今日も1日、お疲れ様です。

天気がメンヘラすぎる。昨日なんか意地でも薄手でいるためにヒートテック引っ張り出してきたのに、今日の最高気温は27℃なわけですよ。1日単位で季節を変更する仕様になっちゃったもんだから、いくら情緒不安定な人間でもここまで人格変わられたら流石に関係見直すわ。手前でそんな奴だと気づけなかったのはこちらの落ち度だとしても、基本的にはポジティバーでありたいのすが、流石に引っ張られてしまう。どんよりとした天気が続くとテンション下がりますよね。でも好きな洋服を見たり着たりするのはテンション上がるわけじゃないですか。ということはめげずに好きなものを紹介し続けることで皆様のご機嫌も少しは回復できるのでは無いかと考えているというわけなんですね。6月に入ってくるとそろそろ梅雨入りも間近になってきますので、そんな中でもテンションが上がるようなトーンのものをご案内した方がいいと思うので、ダーキーなテンションのものではなく明るいトーンのものを一旦ご提案致しますね。

全然関係ないですが、定期的に楽しい予定は組むべきですね。今月はどうにも仕事ばかりになってしまいそうなのですが、最近いろんなことに慣れてきて自身の中でも少し停滞していた感覚があったので。感覚のブラッシュアップと立ち位置の見直しをしなくては、新しい提案や言葉がけが出来なくなってしまう。一時停止を基本的に嫌うスタンスではあるので、休むにしても前向きな休み方がいいわけです。家でゆっくりするのであれば日頃あまり出来ない健康には配慮した食事の取り方や睡眠の取り方をしたいし、外出するのであれば心沸き立つイベント性の高い用事にしたいという考え方です。変化を嫌わない方が進歩は早いだろうという何となくの感覚なのでね。ごちゃごちゃ訳のわからないことを申しましたが、本題に移ります。

今回ご紹介するアイテムは全てBlanc YMなのですが、あいにく今シーズンのアイテムたちてはございません。ただ、シーズンが過ぎた今でもご提案できるほど、時期に関係なくやはり良いものばかりのブランドなんだなと思います。今だからこそ逆に着た方が楽しいのでは無いかなと思い、早速メインピースのジャケットからご案内致します。

薄手のコットンベースのニットというのは、下手すればロンTよりも夏の積極的な選択肢だと思っております。そこにポリエステルも約半分混紡することで、ただのコットン100％のニットではなく接触冷感性もプラスされ、清涼感のある雰囲気が生まれております。春夏仕様の薄手ながら、ドレープ性と柔らかさに富み、風が通り抜ける設計。スウェットでもシャツでもない中間地帯に位置するような、非常に独特なテキスタイルですね。シルエットはたっぷりとしたワイドフィット。肩のラインは落とし気味、アームも太めにとられており、シャツというよりもカットソー感覚に近い抜け感を持ちますね。ジャケットや軽アウターのインナーとしても成立する設計がなされております。色味は、オリーブともカーキとも言い切れない中間的な深緑。天候や光によって表情を変え、室内では柔らかく、屋外ではやや硬質な表情を見せる。過度に主張せず、それでいてスタイル全体に陰影をつくる、非常にBlanc YM的な色設計ですね。インナーとしても、一枚でさらっと羽織っても、息苦しさのない美意識が通底しており、暑い季節の引き算の着こなしにちょうどいい訳なんですね。

そして最後は、春夏の主役でもあるショーツ。ですが、このショーツは、一般的にストリートの風を感じるアイテムたちとは全く異なる空気を持っております。素材はさらっとしたウール100％で、張り感と落ち感の中庸を突いた絶妙なタッチ。程良い艶感に、肌離れも良好。真夏の汗ばむ時期にも快適な都会的な夏向けファブリックです。パターンはややワイド寄りで、裾にかけてほのか広がる仕様です。この微細な調整によって、短パンにありがちな「子供っぽさ」や「リゾート感」が巧みに抑制されております。内側にタックが２つ入っていることによって、たまたまショート丈なスラックスにような仕上がりです。足首から膝下にかけてのラインに、静かな緊張感が宿っていて、カジュアルダウンするためのアイテムというよりは少し背筋が伸びるような、そんな感覚に陥ります。ウエストはイージー仕様ながらベルトループを持ち、タックインにも対応できる設計。ポケットの角度や深さも見事で、スマートフォンや財布を入れてもシルエットが崩れにくいです。カラーはグレーと言っておりますが、ライムグリーンのようなカラーですね。トップスを選ばず、コーディネートに軽やかなリズムを与えてくれますが、ご提案したいスタイルとしては、今回のようにジャケットの下に合わせても良いですし、何なら綺麗目なテーラードジャケットに合わせて革靴に合わせていただきたい。徹底的にクリーンにするとフルレングスのものに手を伸ばしがちですが、ぜひ夏らしいショート丈にもチャレンジしてみてください。

いかがだったでしょうか。店頭の商品が旅立ちまくっていて１ブランドのみでスタイリング組むことが難しくなってきましたが、久しぶりにしっかり組むと楽しいものですね。ぜひ店頭で改めてご覧になってみてください。

それでは今日はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました。

長岡