2025/07/02 19:00
こんばんは、長岡です。
今日も1日お疲れ様です。
今朝は別の仕事で撮影に行ってきたのですが、久しぶりに外で出っ放しでいるとやばいですね。そのうち引火して燃えるんじゃないかと思うくらいの感触でした。みんな普段これを味わっているのか。なんだかんだ日光に晒されまくる時間は1日のうち出勤している時の徒歩25分間くらいなので、店に来てしまえばエアコンがあるのでなんとかなりますし、夜外に出る時には大抵日付を跨いでいるかいないかくらいの時間になっているので、そこまで暑苦しいということはないんですが、今日は朝から日光に刺される時間が多かったので堪えましたね。世間の皆様にとってはそれくらいでへこたれてるんじゃねえって思われるかもしれません。でもまあとはいえとはいえそれくらいは仕事なのでなんとか我慢するとして、問題は電車です。祐天寺で仕事していたのですが、東急東横線で渋谷駅に向かうと、到着までの時間は通常8分ほどなのですが、私が乗るタイミングで乗客の方に倒れた方がいらっしゃったらしく、電車が一時停止し、救護活動が終わって代官山に着くと、原因は聞き逃しましたが運転見合わせになってしまい、なんだかんだ20分くらい電車の中にいた気がします。電車が止まってしまった原因というよりも、個人的には基本歩いて通勤している時に目の前の人が歩くのが遅くて道幅を占領していたりするのが好きではないタチなので、身動きが取れないという状況にかなりのストレスを感じました。もともと電車通勤でしたが、今は徒歩通勤なので乗車ストレスに対して逆に不慣れになってしまっていたことに気づかされました。慣れって怖い。電車の遅延で遅刻するの嫌すぎませんか。歩いて遅れてしまった場合は自分のミスで割り切れるのですが、電車の遅延に関してはどうしようもなさすぎるだろ。だからと言って今日遅刻したわけではないんですが、長年感じている世の中に対する違和感です。
絶対にありがたいことのはずなのに、日常に落とし込まれすぎて当たり前になってしまっているものってありますよね。一番でかいのは健康そのものだと思っておりますが、もうちょっと身の回りのいろんなことに感謝していかないとダメだなあと思いました。という徳と質の高い
気づきを得たところで商品紹介です。今回はkujaku回なのですが、当店でオリジナルで生まれた商品二型を使って、最近のクリエイションの雰囲気ではなく、少し昔のkujakuの空気を感じていただけるようなスタイルでのご提案です。

最近のkujakuの空気というのは、モードではなくクリーンであったりミニマルにそぎ落とされたスタイリッシュなアルチザンといった表現が似合うブランドになってまいりましたね。もちろん個人的には今も昔も好きなのですが、ここで最近あえてハマっていなかった感じをやってみようかなと思いましてね。というものの、最近周りでモードスタイルが好きという人が減ってきているように感じます。というか、多分結構アルチザンの波が来ているんですよね。もともとこの流れというのは最近のラグジュアリーブランドやハイデザイナーズブランドたちの中でダーティな加工が散見され、そこから製品染等の風合いに対する全体の関心の高まりが来ているのだとは思っております。そんな中でさえもやはい流行らず廃れずのスタイルってやっぱり素敵だと思った時に、今回の2型はいつでも楽しませてくれるのではないかと思いました。

[kujaku] (クジャク) limited edition S-395-2 / kujaku shirt
size / 1 , 2
color / black
rayon 63%
linen 32%
ramie 5%
[size1]
着丈 : 72.5
肩幅 : 47
身幅 : 55
袖丈 : 66
[size2]
着丈 : 76
肩幅 : 49
身幅 : 56
袖丈 : 67
color / black
rayon 63%
linen 32%
ramie 5%
[size1]
着丈 : 72.5
肩幅 : 47
身幅 : 55
袖丈 : 66
[size2]
着丈 : 76
肩幅 : 49
身幅 : 56
袖丈 : 67
ご紹介させていただくことが重複するアイテムっていくつかあるんですが、このシャツに関してはトップ3に入るくらいに「何度でも勧めたいアイテム」ですね。kujakuの最も得意とするシャツ、それでいて何年も前から生み出され続け、ブラッシュアップやモデルチェンジを繰り返して今に至る。毎シーズン色や生地が異なるのも魅力ですが、今シーズン当店限定で生まれたこのシャツに関しては、アイテムの本質的にも最も理想系に近いのではないかと長岡は思っております。このシャツの目的は全ての項目において最高水準の当たり前を産むことだと思っており、各シーズンで発表された同型のシャツはそれぞれのコレクションテーマやシーズンによって大きくその雰囲気を変えてきました。しかし、このシャツこそが、本当の意味でシーズンや合わせるパンツを全く気にしなくていい、それでいてかつかっこいいシャツです。これは、かれこれ5年近くkujakuをご案内してきた中で、店頭でこのパターンのシャツを着ていただくごとに、似合わなかった人はいなかったという事実に基づいています。

構築されすぎず、崩れすぎず。襟の形状はわずかに高さを抑えたカラー。ボタンの配置や間隔も含め、機能ではなく佇まいのために設計されているような印象を受けます。生地にはドライでシャリ感のある質感があり、ほんの少し空気を纏うような浮力を持っています。パターンは一見シンプルですが、身幅にはゆとりがあり、肩線はやや前に抜ける設計。この微差が、正面から見たときに、動いたときの布の落ち方を自然に美しくしているんですね。着丈はミドルで、ワイドパンツともレイヤードしやすく、タックイン・アウトの両方で表情が出るバランスです。
着る人の身体と時間をゆっくり通して育っていく、そんなシャツです。

[kujaku] (クジャク) P-334 knee tuck wide easy pants
size / 1
color / black
cotton 54% linen 22% rayon 17% ramie 7%
ウエスト : 70-100(ドローコード有り)
総丈 : 98
股上 : 37.5
股下 : 62.5
わたり : 40
color / black
cotton 54% linen 22% rayon 17% ramie 7%
ウエスト : 70-100(ドローコード有り)
総丈 : 98
股上 : 37.5
股下 : 62.5
わたり : 40
こちらも先日急に店頭で生まれたリミテッド作品。一見無骨に見えて、穿くと驚くほど品のあるシルエットです。このシルエットこそまさにかつてのkujakuらしいアイテムだと思います。素材はコットンとリネンを軸とした混紡生地で、腰回りには柔らかな膨らみを持たせながら、裾に向かってゆるやかにドレープを描いてワイドに落ちていく。最大の特徴は、膝の位置に仕込まれたタック構造でしょう。これによって、ワイドでありながら横への拡がりが抑えられ、立体的な膝の動きに合わせてシルエットがついてくる。視覚的には直線的、体感的には非常に柔軟。こういったバランスのとり方は、kujakuならではだと思いますね。
ウエストはイージー仕様ながら、ギャザー感が控えめで、トップスをタックインしたときにも違和感がない。ポケットの角度、後ろ姿のラインなど、着たときの見え方がすべて計算されています。単体でも成立するが、同系統のニュアンスを持つトップスと合わせることで、服と服のあいだの空気までもが美しくなるパンツでございます。

「店の商品から黒のワイドパンツが1本も無くなってしまったので何か作っておくれやす」と急にお願いした甲斐がありました。他のパンツも人気ではございますが、程よく無骨さの混ざったモードがお好きな方には特に履いてみてほしいパンツですね。

強く自己主張はしないけれど、選ぶ人の生活や価値観の一部として、確実に残っていくアイテムを、kujakuは作り続けています。美術館の帰り道や、雨の止んだ夕方、何かを語る必要のない時間。そういう場面でそっと寄り添ってくれるような服でもあると思います。無地であることや静かであることこそが豊かだと思わせてくれる2着ですね。

いかがでしたでようか。袖をまくるスタイルであれば今の時期でも楽しんでいただけるスタイリングだと思いますので、まだご覧になったことがない方は特に袖を通してみてほしい。しっかりとご説明させていただきます。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
↓↓↓ 前回のブログははこちら ↓↓↓
【Blanc YM(ブランワイエム)】むしろ爽やかな長袖
↓↓↓ OFFICIAL BLOG TOP PAGE ↓↓↓
↓↓↓ ONLINE STORE TOP PAGE ↓↓↓
〒150-0014
東京都渋谷区神南1丁目15-12
秀島ビル2F
#cliquetokyo
Clique Tokyo公式SNSで多くの情報を公開しています。ご覧いただければ幸いです。
Instagram / https://www.instagram.com/cliquetokyo/
X(Twitter) / https://twitter.com/clique_tokyo
317