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2026/05/03 22:23

こんにちは、香水担当です。

前回に引き続き、「LIQUIDES IMAGINAIRES(リキッドイマジネール)」の香水の世界をお届けいたします。
タロットカードを中心に読み解いていますが、正直私自身が心底楽しんでいます。言葉を込めれば込めるほど、めちゃめちゃ“好き”が溢れる。皆様にも、その愛が伝わってくれていたら嬉しいなと思います。

それでは、本日はこちらのラインナップです。
「DOM ROSA Millésimé(ドン ローザ ミレジメ)」
「BLOODY WOOD(ブラッディ ウッド)」
「FLEUVE TENDRE(フルーヴ タンドル)」

ちなみに、「DOM ROSA Millésimé(ドン ローザ ミレジメ)」は、ブランドでご案内のある、「DOM ROSA(ドン ローザ)」と同じタロットカードを掲げる作品なので、そちらを読んでみます。ちなにみ、Clique Tokyoではミレジメのみのお取り扱いとなります。こちらは、良質なブドウが収穫できた年のみにつくられる、特別なシャンパーニュです。「DOM ROSA(ドン ローザ)」の10周年の祝福として生まれたスペシャルなエディションなのです。そしてシャンパーニュのミレジメのように、特別なパッケージと賦香率を高めた作品であり、香りのレシピに違いはございません。

それでは始めていきましょう。


「DOM ROSA Millésimé(ドン ローザ ミレジメ)」
調香師:Sonia Constant(ソニア・コンスタン)
フローラルフルーティー - スパークリング
良質なブドウが収穫できた年のみにつくられる、特別なシャンパーニュであるミレジメのように特別なパッケージと賦香率を高めた香水です。 ブドウ畑で栽培されているバラの木々は美しく見えるかもしれませんが、実はブドウの木を攻撃する病気や害虫の発生について作り手に警告してくれるのです。バラとブドウは同じ病害にかかりやすいのですが、バラはブドウより先に兆候を示し、アラートを発してくれるため適切な対策をしてブドウを守ることができます。フランスの修道士が、ブドウの木の近くに植えられたバラの木々が、ブドウの木よりも先に病害の印を示すことに気づいたのはフランスのブルゴーニュでした。それ以来、バラはその美しさを犠牲にしてきました。 ワインの美しさの犠牲となったローズの血の香り。情熱的な花、ローズによって、その泡沫はロマンチックで陶酔にも似た魅力を引き出すことでしょう。フレッシュな香り立ちから、妖艶なローズ、そしてインセンスの軽やかなスモークが漂います。ウッディベースの香りは、パワフルなコントラストをよりリッチな仕上がりにしています。

Top:シャンパンアコード、グレープフルーツ、ペアー
Heart:ダマスクローズ、クローブ、インセンス
Base:ディープウッディアコード、シダーウッド、ベチバー、ガイアックウッド


タロットカード:「THE ROMANCE」直訳「ロマンス / 恋愛」
添えられた言葉(直訳):「ドン ローザは、ロマンティックな香り。祝祭的な歓びに酔いしれる陶酔感。泡のように弾ける、繊細な個性。時に、愛の犠牲者となる。」
恋の高揚感と、その危うさを同時に表しているような感じ。甘い恋愛ではなく、恋に浮かされる幸福感と、恋に振り回される儚さ。理性的な選択というよりは“惹かれてしまう愛”のような。惹かれ合い、感情が溢れ、時に溺れる。花の女王である薔薇。その姿は、奥に抱える秘密は語らずとも、人を魅了するために生まれたのだと自らの宿命を物語る。葡萄の蔓を見守り、その育みをそっと支える。香りが放たれると共に、シャンパーニュの泡が立ち込め、まるで魔法のように肌を包み込む。美を愛する歓びを分かち合うような、恋のときめきと儚さを、祝祭の泡に閉じ込めた。そのきめ細やかな泡は、シュワっと鼻をくすぐる。奥深くにそっと覗くローズの姿は、なんともエレガント。物語はきっと肌の奥深くで色づいて、空間にその花びらが残るのだなと、私はあの余韻の美しさを読み取ろうと思いました。


「BLOODY WOOD(ブラッディ ウッド)」
調香師:Shyamala Maisondieu(シュヤマラ・メゾンデュー)
メタリック - フルーティーレッド - ドライウッド
ワイン、それは神々からの贈り物。古代から知性と官能、そのどちらも掻き立てるものです。「ブラッディ ウッド」のジュースは、知性と官能の静かな決闘です。闘いながら真実だけが潜んでいくかのように。血液のついた鋭い刃物のようなメタリックなトップノートは、まるで闘いに挑むかのよう。ハートノートのチェリーとラズベリーの赤いジュースに導かれ、オークのウッディなベースノートの暖かさに包まれます。

Top:ホワイトワインリース、ヴァイオレット、ローズオキシド
Heart:フルーティレッドワインアコード、チェリー、ラズベリー
Base:ウッディアコード、サンダルウッド、オークバレルアコード


タロットカード:「THE DUEL」直訳「決闘」
添えられた言葉(直訳):「ブラッディ ウッドは、短気で情熱的。人生の快楽を愛し、情熱を糧にして生きる。気高く、際立った個性を持ち、その内側には真実が宿っている。」
“情熱と誇りを武器に、自分の美学を貫く香り”。ただの争いではなく、プライドや信念をかけた衝突であり、考える前に動く、燃えるようなエネルギー。真実のために戦うニュアンス。感情的で激しいカードではあるが、そこには下品さではなく、誇り・品格・正々堂々とした姿勢をもつ、誇りのある戦い。この作品の背景には、添えられた神話がある。それは酒と豊穣の神であるディオニュソスが愛した美少年アンペロスの死と再生を描いたギリシャ神話。アンペロスは、死後葡萄の木へと姿を変え、ディオニュソスは彼を悼みながら葡萄酒を発明したという。そう、再生と永遠の命を授けた神々の贈り物なのです。知性と官能性の情熱を讃える。唇を香らせ、口付けを彩る。しかし、時には裏切りの根源となり精神を揺さぶるのです。それは、愛を巡る決闘であり、果実が滴る。ワインが白いシャツにジワッと広がるように、滲み、染め上げていくような香り。それが「Bloody Wood(ブラッディ ウッド)」なのだと思うと狂おしいほどに心が躍る感じがしませんか?


「FLEUVE TENDRE(フルーヴ タンドル)」
調香師:Sonia Constant(ソニア・コンスタン)
フレッシュスパイシー - フローラル - アニマル - センシュアル
愛をテーマにした小説『クレリー』の挿絵として知られている「恋愛地図(La Carte de Tendre)」からインスパイアされた香り。まさにリキッドイマジネールが提唱する愛と冒険が基盤になった躍動的でロマンティックな香り。女性と男性の相対するハーモニー。自由(≒愛/自分達の世界)を求めて川を越える、禁じられた恋、叶わない愛を叶える愛の物語。

Top:マンダリン、ブラックペッパー、カルダモン、コリアンダー、クミン、サフラン、ナツメグ
Heart:ペタリア、ローズウォーター、ゼラニウム、アルドロン
Base:ベチバー、パチョリ、インセンス、アニマリス、シベット、ムスカローム、トンカビーン、スエード


タロットカード:「THE SECRET」直訳「秘密」
添えられた言葉(直訳):「フルーヴ タンドルは、恋人たちの出会い。女性性と男性性が親密に溶け合う、陶酔的な組み合わせ。道の果てで、ふたつの身体は再び重なり合う。」
表には出せない親密さや、ふたりだけが知っている関係性。単なる恋愛というより、人に見せるための愛ではなく、奥深くで結ばれる本能的な引力。この作品のテーマとなっている「恋愛地図(La Carte de Tendre)」は、人が恋に落ち、親密になっていくまでの心の道のりを、架空の国や川、町として描いたものであり、恋愛における距離感、礼節、欲望、親密さの進み方を可視化したものなのです。となると、「香りが肌に近づいていく過程=恋愛の地図を旅するような体験」なのかもしれない。瑞々しさと共存するスパイスの香りが刺激的な秘密の時間を予感させ、本能を掻き立てる。解き放たれた情熱と尽きることのない幻想、そしてありのままの歓びをまとう香りとは、ひそやかに漂うものなのかもしれない。そう考えるなら、この作品の圧倒的な引力は最高にクレイジーで美しい姿だと思うのです。



今回は、ここまで。
次回のラインナップは、「BLANCHE BÊTE(ブランシュ ベット)」「BÊTE HUMAINE(ベット ユメーヌ)」「BEAUTÉ DU DIABLE(ボーテ デュ ディアーブル)」の3作品です。お楽しみに。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
また次回の香水ブログでお会いしましょう。



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