2025/07/18 21:33
こんばんは、Clique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様でした。
ぜひごゆっくりお過ごしください。
店頭から商品が無くなっていく中、「そういえばうちのバックヤードになんかあんじゃね」みたいな会話になり、ノリで詮索していると、何点か掘り出し物があったので、今回はそちらをご紹介していこうかなと。とまあ、言ってもkujakuの商品になるんですがね。最近kujaku贔屓しすぎではないかというお言葉も非常にわかります。しかし、何回も店頭にある同じ商品のご案内をしても皆様にうざがられてしまうので、新しくご案内できるものから記事にさせていただいているのですが、そうなってくると最近ローンチしたものをピックしていくと、必然的にkujakuになってくるんですね。ここまで畳み掛けるのもなかなかないので、これもいい機会ですし、なんなら当店はkujakuの旗艦店であるわけなので、皆様側に慣れていただきましょう。


ご紹介する方は全部で4つ、基本的には23AWの時の商品ですね。ただ、絶妙にモデルチェンジされているものもありますので。そこに触れながら進めてまいります。


[kujaku] (クジャク) J-548 Faded Jacquard Work Jacket
size / 2
color / light dust
color / light dust
wool 71% rayon 29%
[lining1] cupra 100%
[lining2] cotton 100%
[lining1] cupra 100%
[lining2] cotton 100%
着丈 : 68
肩幅 : 47.5
身幅 : 56.5
袖丈 : 66.5
肩幅 : 47.5
身幅 : 56.5
袖丈 : 66.5
まずはこちら。元々リリースされていたものはフロントに帯のようなものがあり、その時期のクリエイション的にも、「あえて無駄なことをしたい」という思いがあり生まれたパーツなのですが、現在的には「無駄なもんなんかいらねえ」ということで、その帯を丁寧かつ大胆に切り落としたものになります。これで、一気に使いやすくなったんですね。わけわかんないくらい高級な生地を採用していることで、実際のテクスチャは誰が見ても高級な佇まいに進化しているんですね。

一見すると無骨なワークジャケットのフォルムをまといながらも、生地そのものに仕掛けられた奥行きのある表情が印象的ですね。ウールをメインに、繊細に織り上げられたジャカード生地を用いており、手作業で仕上げたかのようなフェード感が、光の当たり方や角度によって微妙に変化します。肩の力を抜いたシルエットと、さりげない立体的な陰影が、着るだけで雰囲気のある佇まいを演出してくれる一着です。フロントのワークポケットや、やや低めに配置された襟のバランスも絶妙。シャツのように軽やかに羽織るのも良し、重ね着のレイヤードに活かして立体感を出すのも良し。静かな存在感を放つのがkujakuらしいポイントですが、このジャケットにおいてはあえてしっかりとファッションを楽しみたくなるような1枚です。


[kujaku] (クジャク) 2023-24AW P-839 / Embroidered Tapered Pants
size / 2
color / dark brown
linen 100%
[刺繍] cotton 100%
[lining] cotton 100%
ウエスト : 82(ドローコード付き)
股上 : 96.5
股下 : 62
わたり : 37
color / dark brown
linen 100%
[刺繍] cotton 100%
[lining] cotton 100%
ウエスト : 82(ドローコード付き)
股上 : 96.5
股下 : 62
わたり : 37
個人的にはこれが一押しですかね。長岡も愛用するパンツの形で、全てがちょうど良いバランスで形成されたプロダクトなのですが、なにぶんこの無地のタイプのものは全く売れなかったらしいのですが、これだけゴージャスな面構えになってくると話は別です。秋冬のシーズンにおいて、しっかりとした主張を残しつつもエレガンスと扱いやすさとのバランスを両立したパンツは、持っておくことで何度も高揚することができる、そんなパンツですね。

重厚感がありながら、生地の程よい硬さの割に履きやすく、無地だとなんてことないパンツに見えたのがこの総刺繍によって他のパンツでは決して見られない空気を帯びております。深めに取られた股上と、裾に向かってゆるやかに細くなるテーパードシルエットが、動きやすさと上品さを兼ね備えておりますね。素材には、柔らかさの中にハリを持つ生地を採用し、全体には控えめで繊細な刺繍を施すことで、決して派手ではないのに独特の存在感を持たせています。シンプルなトップスと合わせるだけでも雰囲気が出るので、普段の装いに自然と溶け込みながらも、しっかりと個性を主張してくれる一本です。



[kujaku] (クジャク) P-823 Embroidered Easy Pants with Tucked Hem
size / 1,2
color / black
linen 100%
[size 1]
ウエスト : 66~98(ドローコード有り)
総丈 : 95
股上 : 35
股下 : 69
わたり : 42
[size 2]
ウエスト : 68~108(ドローコード有り)
総丈 : 97
股上 : 36.5
股下 : 67.5
わたり : 40
color / black
linen 100%
[size 1]
ウエスト : 66~98(ドローコード有り)
総丈 : 95
股上 : 35
股下 : 69
わたり : 42
[size 2]
ウエスト : 68~108(ドローコード有り)
総丈 : 97
股上 : 36.5
股下 : 67.5
わたり : 40
こちらに関しては、コレクションになく余った生地で生まれたありゃああるだけ履きたくなるリラックス感のあるイージーパンツですね。裾のタックディテールと細やかな刺繍を掛け合わせた、kujakuらしいひと工夫が光るアイテムですね。腰回りには程よいゆとりを持たせつつ、裾にかけて立体的なシルエットを描くタックが入り、動いた時のラインがとても美しいのが特徴です。生地には、肌に馴染む柔らかさを持ちながらも、陰影の出やすい質感の素材を使用し、さらにその上からそう刺繍にすることで、ただのリラックスパンツではない仕上がりに。これが光の加減や角度で浮かび上がるような奥行きのある表情が生まれています。カジュアルな装いの中に、さりげなく特別感を演出したいときにおすすめの一本です。


おそらくこのブランドのパンツの中でも歴史上最も求められてきたシルエットのパンツなのではないかと思います。それは、一見ラックにかかっているだけでは分かりづらいものの、一度試着してしまえば想像力が湧き立つ覇気があり、これを履いてどこに出かけようかなと楽しみになったり、寝巻きのように着こなすことで、レベルの高い当たり前を作りたくなったちりと、お客様によって目的は様々ですが、先ほどご紹介したパンツ同様、機能性と意匠性の良いとこどりをしたパンツなのだと思います。


[kujaku] (クジャク) K-529 Embroidered Panel Wool Sweatshirt
size / 2
color / black
wool 90% cashmere 10%
[parts] linen 100%
[embroidery] cotton 100%
着丈 : 69.5
肩幅 : 52
身幅 : 59.5
袖丈 : 62.5
color / black
wool 90% cashmere 10%
[parts] linen 100%
[embroidery] cotton 100%
着丈 : 69.5
肩幅 : 52
身幅 : 59.5
袖丈 : 62.5
ラストはこの子です。個人的に思い入れがありまして、直接kujakuをショップスタッフとしてご案内しなくなってから最初にシーズンだったので良く覚えております。何人か福岡のお客様がこのシリーズを手にしているのを見たことがあるので。少し懐かしい気持ちですが、逆に今自分がまたショップスタッフとして案内するようになってから販売してみようという試みでもあります。シンプルなウールスウェットの概念を、kujakuが再解釈したアイテムですね。カシミヤ混の柔らかなスウェット生地をベースに、フロントに走るパネル状の切り替えと刺繍を組み合わせ、立体感と陰影を加えたデザインが特徴です。このバブル時代に生まれた記事はやはりどこまでいっても高級感がありますね。シルエットはリラックスしつつもだらしなく見えないバランスで、着る人の体型や動きに合わせて自然と形が決まるのも魅力。パネルに施された刺繍が生地の起伏と相まって、控えめでありながらも存在感を放ちます。日常着としての快適さを保ちながら、一枚でも主役になる「ただのスウェットじゃない」特別な仕上がりです。

まあスウェットというかニットですね。首周りも広めに空いているので、1枚で着た時の首元の抜け感が余裕感があって素敵です。無地のものばかりに目が行くようになってきた大人の方からすれば、このバランスの主張は心地よい程度に収まるのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。一気に4型ご案内するのは久しぶりだったので少々ボリューミーだったかもしれませんね。まあたまにはこの暗い読み応えがあるのもいいですよね!毎日書いてるし!昨日前口上で使おうと思っていたネタを思いついたのですが完全に忘れてしまったので思い出したらまた書きますね。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
服はやっぱり、おもろい
長岡
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