2025/07/09 22:25
こんにちは、香水担当です。
皆様お元気でしょうか。
最近といえば、梅雨は何処へ?と思うほどに、
瞬きのようなスピードで、ムワッとした湿度のある熱っぽさと肌を寄せ合う日はあっという間に過ぎ去り、照り付けるジリジリとした太陽の熱が、夏の到来を訴えてくる。そんな日々ですね。本当に暑くて暑くて溶けてしましそう、、、
水分補給を忘れずに。お互い、健やかな夏を楽しみましょう〜
ということで、さっそく本題へ参りましょう。
Culique Tokyoでも大変人気を誇る、フレグランスブランドATELIER MATERI (アトリエマテリ)より新作が発売されます。
冒頭でお話しした暑さを忘れてしまうほどに美しい、新たな作品が登場するのです。
まずは、その詳細からどうぞ。


2025年7月18日(金)より発売開始
「Vanille Carbone(ヴァニーユ カーボン)」
調香師:Natalie Gracia-Cetto(ナタリー・グラシア=セット)※1
タイプ:アンバー、レザー、スパイシー
「ヴァニーユ カーボン」において、調香師のナタリー・グラシア=セットは、マダガスカル産バニラの中でも選りすぐりの3品種を巧みにブレンドし、 ブラックバニラビーンズの奥深さを引き出しています。 ピンクペッパーとブラックペッパーによる鮮やかなスパイスで幕を開け、ハートノートでは、スモーキーで気品のあるインセンスと、艶やかなパテントレザーアコードが重なり合います。やがてベースノートでは、バニラがその温かく官能的で食欲をそそるような甘やかさを露わにし、魅惑的で忘れがたい余韻を残します。 それはまるで、マットと艶、影と光といった、テクスチャーが交差するモノクロームのキャンバス。ブラックバニラのもつ、力強くも繊細な美しさを余すところなく際立たせた香りです。(ART EAU公式ホームページより)
<香り>
トップノート・・・マダガスカル産ブラックペッパー、ピンクペッパー
ハートノート・・・パテントレザー、インセンスエッセンス
ベースノート・・・マダガスカル産バニラアブソリュート、マダガスカル産バニラCO2アブソリュート、マダガスカル産バニラチンクチャー
この香りを例えるならば、色は漆黒。
皆様の知っているバニラという概念を一度置いて、香りと対面してみてほしい。
私はATELIER MATERI (アトリエマテリ)とは、毎回想像を超える素材への新たな視点を教えてくれるブランドだと思っています。
シンプルであるからこそ見えてくる、こだわりと敬意。今回の作品は、“バニラ”の持つ秘めたる美貌が見える。
この作品には、性格の異なる3種のバニラが使用されている。洗練されたバランスで組み合わせることで、類稀な濃密さと奥深さを引き出したという。

・レザリーな重厚感とアニマリックなニュアンスをもち、バニラ本来の深みを引き出しながらも、香り全体に温かみと官能性をもたらす、ジボダン社の責任ある調達プログラムを通じて、小規模生産者から直接仕入れられる、認証済みの高品質なマダガスカル産バニラ
・フレッシュなバニラビーンズのやわらかく自然なエッセンスを丁寧に引き立て、香りにほのかなグルマンな甘みと、煌びやかな上品さを添えるマダガスカル産バニラチンクチャー(Orpur )※2
・トップノートに清らかな明るさと透明感をもたらし、 濃密なベースノートと美しく調和しながら全体のバランスを整えるマダガスカル産バニラ CO2アブソリュート(Orpur )※3
これらのバニラが核となり、ペッパーの風味が豊かに弾け、レザーを押し当て染めていくように影が雅に浮かび上がるような感じがする。優雅でありながらも、存在感をしっかりと放つバニラの佇まいはなんとも官能的で、ためらいのない美しさで溢れています。今の時期の熱っぽい空気の中でのどうなるのか気になって外に出てみたら、だんだんと重力がなくなっていくようなエアリーな質感を感じました。「甘さ」というよりは、スモーキーでありながらも艶やかな表情に目を奪われるような印象。

まるで黒い生地の上に、繊細な刺繍が施されたような。
思わず触れたくなるような、撫でたくなるような「質感」で魅せられる香り。
他のスタッフの肌を借りて試してみたのですが、なんともドライなスモーキーさ。本当に私と同じ作品を纏っているの?そう聞きたくなるほどに、表情が違った。エアリーで美しい黒い煙を燻らせたような。甘さは微かに感じるが、それは熱っぽさを漂わせるようなフレーバーの一つに馴染み、なんとも滑らかで美しい“黒”に馴染んでいた。現代的な解釈を取り入れた新たなバニラという存在。それを体験できる香りなのだと肌を通して納得した香りだった。
素材への理解と、職人と育まれた理解。
香水の世界でも古くから愛され続けている素材「バニラ」の新たな姿をぜひお試しくださいませ。
※1)Natalie Gracia-Cetto(ナタリー・グラシア=セット)・・・香水の聖地グラース出身。薬理学の博士号を取得したのち、フレグランスの世界への情熱を追い求め、名門ジボダン香水学校に入学。音楽、文学、写真といった芸術分野にも深い関心を持ち、日々探求と実験を重ねることで、創作のインスピレーションを育んでいる。ディオール、クロエ、バーバリー、コーチなどの数々のメゾンをはじめ、ディプティック、ペンハリガン、コム・デ・ギャルソンなど、、、多くのニッチブランドでも香りを手がけてきた。
※2)バニラチンクチャー・・・バニラチンキともいう。バニラビーンズをアルコールに漬け込んで抽出した液体。アルコールに溶け出すことで、独特の甘く芳醇な香りが生まれるという。
※3)バニラ CO2・・・二酸化炭素を高温高圧の状態(超臨界状態)にし、溶媒として用いる抽出方法から得られるバニラ。バニラ本来の香りに近い、甘く濃厚な香りが特徴。

今回は、ここまで。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
また次回の香水ブログでお会いしましょう。
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