2025/05/15 19:18
こんばんは、長岡です。
今日も1日、お疲れ様です。
クリーンな空気の中にも確かなこだわりとクオリティを感じていたいと思います。ただの何もないシンプルなものは年月が経つと退屈になってしまう可能性がある。ブログでも店頭でもそうですが、あくまでお洋服が好きな方に向けた内容なのでこの記事を読んでいる方はある程度玄人ファッションを好まれる方が多いとは思っております。そこで、男性でも女性でも簡単に素敵になれる春夏スタイルをご案内する上で2型ご紹介致します。5月は皆様いかがお過ごしでしょうか。先月のkujakuの受注会でたくさんの方にお会いする4日間を過ごして以来、最近お会いしていない方のことを思ってコーヒーを飲むと夜も眠れないし食べ物を食べて飲み込んだら口の中からなくなっちゃうんですよね。また店頭でお会いできることを願っております。近々。

[Nomàt] (ノマット) 25SS N-B-09 Accordion pocket shirt
size / 3
color / black
cotton 100%
着丈 : 84.5
肩幅 : 57.5
身幅 : 65
袖丈 : 59.5
color / black
cotton 100%
着丈 : 84.5
肩幅 : 57.5
身幅 : 65
袖丈 : 59.5
ミニマルな印象から少しの違和感を感じるのはポケットの存在感があるからです。商品名にもある通り、胸元にはアコーディオン構造の立体ポケットが配置されていて、建築的な空間美を感じさせます。ただの大きいポケットではないのです。内側に折り込まれたプリーツが動きに合わせてわずかに開閉し、服に“呼吸”をもたらしてくれる。ミニマルなシャツの中に、密やかな躍動が宿る。このバランス感が実にNomàt的です。シルエットは程よくワイド、肩は少しドロップしつつ、着丈は長すぎず短すぎず。シャツというより「アウターのような存在感」をもった1枚に仕上がっています。これはオーバーサイジングな作りをしているのではなく、ふっくらとした身頃周りに対して少しシャープな印象のアームの設計なので、着膨れするような作りではないのが魅力です。
素材には、ナチュラルな質感を持ちながらもややハリのある平織生地を使用。シワになりにくく、風に揺れたときの陰影も美しい。襟はスタンド気味で、ボタンを開けても閉じてもサマになる構築的な仕立て。シャツという型にとらわれない自由さと、クラフト的な精密さが同居しています。


[Nomàt] (ノマット) 25SS N-P-13 Straight Pants (Jacquard)
size / 4
color / black
cotton 65% polyester 30% rayon 5%
[parts] linen 100%
[lining] cotton 100%
ウエスト : 76
総丈 : 108
股上 : 34
股下 : 78
わたり : 36
color / black
cotton 65% polyester 30% rayon 5%
[parts] linen 100%
[lining] cotton 100%
ウエスト : 76
総丈 : 108
股上 : 34
股下 : 78
わたり : 36
セットアップでの提案として生まれたN-P-13のパンツは、履いた瞬間にそのテキスタイルの強さに引き込まれます。全体は一見プレーンなストレートシルエットですが、生地に使われているのはNomàtオリジナルのジャカード織り。近づくと浮かび上がってくる繊細な文様なのです。
そのモチーフは、植物や風景を抽象化したようにも見え、自然のリズムと人工的な幾何学の中間のような、不思議な調和を持っています。形自体はごくごくシンプル。センタークリースもなく、裾に向かってまっすぐ落ちるシルエットは様々なトップスの空気を綺麗にまとめ上げてくれます。ウエストまわりもすっきりしていて、シャツをタックインしてももたつかないのが嬉しいポイントです。素材感が主張する分、ディテールは徹底的にミニマル。ポケットも目立たず、ステッチも控えめ。「素材そのものを主役にしたい」というデザイナーの静かな意志が感じられる一本です。

同系色でまとめられたトーン、控えめな素材のコントラスト、そしてシャツの立体ポケットとパンツのジャカード織りが絶妙にぶつからず、響き合います。主張しすぎないのに、しっかり記憶に残る服というNomàtの本質が詰まったスタイリングになります。都会的で洗練された印象ながら、どこか土っぽさや静けさを感じさせるのも、Nomàtらしいポイント。スタイリング次第でモードにも、アートにも、ナチュラルにも振れる柔軟性を持ちつつ、一貫して自分らしさを保てる。そんな不思議な懐の深さが、この2アイテムにはあります。どちらも単体で成立する完成度を持ちながら、セットで着ることで真価を発揮するような、そんな奥行きのあるプロダクトです。
何を着るか”ではなく、どう在るかに寄り添ってくれるような、静かで力強い一着。無駄を削ぎ落とした先に立ち上がる、美しい構造体のような服。Nomàtが生み出す「静かな存在感」を、ぜひあなたのワードローブで感じてみてください。

いかがでしたでしょうか。ここ最近の服装の気分が変わっている方も大勢いらっしゃいますから、ぜひ店頭でその気分の代わり具合をお話しさせていただければと思います。長岡としても気温が上がってきてやりたい服のテンションも変わってきたので、いろんなお話がさせていただきたい物です。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
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