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2025/11/16 19:47

こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。









本日なんだかお店の目の前の北谷パークで『街じゅうが乾杯する日』というテーマの、パブリックウェディングイベントとやらが行われておりました。なんじゃそりゃって感じだったので調べてみると、公開型結婚式という、通常招待客のみで開催されるものをオープンイベントにすることで、見ず知らずの人同士で”お祝い”をするという内容なのですが、社会実験的に開催されたとはいえだいぶ面白い企画ですよね。しかも1日2組お祝いするという2部制です。斬新極まりない。暇さえあれば参加してみようとは思うのですが、どんなテンションで入ればいいのか全くわからないですよね。祝われる側もどんな気持ちなんだろうか。でもそれなりに賑わってはいるようでした。時々スーパーマリオサンシャインでしか聞かないような曲が流れて雰囲気はめでたそうだった。めでたそうという部分が興味の最大の品質です。


さて、今回はこの服を進めですよ、というお話ではなくて、洋服に対する楽しみ方そのもののお話。当店でお取り扱いさせていただいている洋服たちは、基本的に1つ着ておけば完結するようなものばかりで、十二単みたいなレイヤードを重ねたり、単品だとどうやって着たらいいか皆目見当もつかないようなものは販売しておりません。ジャンルがアルチザンを中心としているというところが理由の一つにもなっていますが、単純に、我々もそういう格好はあまりしませんからね。


でも時々スタッフ全員、気合を入れておしゃれを楽しんでいる日を作ったりしていて、洋服に従事するものとしての習性なんだろうなと感じることがあります。でも、やはりそうやってたまに遊んでみるのはすごく楽しいものです。でもこれには世間と我々の生活習慣の違いも影響していると思っております。我々は毎日私服を着ますが、日本で生活されている方は、基本的に大好きな形で服を選べるのは休日のみの方が多いと思います。昔に比べて今はもっと私服OKの仕事も会社も増えてきたようですがね。


それでも、毎日着ているとなると、当たり前ですが服の数も着こなしの幅も必然的に広がります。しかし、それを年々重ねてくると、ある程度自分が楽でいれる服装の形は固まってきます。しかし、それでは新しい感性を受信する力も衰えますし、あと洋服が楽しくなくなります。それは避けたい。親元を離れて自分で欲しいものをバイト代で買えるようになった時から洋服を中心に人生を選んできた自分から言わせれば、ここで洋服が楽しくなくなってしまうと、今後どういった人生を送れば良いかがわからない。危険である。


ということで、今回は現在当店でご案内可能な商品たちの中から、個人的にテンションが上がった、”ファッションをしているぞ俺は、、、!!!”と自分勝手に盛り上がったコーディネートについてお話しさせていただきやす。メインで選んだのはKLASICAのボンバージャケット。この子の説明も交えながら進めて参りましょう。

[KLASICA] (クラシカ) 25F-TNK-A03 Volume sleeve tankers Blouson

size / 4
color / Mix Brown
wool 96% cotton 2% nylon 2%
[lining A] cotton 100%
[lining B] cupra 100%
着丈 : 64
肩幅 : 58
身幅 : 77
袖丈 : 65


まずはそもそものジャケットの説明から。
KLASICAが定番的に展開するTankersシリーズをベースにした今作は、タンクジャケットの構造を現代的に洗練したブルゾンです。まず目につくのがボリュームスリーブの設計で、一般的なMA-1型やタンクジャケットと比べても可動域が広く、袖のラインが立体的に出るようパターンが組まれています。過剰に膨らむのではなく、あくまで身体の動きを前提にした分量配分になっているため、機能性とシルエットの両方を成立させております。


何より展示会の時に真っ先にこの生地が目に入りましたね。可愛すぎるしカッコよすぎる。ミリタリー的な空気もトラディショナル的な空気も感じる、ヴィンテージの生地のような印象。これがモダンなアイテムに使われているというのが素敵なところ。

あとはやはりサイズ感ですかね。インパクトのある大きさが、大きめのインナーを余裕で着れちゃう懐のデカさと、スタイリングの幅の広さを併せ持っています。裾のゴムのおかげで丸みが出ることでシルエット美を強調。ストレートに落としてフラットに見せる着方など、季節やスタイルに合わせた変化が作れますね。


で、スタイリングポイントですね。まあポイントといいうか、結構今回のは模範解答というよりは、個人的に好きな着こなしなだけなので、これこそがおしゃれですよ!というよりは、ファッションをしたということによる満足度を目指した物なので、要はいつも通りの服装ではなくたまには飛ばしてみてくださいという主旨です。

この組み合わせのこだわりは、本当はもっとブルゾンの丈もインナーに入れたコートの丈ももっと短い方が実はバランスが良いのですが、わざとだらしない感じというか、ルーズでやる気のない雰囲気を作りたかったので、この丈感の意識になりました。

ただここでワイドパンツを取り込むと、なんだか本当に何も考えてなさそうな感じがして嫌だったので、あえてテーラードジャケットとセットアップで合わせるような細身のストレートスラックスを持ってきました。そして全体の色味をぐちゃぐちゃにしつつも、くすんだトーンでまとまるようにして、なんだかんだ統一感が生まれるようにしています。


あとこの上から来ているブルゾンのセットアップになるパンツを履いてみよかったのですが、それだと”このインナーをどうにか料理してみたかった人”という印象が強くなるのではないかと思い、それは案から外しました。結局このコーディネートの帰着したコンセプトは”考えすぎな人”って感じですね。でも個人的にはかなり楽しかったので満足しています。おそらくそれぞれのアイテムを買っていたとしたら、こういう着こなしのために買うようなアイテムたちではないと思いますが、その中でもたまに脳みそを使って遊んでみるのは楽しいものです。


いかがでしたでしょうか。少しはいつもと違う空気を感じていただけましたでしょうか。皆様も一度、クローゼットの中を改めてご覧になっていただき、”実はこの服こういう着方が出来るかも”に挑戦してみてください。そうすることで、ありきたりな日常が少し変化がつきますし、すでに持ってるお洋服に対しての愛着もより一層増すかもしれませんしね。


それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。



長岡


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【daub(ドーブ)】機能として必要なことと、機能というデザイン。あと、西坂の小言

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