2025/05/22 19:20
こんばんは、長岡です。
今日も1日、お疲れ様です。
皆様大変なビッグニュースです。これはもうとんでもない。日本中を沸かせる大ニュース、世界中で人気を誇る、今となっては知らない人の方が珍しい『Bad Guy』でお馴染みビリー・アイリッシュ様が緊急来日ライブをさいたまスーパーアリーナで開催されるというビッグニュース。人だけは知っているという方も大勢いらっしゃるでしょうから、ざっくりとどんなアーティストなのかをご説明させていただきます。
ビリーはアメリカ出身のシンガーソングライターで、ダークポップやエレクトロポップといったジャンルに分類されることが多く、ウィスパーボイス(ささやくような歌声)と不穏なサウンドが特徴です。2019年に発表したメジャーデビューアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』が世界中で大ヒットし、その中に先ほど申し上げた彼女の代表曲『Bad Guy』も収録されています。
2020年、18歳でグラミー賞主要4部門(最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞、最優秀新人賞)をすべて受賞という史上最年少の快挙を達成。さらにその存在を世間に幅広く認知させるきっかけとなりました。個人的にもビリーの曲はメジャーデビューする前から好きで、知ったきっかけは2016年に発表したアルバム『don't smile at me』に収録された『ocean eyes』という曲が、前向きな浮遊感を感じるサウンドとどこか寂しそうで切なそうな彼女の歌声がマッチしていて、現実逃避したくなる精神状態を肯定的に捉えられたような感覚になったのを覚えています。実際の曲の内容的には、恋をしてしまった相手に対する不安とその状態の美しさを表現した曲なので、当時失恋したばかりの長岡君にはピッタリだったわけなんですね。ほーーんとつらかった。
またビリーはファッションスタイルでも注目を集めています。ゆったりとしたビッグシルエットの服やユニークなカラーリング、ジェンダーレスなスタイルなど、従来の女性アーティストのイメージにとらわれない自由なファッションも注目されています。後にフェミニズム的なメッセージを込めて、あえて身体のラインを強調した衣装も着るようになるなど、自己表現の変化も話題になりましたね。
楽曲やインタビューを通じて、精神的な葛藤、社会問題、環境問題、ボディポジティブムーブメントなど、多くのテーマに対してオープンに語る姿勢も支持されています。カルチャーに対する意識もありながら、今やUSどころかワールドシーンにおいて欠かせない存在となった彼女の曲は、長岡としても定期的に接種していて、ここからしか摂れない栄養があるといった感じ。洋楽に抵抗がない方はぜひ聴いてみてください。そしてなんとかして長岡は彼女のライブに行こうとしているので、もし参加される方はぜひ一緒に盛り上がりましょう。

さて、気分的には全然ここでブログを終えたいくらいの気持ちなのですが、本業に戻ります。好きなものをご紹介するという点では毎日やっていることと変わりありませんから、勝手に終わった気でいました。今回ご紹介するのは、テーラードジャケットとデニムパンツの相性について語っていこうという内容。説得力のある佇まいながら人懐っこい雰囲気になるのがこのスタイルの特徴ですが、それをKLASICA のジャケットを中心に組んだスタイルでご案内致します。

[KLASICA] (クラシカ) 25s-SJK-B11 Layered front Short Jacket
size / 3
color / Matt Black
wool 50% hemp 50%
[lining A] cotton 100%
[lining B] cupra 100%
着丈 : 69
肩幅 : 45
身幅 : 60
袖丈 : 70
color / Matt Black
wool 50% hemp 50%
[lining A] cotton 100%
[lining B] cupra 100%
着丈 : 69
肩幅 : 45
身幅 : 60
袖丈 : 70
フロントのレイヤードデザインが目を惹くテーラードジャケット。一見するとミニマル。けれど、袖を通した瞬間に普通じゃない空気を感じていただけるはず。それがKLASICAのこのショートジャケット。ボックスシルエットをベースにしながら、前立て部分にはレイヤードを思わせるフラップ構造が組み込まれ、見る角度によって表情が微妙に変わります。フェイクレイヤードというのはしばしばチープになりがちですが、新しいテーラードジャケットの形を思わせるほど自然な佇まいで、着用時の違和感はプラスなものにつながります。素材には、シーズンらしいドライな質感を持つウール混の生地を使用。春夏に向けた軽やかさはありつつも、決して“薄さ”に頼らない。生地の表面にはほんのりとムラ感があり、こうしたテクスチャーのある表情は、単なる黒やグレーでは表現できない奥行きを持たせてくれます。丈感は少し短めながら、肩幅にはややゆとりがあり、シャツやカットソーとのレイヤードも自然に楽しめるバランス。まさに、“抜け感”と“構築性”の絶妙な交差点に立つ一着です。


[Blanc YM] (ブランワイエム) BL-25S-SDWP Silk Denim Wide Pants (Black)
size / M
color / black
silk 78% cotton 22%
ウエスト : 82
総丈: 98
股上 : 39
股下: 64.5
わたり : 36
color / black
silk 78% cotton 22%
ウエスト : 82
総丈: 98
股上 : 39
股下: 64.5
わたり : 36
Blanc YMが展開するこのシルクデニムワイドパンツは、ラフに見えて上品であり、そのギャップにハッとさせられる一本です。まず特筆すべきは、生地の独特なタッチ。シルクを交織したデニム生地は、一般的なデニムよりもずっと柔らかく、肌あたりがとにかくしなやか。穿いたときの落ち感はナチュラルで、それでいて生地自体には確かなコシがあるので、シルエットがだらしなく崩れることはありません。ワイドパンツといえばボリュームが気になるところですが、このパンツはウエスト周りは程よくフィットさせつつ、ヒップから裾にかけて綺麗にワイドに広がる設計なので、太さもありながら野暮ったさを感じない仕上がりです。ブーツにもスニーカーにも合う万能な丈感で、足元での遊びも楽しめます。そしてこのブランドらしいディテールとしては、ウエスト周り。ウエストベルト付きでありながらドローコードを配置しているので、着脱も楽ですし、お好みのベルトがあれば、付属のベルトを外して付け替えてもいいとは思います。カラーはマットなブラック。いわゆる真っ黒ではなく、素材の陰影でわずかに光を反射するため、のっぺりせず、動くたびに深みのあるニュアンスが現れます。

KLASICAの構築的なショートジャケットに、Blanc YMの流れるようなシルクデニム。相反する質感ながらも、どちらも存在感を持つアイテム同士。シンプルに組み合わせるだけで、意志のあるスタイリングが完成します。たとえば足元はスリムなレザーシューズで締めても良し、ローテクスニーカーで少し力を抜いても良し。

派手さではなく、静かな格好良さを求める人にはもってこいの2型です。見せびらかすのではなく、じわじわと伝わる深みを楽しむ服。そんな選び方ができる方にこそ、手に取ってほしい。

いかがだったでしょうか。良いものは年中よく見えて参りますね。絶妙な季節感にも問題なく活躍するアイテムですので、この機会にぜひ袖を通してみてください。最後のこの着画の自分の表情が生意気すぎて癪にさわる。もっと写真に映る上での表情作りを頑張りたいところです。多分そんなに気にしなくていいんでしょうけども。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
↓↓↓ 前回のブログははこちら ↓↓↓
【A.F ARTEFACT(エーエフアーティファクト)】夏に着るウール
< https://cliquetokyo.fashionstore.jp/blog/2025/05/21/190000 >
↓↓↓ BLOG TOP PAGE ↓↓↓
<https://cliquetokyo.fashionstore.jp/blog>
↓↓↓ ONLINE SHOP TOP PAGE ↓↓↓
<https://cliquetokyo.fashionstore.jp/>
〒150-0014
東京都渋谷区神南1丁目15-12
秀島ビル2F
#cliquetokyo
Clique Tokyo公式SNSで多くの情報を公開しています。ご覧いただければ幸いです。
Instagram / https://www.instagram.com/cliquetokyo/
X(Twitter) / https://twitter.com/clique_tokyo
280