2025/10/16 19:00
こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。
先日Professor.EとForgotten Materialsより大量入荷があり、店頭がかなりホットになっている中、実はひっそりと入荷し、同じく高い期待値を誇るプロダクトとなっているものがあります。ブランドはD.hygen。そして実は入荷していたのはパンツ2型だけではなく、今回入荷したワイドパンツとセットアップになるジャケットも入荷していたのですが、例の如く写真を撮る前に店頭にて完売してしまいました。恐ろしい速さ。
入荷する前から、なんなら展示会で見た時から今シーズンの目玉になりえるだろうと思っていたのもあり皆様にお見せできなかったのはかなり残念ではありますが、まだご案内可能なパンツ2型が至極すぎたのでシェアハピ致します。


当店でお取り扱いさせていただいているブランドたちの中でも、アルチザンを2分化した時、その片方の畑を担う代表的な立ち位置にあるD.hygenですが、改めてそのプロダクト一つ一つに対する向き合い方や、何をもって、ブランドのコンセプトである”緊張主義”とするかというところを改めて考えさせられるピースたちです。


[D.HYGEN] (ディーハイゲン) ST107-0925A Crust Damage Repair Sashiko Jacquard Wide Pants
size / 2
color / black
cotton 98% polyurethane 2%
ウエスト : 46(ドローコード有り)
総丈 : 106
股上 : 34
股下 : 83
わたり: 36.5
color / black
cotton 98% polyurethane 2%
ウエスト : 46(ドローコード有り)
総丈 : 106
股上 : 34
股下 : 83
わたり: 36.5

定番のワイドパンツパターンですが、まずメイン的スタイルは道着などにも使われる刺子生地。製品加工されたことで退廃的な風合いをより強く感じるようになっています。その上から、ブランドが得意とするリペア加工。ダメージ加工と違い、ただジャギジャギに穴が空いているのではなく、むしろ長い年月を経て蓄積されたダメージを改めて修復して蘇らせているかのような時間の経過を感じます。そのリペアされている部分ですらほつれが出ていたり、擦れていたりと、細かな表現において一切の妥協がありません。流石にそんなこと言う人はいないかもしれませんが念のため断っておきますと、この25AWのシーズンで誕生した至って新品です。ここが凄い。つまりこれだけの緊張感があり手が混んでいるものを量産していると言うことになります。

ただ生地の表情が美しいだけではなく、そもそものパターンワークも優秀です。膝位置に作られたアクションダーツによって膝あたりの生地が前に出るようになっているので、立体的なシルエットが生まれます。そしてワイドパンツでありながら、太すぎない、と言う絶妙なバランスを兼ね備えております。これが太すぎた場合、古着でいうところの、かつて海外の体格の大きい方が着ていたものが市場で見つかった、というような雰囲気を帯びかねないのですが、そうではありません。狙って生まれた美しさがあります。

その意匠性は前面だけに飽き足らず、股上背面やお尻周り、裾にかけてなど、むやみやたらになっているというよりは、日常的に使用する上で摩耗していくであろうポイントに集中して加工が施されております。このパンツを生み出そうという発想に至ってから製品化するまでの道のりの長さを感じますね。正直めんどくさそうな工程が多すぎて、服作りにおいては全く見当がつかない方でも、そのモノづくりにおけるストイックかつ前衛的なスタンスがご理解いただけると思います。


本当にセットアップで着画を撮ってみたかったと思う。ブログに載せられなかったのは、ご購入いただいたのが海外の方だったため、そのままご購入いただく運びとなりました。相変わらずこのブランドは海外からのお客様からの反響がすごいです。店頭の商品の4分の1は毎シーズン海外の方に売れているのでは無いかといっても過言じゃ無い気がする。


[D.HYGEN] (ディーハイゲン) ST107-0125A-C Hand Patchwork Crust Jacquard Overlock Twist Curve Pants(With Patchs)
size / 2
color / black
cotton 98% polyurethane 2%
ウエスト : 41.5
総丈 : 111
股上 : 31
股下 : 95
わたり: 30
color / black
cotton 98% polyurethane 2%
ウエスト : 41.5
総丈 : 111
股上 : 31
股下 : 95
わたり: 30

このブランドのことを長くご存知の方からすれば、型番を見て「あ、このパンツだ」ってリアクションした方も少なく無いのではないかな。そうです。D.hygenが生み出すパンツの中で最高傑作と言ってもおかしくないカーブパンツです。デザイナーの方もありゃあるだけ売れるとおっしゃっているほど。当店もなんだかんだ毎シーズンオーダーさせていただいております。今回はそのカーブパンツを、すでに生地の段階でパッチワークというか、いろんな記事をツギハギにしたような生地で制作。その上からさらにリペア加工を施すことで、もはや広い面積の1枚の生地はどこにも存在しないのでは無いかとすら思います。製作者泣かせってやつですね。こんなもん量産するもんじゃ無いですよ。健康を保つような働き方では到底生まれないのでは無いかと感じる。



ブランドが掲げる”緊張主義”というのは、身体に沿うパターンワークから生まれる着用時の緊張感のことを大枠で刺してはいますが、これは着用する前から唾を飲むような”作品力”がありますよね。ちなみに当店ではここまで闇落ちしてしまう前のカーブパンツも現在ご案内可能です。両方同時にご覧になれたラッキーな方はぜひ店頭で履き比べてみてほしい。どっちもカッコ良いのでお好きな方を選んでいただきたい。


いかがでしたでしょうか。D.hygenとしても最高傑作だと思いますし、今ファッション業界全体的にみても、どこのブランドもデザインをすることに対して以前よりも元気になってきている傾向にあると思います。ぜひこのブランドのエネルギーを店頭にて感じていただき、その魅力に惚れ込んでいただければと思います。一緒の感動しましょう。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
↓↓↓ 前回のブログははこちら ↓↓↓
【Forgotten Materials (フォアゴットン・マテリアルズ)】第2の肌バッグ
↓↓↓ OFFICIAL BLOG TOP PAGE ↓↓↓
↓↓↓ ONLINE STORE TOP PAGE ↓↓↓
〒150-0014
東京都渋谷区神南1丁目15-12
秀島ビル2F
#cliquetokyo
Clique Tokyo公式SNSで多くの情報を公開しています。ご覧いただければ幸いです。
Instagram / https://www.instagram.com/cliquetokyo/
X(Twitter) / https://twitter.com/clique_tokyo
418