2026/06/23 15:24
こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。
昨日来季のバイイングのミーティングをしていて気がついたことというか、感じたことがあるのですが、いつも展示会に行く時、バイイングをするというよりはもはや消費者的な感覚で行っていたことに気がつきました。
もちろんお店にとってどうとかは考えているのですが、自分が提案する上で、自分自身が欲しいと思うかとか、提案する上で熱量マックスで行けるかどうかという視点ばかり気にしていましたが、今後は少し方針を変えて、
俺が欲しいかどうかとか着るかどうかとかよりも、実際に皆様が手に取っていただきやすかったりする方が良いだろ
という結論になりました。
元々そうじゃないんかいというツッコミが来そう。
よくまあこれまでたくさん売れていたなという気もしますし。
肌感やフィーリングを中心にセンスのみで戦っていたような気がしていて、やはり大手になるにはそれではダメだという会議の結論でした。
会議とか大袈裟に言っていますが普通に西坂と二人で飲んでいただけなんですがね。
というわけで、来季、27SSはもっと視点を変えた潤沢なバイイングができそうな予感がしているので、ぜひお楽しみに。
というか、実はもうそんな話題が上がる季節になっちまったんですね。
早いもんで。
アパレルの世界は春夏に秋冬のことを考え、その逆もまた然りなので、一般的なサラリーマンの方々よりも時間の進み方が異常に早いのではないかなと思っている。
まあ好きなことやってっからいいんですけどね!
このままだとぐだぐだと書き殴ってしまいそうなので本題に戻ります。
長岡は、基本的に好きな生地はなんですかと聞かれたら、パッと浮かぶのはやはり”裏毛”なんですよね。
いわゆるスウェット生地、ジャージですね。
シルクなどの高級素材も好きなのですが、楽であるという快適さには勝てない部分があります。
着てて楽だし、洗濯も楽だし、特に難しいこと考えなくて良いというのがデカい。
そこで当店のバイイングにも各ブランド様においてその熱量を反映していたのですが、とうとう当店の全ストックの中からこの裏毛のパンツが残り1点のみになってしまった。
しかし少し意外な存在がまだ店頭で呼吸しているというところで、改めてこの機会にご案内させていただきやす。
ヴィリディアンのスウェパンなんか良いに決まってんだろ
この段階でまだ店頭にあるというところに自分の提案力の無さをひしひしと実感しているところです。
おそらくこの手のアイテムを定番的に作っている取引先ブランド様たちの中でも、当店人気ナンバーワンだったはずなのですが。
他のアイテムは全て旅立っていっていただいているので、それはそれで大変ありがたい限りなのですが、悔しい。

[The Viridi-anne] (ザヴィリディアン) VI-3983-04 SWEAT WIDE PANTS (BLACK)
size / 3
color / BLACK
cotton 100%
[rib] cotton 100%
ウエスト : 74~88
総丈 : 99
股上 : 32
股下 : 76.5
わたり: 36
color / BLACK
cotton 100%
[rib] cotton 100%
ウエスト : 74~88
総丈 : 99
股上 : 32
股下 : 76.5
わたり: 36

パッとみただけではミニマルなブラックのワイドパンツですが、その佇まいの中には当ブランドならではの繊細な設計思想が随所に落とし込まれています。
特筆すべきはスウェットパンツでありながらもラフな印象に傾きすぎない美しいシルエット。
フロントにはタックを配置することで、腰回りには適度なゆとりと立体感を持たせながら、裾へ向かって綺麗に落ちる上品なラインを形成しています。

一般的なイージーパンツやスウェットパンツに見られるような部屋着的な印象はなく、どこかスラックスを思わせる洗練された空気感を纏っている点も非常に印象的ですね。
また、実は細部に宿った神の役割を果たしてくれているのが膝周辺のパターン設計。
ミリタリーパンツなどで見られるアクションタックをあえて採用せず、パターンと縫製そのもので膝位置を前方へ設定することで、可動域を確保しながらも程よく無骨な印象を深め、建築的なシワを形成しております。

この設計によって、このブランドらしい静謐で都会的なシルエットが生み出されています。
スウェットパンツというカテゴリーにおいて大事な点は、イケてるたまり方やシワのより方に加え、いかに寝巻きっぽくないかが大事だと思っていて、逆に寝巻きっぽい方が良い場合もありますが、少なくとも当店のフィロソフィー的には違うのかなと。
このThe Viridi-anneが作るスウェパンたちの優秀さに浸っていたい。
ウエストにはイージー仕様を採用し、ゴムウエストに加え長めに設定されたドローコードが配されており、着脱の容易さと高いフィット感を両立しています。

そして裾は断ち切り仕様。
スウェット素材特有の柔らかな表情と、断ち切りによる僅かな荒々しさが共存することで、ミニマルな中にThe Viridi-anneらしい退廃的なニュアンスを感じさせます。
実際に着用した際にも、ワイドシルエットと断ち切りの裾が相まって、足元に好み通りの溜まりを形成してくれる。
ブーツとの相性はもちろん、レザーシューズやスニーカーまで幅広く受け止める懐の深さも魅力の一つです。

一見すればシンプルなブラックのスウェットパンツですが、その実態は徹底的に削ぎ落とされたデザインの中に、緻密なパターンワークと機能性、そしてブランド独自の美意識を凝縮したプロダクトです。
日常着としての快適さと、モードウェアとしての緊張感。
その相反する要素を高次元で両立させた、The Viridi-anneならではの一本をぜひお楽しみください。

いかがでしたでしょうか。
改めて、こちらが今回ご案内したパンツです。
着画モデルの身長は183cmですが、腰を落として履いてもらっているので、170cm代の方でも参考にしていただきやすいと思います。
全てが丁度良い、スウェットパンツとしての最高到達点をぜひご体感ください。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
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