2025/05/31 19:00
こんばんは、長岡です。
今日も一日、お疲れ様です。
いやーーーー店舗にパンツが無い。厳密にはあるんですけど、当店といえばと言っても多少過言の可能性がある「黒いワイドパンツ」が、現状1本も無いことに気づき、旗艦店という強みを活かし、「店に黒くて太いパンツ1本も無いから夏に履ける仕様で3型くらい作ってクレメンス」とkujakuチームに進言したところ、いい年をしている割に駄々をこねくり回された後快く作ってくれました。皆様にご提案する材料の幅は広ければ広いほど良いわけですから、風上にも置けない社内営業くらいはさせていただきます。kujakuはこんな感じで、全国に展開しているシーズンものとは全く別の形で、かつて取り扱ってきた至極の生地と至極のパターンを組み合わせ、コレクションに存在しないアイテムをノリで生み出すことが出来るわけです。これもひとえに旗艦店であるという強みでと、陰でアトリエで爆縫いしているスタッフの広瀬のおかげなわけなんですね。あと大好評の染シリーズ。あれも当店のリミテッドシリーズなのですが、加工職人の方に何回お話を聞いても微塵も理解できないやり方で制作していただいているのです。もう少しするとまたそちらのシリーズも製品化予定ですので合わせてご期待ください。こちらもお客様の期待には応えていきたいという熱い想いがございますので。熱い想いすぎて期待される側が期待してくれている側の熱量をおそらく飛び越えてしまっているのではないかとすら思うわけでございます。ごちゃごちゃ言ってないで商品紹介に移りますね。

冒頭でもお話しした通り、今回登場した黒のワイドパンツというのは、クソ暑い日でもリラックスした雰囲気を演出しながら説得力のあるコーディネートを実現できるパンツなわけです。3つ目が個人的に激推しのアイテムになりますので、どうか最後までお付き合いください。


[kujaku] (クジャク) P-579 wide easy cargo pants
size / 1
color / black
cotton 50% cupra 50%
ウエスト : 70-100(ドローコード有り)
総丈 : 100
股上 : 40
股下 : 64
わたり : 40
color / black
cotton 50% cupra 50%
ウエスト : 70-100(ドローコード有り)
総丈 : 100
股上 : 40
股下 : 64
わたり : 40
今回登場したパンツは、実はパターンはさほど変わらないのですが、毎度お馴染み細部に宿った神々によって全く異なるアイテム同士に仕上がっております。まずこちらのパンツはコットン50%にキュプラ50%の混紡によって若干のシャリ感と柔らかさを実現したテキスタイルです。迫力のあるワイドなシルエットに、マチを無くしたポケットによってカーゴパンツ特有な無骨な印象を限りなく洗練しています。春夏素材ではございますが、アルチザンすぎない雰囲気から、カジュアルな装いからモードスタイルまで幅広く対応可能です。裾も控えめなタックを入れることで、ジョガーパンツでもどこローコードで締めたパンツでもないシルエットを実現。ブーツに溜まってもスニーカーに溜まっても美しくなる仕様です。


困った時には毎日履きたくなるような空気感ですね。着用するとよりはっきりするそのシルエットがわかります。汗ばむ季節である春夏のスタイルとして清涼感と奥行きのある艶感がクリーンな雰囲気が出るのがこのテキスタイル特有の良さではありますよね。


[kujaku] (クジャク) P-334 knee tuck wide easy pants
size / 1
color / black
cotton 54% linen 22% rayon 17% ramie 7%
ウエスト : 70-100(ドローコード有り)
総丈 : 98
股上 : 37.5
股下 : 62.5
わたり : 40
color / black
cotton 54% linen 22% rayon 17% ramie 7%
ウエスト : 70-100(ドローコード有り)
総丈 : 98
股上 : 37.5
股下 : 62.5
わたり : 40
続きましてこちら。最近のkujakuのコレクションではお見受けできなかった、アクションタックが目を惹く1本ですよね。そしてそのタックが少し膝位置を高めに設定することで、日本時特有の足の見え方をスタイルアップできるようになります。テキスタイル自体はコットン54%、リネン22%、レーヨン17%、ラミー7%の混紡で扱いやすい生地感です。先ほどのパンツも後ほどご紹介するパンツもそうですが、ウエストに関してはイージータイプでドローコードつきのいつものkujaku仕様なのでご安心くださいませ。カジュアルなテンションという軸でいけば、このパンツが2番手といった印象でしょうか。実際履いてみるとコレアは扱いやすくて素晴らしいアイテムです。先程同様ガツンとワイドなシルエットなので、トップスが薄手になってくる中で、パンツによって印象を動かしやすい季節でもありますので、1本この手のスタイルを抑えておくのは便利だと思います。

タック自体は一度入れた後に完成系を試着したところ、なんだか思いのほかうまくいかない感じに仕上がってしまい、不自然な形に溜まってしまった生地を”逃す”ためにタックを少しダーツにすることで、誇張しすぎない立体的な膝回りを実現することができました。そしてこのタック、シングルタックと言いまして、通常膝位置にタックを入れて作る場合はダブルで作ることが多いのですが、ソレだとミリタリーテイスト感と言いますか、無骨になりすぎてしまう節があるので、今回kujakuではシングルタックで挑戦。結果完璧な仕上がりになりました。


[kujaku] (クジャク) P-815 linen hem button wide easy pants
size / 1
color / black
linen 100%
ウエスト : 70-110(ドローコード有り)
総丈 : 101
股上 : 40
股下 : 63
わたり : 40
color / black
linen 100%
ウエスト : 70-110(ドローコード有り)
総丈 : 101
股上 : 40
股下 : 63
わたり : 40
最後はこちら。長岡激推しワイドパンツ。上述の2型に比べてさらに生地値が高く、手に取ればすぐわかるのですがこのドロっとしたリネンの重みがかなり雰囲気のあるパンツになります。この重みのおかげで、歩くたびに少し遅れて影がついてくるような静かな違和感を生み出します。硬めの理念というよりは柔軟な肌触りなので、ここから育てていく前からすでに気持ちの良い感触を実感していただけます。ソレがこのドカンと太いワイドシルエットで登場となれば、そりゃ欲しいですよ。滅多にありませんからこんなアイテム。実際デザイナーの西坂的にも、この生地は高すぎて今ではもう作れないって嘆いていたほどですから、それだけ希少性のあるアイテムだということです。他2方にも言えることですが、もうサンダルでもスニーカーでもブーツでもなんでもござれという感じですね。個人的にはレザーサンダルかレザーのぺたんこシューズで合わせてみてほしいと思っております。

裾のボタンは開閉が可能なので、ここを開くともっとワイドに広がったりはしますが、実際のところはあまり締めなくても良いかなという印象です。ほんの少し乗っかっているデザインの一部として、この黒蝶貝ボタンを認識する方がシンプルかと思います。ですが、開けて歩くスタイルも余裕ありすぎイケメンになるのでそれはそれで素敵でした。



いかがでしたでしょうか。今日はかなりの雨だったこともあってあまりお客様がいらっしゃらなかったので寂しかったですが、明日は今日ほど悪くはなさそうなので、皆様のご来店をお待ちしておりますね。そんなこんなで5月ももう本日で終了いたしました。どんな伊ヶ月でしたでしょうか。個人的には朝まで飲むことがここ最近で一番多かった月なんじゃないかと思っているので、6月はできるだけ自粛しようかなと思っております。体ぶっ壊れちゃう。
ソレでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
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