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2026/06/20 21:22

こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。









3週連続アイウェアイベント紹介回、本日はYohji Yamamoto、KARL LAGERFELD、Cartierのアイウェアをご紹介させていただきます。

改めて開催の詳細についてご案内です。

開催期間:2026年7月3日(金)〜7月12日(日)
営業時間:13時〜20時
住所:東京都渋谷区神南1丁目15-12 秀島ビル2F
開催場所:Clique Tokyo


前回1月に開催させていただいた時よりもさらにバリエーションをグレードアップしております。
その中から個人的に抜粋させていただき、今回は上記の3ブランドをピック。
もちろんですが各1点づつとなっておりますので、予めご了承くださいませ。

実際にイベント期間中は総勢120本くらいのアイテム数をご覧いただけます。
そのワクワクをこのブログで増長させていっていただければと思います。


【Yohji Yamamoto (ヨウジ ヤマモト)】


YOHJI YAMAMOTOがこれまでファッションシーンに与えてきた影響は、もはや説明するまでもありませんね。
「黒の衝撃」と呼ばれたパリコレクションでのデビュー以降、既成概念に囚われない独自の価値観を提示し続け、衣服の在り方そのものに問いを投げかけてきた、日本を代表するブランドでございますよね。

そんな当ブランドですが、実はアイウェアを積極的に展開していた時期は決して長くなく、当時製作されたモデルの多くは現在では市場に出回る機会も非常に限られています。
今回ご紹介する一本もまた、アーカイブピースならではの魅力を色濃く感じられる作品です。


なんてったってこの独特な構造です。
一般的なアイウェアのようにフレームがレンズ全体を囲うのではなく、レンズは中央のブリッジ部分によって支持され、その周囲をなぞるように細身のメタルフレームが配置されています。
今時でいうところのツーポイントやリムレスというワードは流行中ですが、こちらはワンポイント、一点留めによる冥利です。

レンズとフレームが接触しないよう設計された構造によって、まるでフレームがレンズの周囲に浮遊しているかのような独特の印象を生み出しています。
実際に着用すると、その印象はより顕著です。
顔の上に明確な空間が生まれ、単に視力を補助する道具としてではなく、一つの造形物として存在していることが感じられます。


どこか無機質でありながら、非常に繊細なデザイン。
主張は強いにも関わらず過剰な装飾性はなく、静かな緊張感だけが残ります。
身体のラインを強調するのではなく、その周囲に生まれる空気や空間をデザインするこのブランドの服作りのフィロソフィーを感じるクリエイションですよね。
そうしたブランドの思想が、アイウェアという小さなプロダクトにも自然と落とし込まれているように感じられます。


また、華美な装飾を用いず、マットな質感のメタルによって構成された佇まいも印象的です。
細部まで丁寧に作り込まれたフレームワークは、現代の量産的なプロダクトにはない独自の存在感を放っています。
テンプルにさりげなく刻まれたブランドネームもまた、過度に主張することなく、このアイウェアが持つ静かな美しさを引き立てています。
ファッションとして見ても、プロダクトとして見ても非常に興味深い一本。
Yohji Yamamotoが培ってきた美意識と、日本ならではの高い技術力が交差することで生まれた、今ではなかなか出会うことのできない貴重なアーカイブアイウェアです。

【KARL LAGERFELD (カール・ラガーフェルド)】


Karl Lagerfeldは、20世紀後半から21世紀初頭にかけてのファッションシーンを語る上で欠かすことのできないデザイナーの一人です。
長年にわたりCHANELのクリエイティブディレクターを務める傍ら、FENDIや自身の名を冠したブランドでも精力的に活動し、数多くの名作を世に送り出しましたね。
伝統を尊重しながらも常に新しい価値観を提示し続けたその姿勢は、現代のファッションデザインにも大きな影響を与えています。

そして彼自身のスタイルを象徴する存在として知られていたのが、常に身に着けていたアイウェアでした。
単なる実用品としてではなく、自身のアイデンティティを形成する重要な要素としてアイウェアを捉えていたことは広く知られています。


今回ご紹介するモデルもまた、そんなKarl Lagerfeldの美意識を色濃く感じることのできるアーカイブピースです。
フロント上部からテンプルへと連なる独創的な金属装飾。
一般的なアイウェアに見られるシンプルなフレーム構造とは異なり、立体感のあるメタルパーツが規則的に連続することで、独特の存在感を放っています。
簡単にツーブリッジというのは安直な意匠ですね。

この造形がどこか建築的でもあり、ヴィンテージジュエリーたらしめる重厚感も感じさせます。
光の当たり方によって細かな凹凸が陰影を生み出し、無機質な金属でありながら豊かな表情を見せてくれるのも魅力の一つですね。


近年のアイウェアは軽量化や効率性を重視したものが主流となっていますが、本作にはそうした合理性だけでは測れない時代特有のものづくりへの情熱が宿っています。
複雑な金属装飾や専用パーツの数々からは、当時だからこそ実現できた贅沢な製作背景を感じ取ることができます。


過度なロゴ表現に頼ることなく、細部の意匠や素材使いによって存在感を生み出すデザインは、カールが追求したエレガンスそのもの。
ファッションデザイナーとしてだけでなく、一人の美意識を持った表現者としての思想が凝縮された一本と言えます。
ヴィンテージアイウェアとしての希少性はもちろん、プロダクトとして見ても非常に完成度の高い作品。
”Karl Lagerfeld”という時代を象徴するデザイナーの感性と、当時の高い製造技術が融合したアーカイブならではの魅力を存分に感じていただける一本だと言えます。

【Cartier (カルティエ)】


Cartierが一番紹介するまでもないのではないでしょうか。
1847年の創業以来、世界中の王侯貴族や富裕層から支持され続けてきたハイジュエラーブランド。
「王の宝石商、宝石商の王」と称されるほど高い評価を受け、ジュエリーや時計の分野において数々の名作を生み出してきました。

そんなCartierが1980年代に本格的に展開したアイウェアコレクションは、現在でもヴィンテージアイウェアの世界において特別な存在として語り継がれています。
当時のCartierのアイウェアは、単にブランドネームを冠したプロダクトではありませんでした。
時計やジュエリーと同じようにブランドの哲学と美意識が注ぎ込まれたプロダクトとして製作されており、その完成度は現代のアイウェアと比較しても圧倒的な存在感を放っています。

本作においてまず目を惹くのは、その美しいゴールドメタルの佇まいです。
細身でありながら確かな重量感を感じさせるフレームは、顔の上に掛けるジュエリーのような雰囲気を纏っています。
光を受けることで生まれるこのゴールドの繊細な輝きは、現代の量産的なアイウェアにはない独特の品格を感じさせます。


さらに注目したいのが、フロントからテンプルへと繋がるヒンジ部分のディテールです。
Cartierを象徴する"C"モチーフが自然に組み込まれており、過度な主張をすることなくブランドのアイデンティティを表現しています。
一見すると気付かないほど繊細な意匠ですが、近くで見ることで初めてその作り込みの深さが伝わってきます。
こうした細部への拘りこそが、Cartierが長年培ってきたジュエラーとしての美学を物語っています。

また、ノーズパッドやテンプルの細部に至るまで丁寧に設計されており、一つの工芸品として完成させようとする姿勢が感じられます。
効率性やコストパフォーマンスが重視される現代のプロダクトとは異なり、当時のCartierには「良いものを作る」という純粋な情熱が宿っていました。
そのため、この時代のアイウェアには現代では再現が難しい独特の重厚感や存在感があります。
実際に掛けてみると、その魅力はさらに際立ちます。


顔周りにさりげなく華やかさを加えながらも決して過剰ではなく、上品な緊張感だけを残してくれます。
これはジュエリーを身に着ける感覚にも近く、アイウェアというカテゴリーを超えた特別な体験と言えるかもしれません。
現在では市場への流通数も年々減少しており、状態の良い個体と出会える機会も限られています。
ヴィンテージアイウェアとしての価値はもちろんですが、カルティエという歴史あるメゾンが最も勢いに満ちていた時代の空気を感じることができるプロダクトとしても非常に魅力的な存在です。
単なるファッションアイテムではなく、時代を超えて受け継がれるデザインと技術を楽しむための一本。
このブランドだからこそ実現できた、ジュエリーとアイウェアの境界線を曖昧にするような特別なアーカイブピースです


いかがでしたでしょうか。
歴史的にも作品的にも優れたものが集まっているのがお分かりいただけたと思います。
明日もアイウェア回開催させていただきますので、ぜひお楽しみに。


それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。


長岡


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