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2026/06/22 20:13

こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。










皆様26日の朝8時からの日本対スウェーデン戦は見ますよね絶対に。
というか見てほしいまじで。
もちろんお仕事の関係でなかなか見れない方もいらっしゃるでしょうから、そのような方はぜひハイライト的な切り抜きでもご覧になっていただき、日本の戦いの行末を見届けていただければと思います。

自分がこんなにワールドカップを楽しみにするようになるとはこれまでの人生で一度も思いませんでしたが、わかるようになるとなんでも面白くなるというもので、お客様や西坂に解説してもらいながら内容を見ていたりすると、日本のその凄さがわかってきました。

これは何事にも共通するポイントだと思っております。
知らない、という状態は大変恐ろしく、知らないが故に正しい判断もできなければ、知らないが故にアンテナも貼れないので、気がついたら取り返しのつかないことになっていたり、過剰に何かを進めてしまっていたりするものです。
税金とかでもそうですよね。
実は申請するだけでもらえるお金って意外とあったりしますしね。

サッカーを通して人生すぎる話題をしてもしょうがないので、サクッと本題に。
今回は当店の中でも現在トップオブアルチザンとして君臨するDUELLUMのジャケットを、セットアップという形ではなくカジュアルに使うとどうなるのかという興味本位で組んだスタイリングを軸にご案内させていただきます。

とは言ってもセットで組んでいたクロップドパンツは売れてしまったので、トップス2型というお話ではありますが、どうぞ最後までご覧ください。


[DUELLUM] (デュエラム) DUE-IX-089-JAK BELTED BLAZER

size / 3
color / BLACK×RED STITCH
[fabric 1] wool 74% linen 26%
[fabric 2] linen 100%
[fabric 3] wool 100%
[body lining] cotton 100%
[sleeve lining] cupro 100%
着丈 : 70
肩幅 : 46
身幅 : 54
袖丈 : 68.5


日本を拠点に、テーラリングを軸とした再構築的なアプローチで独自の世界観を表現するDUELLUM。
クラシックな衣服に宿る普遍性を尊重しながらも、その完成された構造をあえて解体し、再編集することで新たな価値を生み出す当ブランドのクリエーションは、一つの作品としての強い存在感を放ちます。
今回ご紹介するブレザーは、そのDUELLUMの思想が色濃く投影された至極の1着です。

オーセンティックなテーラードジャケットをベースにしていますが、細かなピンストライプが走る端正な生地使いや、クラシカルなノッチドラペル、フロントのボタン配置など、一見すると極めて正統派なブレザーのようにも映ります。
既に写真から伝わっているかもしれませんが、その只者ではない感が迸る意匠性。


今回のスタイリングでは、インナーにkujakuのAtelier Collectionのカットソーを合わせています。
手作業による染色表現によって描かれた有機的な柄は、まるで墨や絵画を滲ませたかのような静かな存在感を放ち、DUELLUMの持つ無機質で構築的な空気感と美しい対比を生み出しています。
ちなみにカラーはCrayを使用。

まず目を惹くのは、フロントに残された荒々しい断ち切りのディテールです。
ラペルから裾にかけてあえて露出された内側の構造。
ほつれた糸や未処理のエッジが随所に残されることで、衣服がまさに制作途中であるかのような緊張感を生み出しています。
整然としたテーラリングの中に未完成性を持ち込むこの表現は、DUELLUMが得意とする手法の一つです。
完成と未完成、その境界線を曖昧にすることで、既存のテーラードウェアに新たな解釈を与えています。

さらに印象的なのが、フロント全体に散りばめられたセーフティピンの存在。
衣服を仮留めしているかのように配された無数のピンが、このジャケットが持つ再構築というコンセプトそのものを象徴するディテールとなっています。


ラフに切り取られたネックラインや、手仕事ならではの不均一な染め表現は、ジャケットの断ち切り仕様や露出した構造とも自然にマッチしています。
フロントを開けた際に覗く淡いグレイッシュトーンが、黒を基調としたスタイリング全体に奥行きと柔らかな抜け感を与えています。
この両ブランドを重ねることで、単なるレイヤードを超えた強い世界観が生まれていると思います。

そして、このプロダクトを象徴する最大の特徴が、身体を拘束するように配置された大胆なベルトデザインです。
両腕を横断するように配された長いストラップは、一般的なテーラードジャケットには存在しない極めて独創的な構造。
着用時のシルエットに独特の立体感と緊張感をもたらします。
強いメッセージ性を感じますよね。


フロントから強烈ですが、バックスタイルでもその存在感がより際立ちます。
背面中央には、断ち切られたパネルを繋ぎ合わせるかのように赤い糸による荒々しいハンドステッチが施されており、黒を基調とした静かなピンストライプの中で鮮烈なコントラストを形成しております。
さらに裾部分も左右非対称な構造となっており、見る角度によって異なる表情を見せてくれますね。
クラシックなテーラリングの美しさと、解体・再構築による前衛性と退廃的世界観。
相反する要素を高いレベルで共存させている点こそ、このジャケット最大の魅力と言えます。
完成されたものを一度壊し、そこから新たな価値を再構築するという、DUELLUMが提案する現代的なテーラリングの在り方を、ぜひ実際に袖を通して体感してみてください。


いかがでしたでしょうか。
今回登場したアイテムたちはこちらです。

セットアップでももちろん世界観を堪能するには最高ですが、それ以外でも活躍できないと意味がないと思っているので、今回このような形で登場させてみました。
少しでもご興味を持っていただけると幸いでございます。
金額や迫力に負けずに袖を通してみてほしいですね。ええ。


それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。


長岡


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