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2025/04/24 19:39

こんばんは、長岡です。

今日も一日、お疲れ様です。





最近ありがたいことにトップスがどんどんなくなっているおかげで、全身丸々店頭でご案内可能な商品の着画がほとんどなくなってしまい、大感謝でございます。なので、今回はある1本のデニムに集中してご案内しようかと。個人的に今季各ブランドより入荷してきたアイテムの中でもトップランクに推しているアイテムです。そんなデニムパンツを、Professor.Eよりご案内致します。

[ Professor.E ](プロフェッサーイー) 25SS-PE-TRL-05 E-CUT JEANS(COLD DYED GREY)

size / 48
color / cold dyed grey
cotton 100%
ウエスト : 81
総丈 : 115.5
股上 : 28.5
股下 : 83
わたり : 30

まずコールドダイという手法ですが、その名の通り、常温もしくは低音で染色するやり方のことを言います。通常の高音で染めるやり方よりも、色が入りにくく、時間がかかるんですね。これの何が良いかって、まずは独特な色ムラが出ます。しっかり染まりきらないことで、不均一な染まり方になるため、ヴィンテージ感が出るんですね。なので、個体ごとに絶妙な違いが生まれるのもロマンの一つだと思います。そして経年変化が出やすいわけです。履き込んでいくたびに色合いが少しづつ変化し、その成長過程を楽しむことが出来ます。だんだんと味わい深くなっていくものに惹かれがちな方は絶対好きな手法ですね。

Professor.Eはこの手法を有用的に生かすことで唯一無二の仕上がりのプロダクトを数多く生み出しておりますが、今季のラインナップでいくとこのパンツが特別に好きですね。カラーはもう一つ闇落ちしたグリーンみたいな色のものも入荷しておりますが、このグレーの方も捨てがたく魅力的です。

一見するとスタンダードな5ポケットデニム。しかし履いた瞬間、どこか重力から自由になったようなバランス感に驚きます。腰回りから太腿にかけては程よくゆとりを持たせ、膝下で急激にスッと抜けるE字型のライン取り。無駄に太くもなく、かといって細さを売りにもしい、“気配で魅せる”立体設計が、このジーンズの芯な訳なんですね。


何よりたまらないのがこのシワの溜まり方です。カーブするように作られたパターンから生まれる湾曲したシワが、膝上まで巻き付くように形成し、絶妙な違和感を生み出します。通常通りの作られ方をしたパンツからでは絶対にありえない溜まり方をしてくれるんですよね。つくづくデニムというアイテムはいろんな魅せ方がありますが、アルチザン的な思考を結びつけたものづくりをすると、こんなにも他にはない仕上がりになるんですね。

生地を結びつけるオーバーロックステッチも、この全体の退廃的な雰囲気を生み出している所以の一つでです。このステッチ周りが絶妙に染まり切ってないのが目立つのも美しい。一見わかりづらいエレガンスが眠っているのです。


今回はスニーカーで合わせましたが、ゴツメのブーツなんかと合わせていきたい。せっかくであれば、しっかりと雰囲気や世界観を演出していきたいものですからね。モードでもなく、ワークでもなくラグジュアリーデニムとも違う。Professor.Eは“どこにも属さない場所”で服をつくっています。だからこのジーンズも、白シャツを合わせれば男性らしくもキリッとした空気に。レザーと合わせれば雄々しくもアンニュイに振れる。コーディネートの主張を邪魔せず、それでいてしっかりと「ムード」を作る。そんな絶妙な立ち位置の一本ですね。


このパンツは、おそらく何回も穿いて色が褪せてきた頃にこそ本領を発揮すると思っております。買った瞬間がゴールじゃない。むしろスタート地点。それこそが、このジーンズに込められた“育てる服”という価値観であり、Clique Tokyoのフィルターを通したアーティザンスタイルの真髄な訳なんですね。冷たい染料と静かな意志で染められたこの一本が、あなたの日常を静かに、そして確かに、更新してくれることを願っております。


いかがでしたでしょうか。このテンションのデニムパンツであれば今からの季節大活躍してくれること間違いなしですので、ぜひ一度試着してみてください。実際このパンツこそラックにかかっているだけではどんな形になるか全くわからないですからね。バナナみたいな形しているし。バナナみたいなパンツってのがカッコよくなるわけですから、世の中不思議なもんです。一見するとよくわからないものこそ、実は魅力的なものばかりなのかもしれませんね。

それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。


長岡



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