2025/05/11 22:47
こんばんは、長岡です。
今日も1日、お疲れ様です。
本日は急遽体調不良につきお休みいただいておりました。一昨日から喉が腫れ上がってしまい、微熱が出てはいたのですが身体は動けたので出勤しましたが、熱が上がって如何にもこうにも動けなくなってしまったのであえなくお休みさせていただきました。本日ご来店いただいたお客様にはご案内ができず誠に申し訳ございません。同じことを他人がすると迷わず休めと言えるのですが、自分のことになるとどうも資本である身体を蔑ろにしてしまう癖がございます。なんか最悪自分が壊れればいいみたな発想があるんですよね。絶対良くないんですけど。結果的に日曜日にも関わらず店舗に迷惑をかけている形になっているので、どうにか明日以降挽回できるようにSNSの更新以外は身体を休めておりました。あとこのブログの下書きの続きを完成させて21時半にアップできたはずなんですが、Wi-Fiの調子が急に悪くなったせいで下書きがぶっ飛び、ガクッとしながらウォーターサーバーに水を注ぎ直してベッドに戻る際にこけてパソコンの画面にグラスが当たって画面にヒビが入るという踏んだり蹴ったり具合。本当に可哀想。
大きい声で泣き叫びたい気持ちを押し殺し、この記事を書き終えたらそのまま気絶するように寝ようと思います。


[Nomàt] (ノマット) 25SS N-J-12 Mini Trucker Jacket (Extreme bleach)
size / 3
color / Snow White
cotton 100%
着丈 : 53
肩幅 : 46
身幅 : 53
袖丈 : 67
color / Snow White
cotton 100%
着丈 : 53
肩幅 : 46
身幅 : 53
袖丈 : 67
まずは、トラッカージャケットの方から。名前にもある“Extreme bleach”の言葉通り、元々は濃いインディゴだったであろうデニムを極限までブリーチして生まれた作品。「白いジャケットを作る」というゴールに対して、「白色に染める」という方法ではなく、「色を抜くことで白を表現する」という発想の元に生まれた結果、白色に染めるというやり方では決して生まれるはずのない色むらが生まれております。これがNomàt のクリエイションの冥利です。インディゴから脱色することで、シームやステッチ周りにうっすらかつてのインディゴが浮き出ており、その淡さの中にちゃんとコントラストがあるのがなんとも素敵ですよね。ただの白いジャケットなのではなく、作品としての品格を感じます。一見カジュアルな表情のようで、その結末に対するアプローチに関しては極端にストイック。一切の妥協を許さないという姿勢を感じながら生まれるにしては可愛い顔をしているので、このユニクロ萌えが、いや、ギャップ萌えが実に良い。
シルエットはMiniの名の通りショート丈。トラッカージャケットらしい骨格を残しつつ、丈感を詰めてコンパクトにまとめているので、パンツにもスカートにも、ワンピースの上にも羽織ることが出来ます。軽やかに見えるのに実はディテールの詰まった一着で、着る人のスタイルに応じて、「あえてのラフ」も「削ぎ落としたストイック」も演出できる、不思議な存在感がある。


[Nomàt] (ノマット) 25SS N-D-01 Camisole Dress (Jacquard)
size / 2
color / black
cotton 65% polyester 30% rayon 5%
[parts]
linen 100%
総丈 : 129.5
身幅 : 42
color / black
cotton 65% polyester 30% rayon 5%
[parts]
linen 100%
総丈 : 129.5
身幅 : 42
そしてもうひとつは、今回の目玉であるJacquard(ジャカード)織りのキャミソールドレス。シルエットは直線的なのに、纏ったときの空気がどこか柔らかいのは、生地のニュアンスによるところが大きいです。二層になっている生地の表の生地を剥がすように切り取ることで、「柄を入れる」のではなく「輪郭を切り取ることで必然的に浮立たせるようにして柄を表現する」というアプローチ。もうお分かりですね皆様。そうです。先程のジャケットとやり方が似ているではありませんか。このテクニックそのものをセットアップにするという技ありすぎて審査員も見逃してしまいそうなスタイルなわけですよ皆さん。目の付け所がAppleすぎる、いや、シャープすぎる。
胸元から裾にかけてはストンと落ちるラインで、身体の輪郭を拾いすぎず、重ね着にも最適です。インナーにタートルネックやTシャツを仕込んでも成立するし、ジャケットの下から覗かせてもサマになるんですよね。そんなふうに重ね着すると、真夏を超えたシーズンでも着用できてしまう。しかも、素材にしっかりとした落ち感があるので、動いたときの揺れ方もどこか静かで美しい。


極端にブリーチされたデニムと、柔らかなジャカードのドレス。硬さと柔らかさをミックスさせたこのスタイルは、トレンドや正解を意識せずとも成立する素晴らしいアイテムたちと言えます。無骨と繊細。けれどNomàtのフィルターを通すと、それは“相反するもの”じゃなくて、“ひとつの物語の両側”なんですよね。洋服を着用する上で、どのポイントにおいてどう表現するかと考えた時、わかりやすいデザイン性なのか、カラーバランスなのか、生地なのか、はたまたサイズ感やシルエットなのかは様々ですが、Nomàtはここに「作成過程」というカテゴリーを追加します。しかし最終的に表現されるものというのは上品で少し儚げで暖かみを感じる世界観。これが「なんか良い」につながっているのだと思います。

いかがでしたでしょうか。更新が遅くなってしまい申し訳ございません。また明日からも、皆様のお越しを心よりお待ちしております。職業病的に何か日本語遊びできないかと考えていたら熱が上がりそう。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
おやすみなさい。
長岡
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