2025/05/23 19:42
こんばんは、長岡です。
今日も1日、お疲れ様です。
皆様、緊急のご報告です。先日も似たような書き出しでしたが、今回は、もっと真面目なお話。いや、ビリーに対してふざけているとかでは無いんですけどね本気で好きなので。タイトルにもある通り、当店でも取り扱いのあるブランドである11 BY BORIS BIDJAN SABERIの本来ラインであるBORIS BIDJAN SABERIより、2025年の7月を持って営業を停止すると発表致しました。アルチザンブランドという枠組みを超えてラグジュアリーにまで上り詰めたボリスは、ファッションの世界において多大なる貢献をしてくれ、その存在を幅広く世間に認知させたことで有名ですが、当店スタッフを含め、数多くのお客様にこのブランドを(当店の場合は11 BY BBSを)ご案内し、ご購入してくださる方も多かったので、ショックを受けたお客様も少なく無いのではないかなと思います。私自身、数多くこのブランドの服を集めていましたし、このブランドの服を着て出かける時は自信が湧いて、高揚感に包まれる良いモノづくりをしていたと思っております。皆様の頭の中のイメージとしては、当店のボリスのイメージはやはりスニーカーだったと思います。スタッフは全員持っておりますし、私は本ラインを含めると3足、オーナー西坂は4足持っていたため、「Clique Tokyoといえば11 BY BBS × salomon」とおっしゃっていただける方も多かった印象です。
デザイナー本人の声明として、”これは終わりではなく、他の形で継続していきます”といっているので、何かしらの形でまた洋服業界に戻ってきてくれることを祈るばかりです。
そこで、今回は当店が長きにわたってご案内し続けてきた名コラボスニーカーについてご紹介させていただきます。その前にまずは、これまで当店で11 BY BORIS BIDJAN SABERIをご購入してくださった皆様、本当にありがとうございました。ブランドが終了してしまうこと自体は大変悲しいニュースではございますが、大好きなブランドを終了間際まで皆様にご案内できること、誇らしく思います。最後にオンラインページのURLも載せておりますので併せてご覧くださいませ。


[11 BY BORIS BIDJAN SABERI] (イレブンバイボリスビジャンサベリ) 11by Boris Bidjan Saberi × SALOMON BAMBA2 LOW / OBJECT DYED (ICE GREY)
size / UK9
color / ICE GREY
アッパー / テキスタイル
ソール / ラバー
アウトソール : 31
ワイズ : 11
全高 : 11
ヒール : 4
color / ICE GREY
アッパー / テキスタイル
ソール / ラバー
アウトソール : 31
ワイズ : 11
全高 : 11
ヒール : 4
下記のオンラインページのURLから飛んでいただければ一目瞭然ですが、もうほとんどの商品が旅立ってしまっていて、スニーカーに関してはこのアイスグレーがラスト1足となってしまいました。これまで数々のシリーズをご案内してきましたが、このBAMBA2シリーズが圧倒的に人気だったと思います。その中でも秒殺で旅だってしまったのはベーシックに扱いやすいブラックやアルチザンテイストを一眼で感じていただけるブラウンベースのものでしたね。しかし、同じように熱量高くご案内させていただいているのがこのアイスグレーのローなのです。ブランドイメージも相まって人気だったのはハイカットモデルなのですが、実際のところ、忖度抜きでこのカラーに関しては断然アイスグレーが良いと思っております。なぜかという理由はたくさんありますが、せっかくこの靴のみのご案内の回なのでたっぷりお話しさせていただきます。
まずは靴そのものの魅力から。アウトドアシューズブランドとして世界中から人気を集めるSALOMONとのコラボによって、見た目以上にその機構が素晴らしいものになっております。土踏まずに対するアプローチやクッション性、そして何よりランニングにおいてのストレスを全く感じないほどの軽量さ。そこに、ボリスが得意とするオブジェクトダイを施すことで唯一無二の仕上がりになっております。長岡は靴が大好きなので、世の中にあるさまざまな靴を見て参りましたが、スニーカーに製品染をしているブランドをほとんど見たことがありません。というかありません。ここがなんといってもポイントになります。アルチザンファッションにおいて、重厚感のあるレザーブーツは多々いろんなブランド様でリリースされておりますが、スニーカーで他のブランドで思いつく方はいらっしゃいますでしょうか。実際のところ、ハイメゾン界隈では近年オブジェクトダイを施されたレザースニーカーがいくつか発表されておりますが、ここまで軽量なものはないと言い切れるほどだと思います。なので1足手に入れられた方は皆様もう1足欲しくなるという流れになってしまうんですね。

さらにハイカットタイプもそうですが、この靴は二重構造になっており、実父による開閉とシューレースによる開閉とがございまして、お好みのバランスによってテンションを分けることができます。ストリートライクな気分やズボラなテンションの時はジップのみで開閉したり、もしくはサイズ感によってはしめずとも開けっぱなしにすることで中のシュータンを見せるスタイルが可能です。クリーンな装いの時はきっちり閉めてもいいですね。これが、アルチザンファッションのみならず、カジュアル畑のファッションとも親和性が高いのです。一番何にでも併せやすいのはブラックですが、僅差でその次に併せやすいのはこのカラーでありローカットなのです。まず考えてみていただ期待のが、「白いローカットスニーカー」というカテゴリーが星の数ほどこの世に存在する理由はなんだと思いますか。答えは簡単です。併せやすいからです。どんな性別、年齢、好みであれ、「最も間違いがない選択肢」のうちの一つなのがこの「白いローカットスニーカー」なのです。

なので、先日入荷していた2つのうち一つを購入してくださったお客様も、ご購入後大変感動していただけましたし、その方を次に店頭でお見かけした時はインディゴのデニムに合わせてらっしゃいました。めっちゃいいっすね!って心から湧きましたね。それが「ローカットがいい理由」です。次に「ハイカットじゃないほうがいい理由」についてです。これも簡単な話ではあるのですが、白のハイカットスニーカーというものって、併せやすいようで実は少しテクニックがいるんですね。というのも、白は膨張色なので、足元の輪郭が白の面積が多ければ多いほどぼやけたりします。そして白のハイカットスニーカーというアイテムが持つ属性に”無骨さ”が存在するため、合わせるアイテムに偏りが出てしまうんです。これあ実際に黒のハイ①とロー②、白のハイ③とロー④を持って同じスタイリングに合わせてみるのが一番手っ取り早いのですがね。たとえば黒のショートスリーブカットソーにこれらを合わせる際、①と②に関しては正直好みの差でしかありません。もちろんトップスとパンツによると言われればそうですが、ここで③と④を比べた時、④だと主張が強すぎる印象が出てきます。そして、③と②を比べた時、黒だと輪郭が統一されすぎてしまうところを、”白を差し色にする”というバランスで整えることができます。これが、仰々しくもなく上品な雰囲気でまとまるのです。

そして最後は、「白のローカットスニーカーの中でもこの靴が良い理由」についてです。まずは先ほど申し上げた、アルチザンブランドから発表されているスニーカーの中で、機能性と意匠性がもっともバランスが取れたアイテムであるという事実が挙げられます。春夏のシーズンであれば、間違いなく季節感を演出する。オールブラックミンであっても、むしろそのほうが、この靴の有用性に気づくべきだと思っております。そしてみんな大好き秋冬のシーズン。重厚感のある服装にこのライトな印象を少し乗っけてあげるだけで、「ちゃんとわかっている」感が生まれるわけです。ひねりの効かせ方が玄人技という印象が確実に残ります。それだけこの靴は果たす役割が多いということなのです。重厚感のあるスタイルを少し軽くしてくれ、大人っぽい上品さを感じさせながら、春夏は攻撃力の下がりがちなトップスとパンツの縁の下の力持ちになってくれる存在になります。これが、この靴を選択すべき理由になります。

ちなみに一応念のためですが、製品染をしているという理由でユーズド感を感じる雰囲気になっておりますが、第三者の使用による汚れが付着しているわけではございません。ご安心ください。むしろ、初めからこの雰囲気なので、白いスニーカーでありながらどんどん汚してい苦というエイジングを楽しんでいただきたい。必ずお客様のマスターピースになります。

いかがでしたでしょうか。かなり熱量高く語ったつもりなので、一人でも多くのお客様にこの気持ちが届けばいいなと思っております。ちなみに実際のところ、このシューズ、ラスト一点ですので、気になっている方はお早めに店頭にお越しいただくか、オンラインショップよりチェックお願いいたします。
【11 BY BORIS BIDJAN SABERI】online page
それでは今日はこのへんで。
最後までご覧いただきありがとうございました。
おやすみなさい。
長岡
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