“穿き込まれた時間”を描き出すことで、視覚的な説得力を生んでいる。素材には、ストレッチ混のコットンデニムを使用。中厚生地ながら、驚くほど柔らかく、そしてしなやか。
デニム特有の無骨な風合いはそのままに、穿き心地だけがまるでスウェットのような快適さを持っている。このバランス感覚が、まさにD.hygenらしさな訳です。シルエットはスリムストレート。脚に沿うような細身ですが、野暮ったさは一切ない。ウエストから膝にかけてはタイト、そこから裾にかけて微かに余白を残す。この緩急が、パンツ全体の“立体感”を演出している。


ブランドらしさを体現するようなこのパンツは、まさに退廃的で雄々しい男性像を彷彿とする一本。ブランドが大事にしている”緊張主義”というテーマを具現化したようなアイテムです。このブランドのことを好きである人間としては、このパンツの魅力を説明せずしてこのパンツの良さは語れません。緊張感漂う佇まいの中に、都会的に着こなす上での大切な着心地も感じる、まさに体操選手くらいの体幹の取れたバランス感覚なわけなんですね。


[D.HYGEN] (ディーハイゲン) ST107-0325S Product Processed Stretch Denim Straight Slim Pants
size / 2
color / indigo
cotton 98% polyurethane 2%
ウエスト : 82
総丈 : 105
股上 : 31
股下 : 81
わたり : 25
color / indigo
cotton 98% polyurethane 2%
ウエスト : 82
総丈 : 105
股上 : 31
股下 : 81
わたり : 25
加工によって生まれる陰影とあいまって、脚のラインそのものを彫刻のように見せてくれるこの視覚的な効果は、ただ細いパンツには出せなません。加工のムラ、フェードの濃淡、ステッチの粗さやディテールのクセ。それらは全て“狙って不完全”に作られているのです。だが不思議と、それが美しい。言ってしまえばこのパンツは、「整えすぎない」ことを美意識としてデザインされているわけなんですね。その荒さに、ストリートやパンク、インダストリアルな空気が香ります。
こちらのインディゴはブラックとはまた全く違うニュアンスを感じさせます。よりカジュアルな印象を持ちながら、ブラックよりもさらに幅広いジャンルの中で活躍してくれるアイテム。ブラックだとダークすぎるという方にはぜひインディゴを合わせてみて欲しい。インディゴの方がより色むら感だったり生地ごとのニュアンスの絶妙な違いがわかりやすくなっているため、汎用性が高いわけなんですね。


どうしてもダークで退廃的な印象のあるD.hygenですが、このようにカジュアルの畑も併せ持ちます。ライトなスニーカーと合わせてより活きてくるのはインディゴの方かもしれません。世界観重視というよりもカジュアルな手札との相性を優先させたいという方にはおすすめしたい一本ですし、スキニーパンツを買ったことがない方でも勧めたいアイテムですね。

日常に溶け込むようでいて、確かに“異物感”を残す一本。シルエット、素材、加工。全ての要素が削ぎ落とされ、磨かれ、それでいてどこか暴力的な存在感を宿している。「ただのデニム」と呼ぶには、あまりにも完成されすぎている。今季の軸となる一本として、クローゼットに迎え入れてほしい。


いかがでしたでしょうか。散々長きにわたってゆったりとしたパンツばかり履いてきたかたが多いでしょうから、スキニーなんて、、、って思う気持ちはわからなくもないです。しかし、これから先、これまで良しとされてきたものがそうでもなくなったり、逆に良いとみなされてこなかったものが最高と言われたり、時代や価値観は思っているよりも簡単に、そして早く変わっていくものです。先んじてClique Tokyoでは、既にスキニーパンツの魅力を十分にわかっているため、このように熱量高く説明申し上げている次第でございます。きっかけはなんでも構いません。騙されたと思って、タイトシルエットの美学に共感してくれる方、ぜひ店頭でお待ちしております。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
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