クジャクらしさがぎゅっと詰まった、存在感のあるロングコートです。C-698は、墨染め特有の深みある色合いが美しく、一枚の水墨画を纏うような静けさと力強さを持ち合わせています。マオカラーのミニマルな首元と、ストレートなシルエット。余計な装飾を排しながらも、立体的に仕立てられた身頃と袖が、動いたときにふわりと流れるような美しいドレープを生み出します。このコートは、ただ「羽織る」だけではありません。生地の持つ静かな表情、墨染めの濃淡、そしてその奥に潜む有機的なムードが、着る人の感情にまで影響を与えるような、不思議な存在感を放ちます。見れば見るほど語りかけてくるような不思議な佇まい。クジャクのアイテムを初めて手に取る方にも、長く愛用されている方にも、しっくりと馴染むはずです。

名の通り、ブランドを象徴するような一枚。もう何度もご案内させていただいていることと思います。それなりの頻度でこのブログを読んでくださっている方からすれば、もはやご存知すぎるアイテムだと思います。基本的に長岡の春夏の１週間のうち半分はこのシャツを着ているのではないかと思うほど、持っているのは当たり前のレベル。確実にワードローブの質感を高め、生活のレベルを上げてくれる必需品です。今回ご紹介するこれは当店限定版。通常のコレクションには存在しない素材感で、ディテールに至るまで細部にこだわりが詰まっています。

ゆったりとした身幅に対して、肩から袖へとすっと流れるラインがとても美しく、まるで身体をふんわりと包み込むような感覚。軽やかでしっとりとした生地感は、まるで空気と共に動くように柔らかく、着る人の動作を一層美しく見せてくれます。前立ての見せ方、ボタンの配置、背中のタックの入り方など、シンプルなのに随所に“らしさ”を感じさせる設計。デザインとしての主張は控えめながら、その余白の中に品と空気感が宿ります。他にはない、ちょっと特別なシャツを探していた方にぜひ袖を通してみてほしい。きっと、このシャツが“ただの日常”を少し豊かに変えてくれるはずです。

一見シンプルに見えて、よく見ると仕掛けられている一本。レイヤードデザインが際立つハーフパンツで、ベースのショーツの上に、スカートのようなレイヤーが重ねられたユニークな構造。この“重ね”が生むのは、単なる装飾ではなく、動いたときの立体的な陰影や、独特のリズムです。歩くたびに、裾がふわりと揺れて、静かに存在を主張してくれる感覚があります。また、腰まわりは程よくゆとりがありつつ、レイヤードのバランスによって縦長のシルエットを強調。ハーフパンツというカテゴリでありながら、スタイル全体をすっと伸ばしてくれる視覚効果も。

Tシャツやシャツ、ロングコートと合わせても負けない力強さを持ちつつ、どこかアンニュイで落ち着いた雰囲気も忘れていない。クジャクらしさが宿ったボトムスです。ショート丈のパンツでこのデザインのバランスをかますところが技ありですよね。