2025/04/26 19:33
こんばんは、長岡です。
今日も1日、お疲れ様です。
本日からHidaleの25AWの受注会を行っているのですが、そんな中でも店頭のアイテムについて語るのが当店流なので、今回もいつも通りすぐにお持ち帰りいただけるアイテムの商品紹介させていただきやす。今回はD.hygenより、今季入荷したアイテムの中でも個人的に推している商品について延々と語ってまいります。その名もPigment Coated Ramie Stretch High Neck Coat。一見すると荒々しい印象があるかと思いますが、ちゃんと着てみるとそこにあるのは静かな意思を感じます。D.HYGENの今季を象徴するこのコート、風化した建造物のような佇まいが重厚感を感じる仕上がり。表面に塗り重ねられたピグメント(顔料)コーティングは、布というよりも“地層”に近い印象で、無骨でありながら、どこか有機的。そんな矛盾を孕んだ一着なのです。


[D.HYGEN] (ディーハイゲン) ST106-0225S Pigment Coated Ramie Stretch High Neck Coat
size / 3
color / black
ramie 74% nylon 23% polyurethane 3%
color / black
ramie 74% nylon 23% polyurethane 3%
着丈 : 101
肩幅 : 41.5
身幅 : 64
袖丈 : 57
肩幅 : 41.5
身幅 : 64
袖丈 : 57
ラミー×ストレッチ素材に施されたピグメント加工。ベースになっているにラミーにストレッチを効かせることで、見た目のハードさとは裏腹に、身体には優しい着心地なんですね。そして最大の特徴が、全体に施されたピグメントコーティング。これは染料ではなく“顔料”を使って、あえてラフに、不均一に色をのせる加工技法です。時間と共に少しずつ擦れたりして、着る人ごとの経年変化が楽しめる。「着て終わり」じゃなく、「着ることで始まる」。まさに、“育てるコート”という言葉がしっくりくる仕上がりです。

構築的なのに、無理がないハイネックの立ち上がりや、ウエストのシェイプ、裾の丈感。どこを切り取っても構築的なラインなのに、着た時のフィット感は驚くほど自然。D.HYGENの服は、“デザインの主張”と“実用性”のバランスが本当に巧みなんです。風を遮り、シルエットを保ち、でも脱ぎ着はノーストレス。都会と野性の間を行き来できる、そんな仕様なわけです。

着こなしはモノトーンでもレイヤードでも。インナーを黒やチャコールでまとめれば、ストイックな印象に。逆に、白シャツや異素材レイヤーと組み合わせれば、アーティザナルな雰囲気に振れる。足元は重めのブーツもいいし、あえてスニーカーで“力を抜く”のも面白い。クセはある。でも、受け入れ幅が広いんです。

D.HYGENらしい“緊張感”はそのままに、今季のコートは、素材と加工と設計、すべてが高密度で絡み合った一着。男らしい服だけど、どこか知性を感じさせる。アートでもなく、ワークでもなく、「D.HYGENの世界」としてしっかり存在している。着るたびに、表情が変わる。着るほどに、自分の一部になっていく。この服は、そういう“時間軸”の中でこそ、完成していくのだと思います。

いかがでしたでしょうか。
まだ夜や早朝は冷え込む季節なので、この組み込まれた精密なパターンをぜひ体感してみてください。スプリングコートのように着回しが出来て、これからの時期であればカットソーの上からサラッと着用するのも便利です。簡単に作り上げられる世界観は便利で合理的です。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
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