2026/10/04 21:37
こんばんはClique Tokyoです。
今日も一日、お疲れ様です。
ぜひごゆっくりお過ごしください。
先日記事にさせていただいたAleksandr Manamisのブランド紹介ブログが大変ご好評だったことで、引き続きマナミスのことについてご紹介させていただきます。
ようやくライトジャケットを着て平気で街に出かけることができる。
10月に入ってから皆様いかがお過ごしでしょうか。
少し肉厚なジャケットやパンツを着用することができるようになってきましたが、それだけに少し新しい服装も取り入れてみたくなりますよね。
長岡はマジでデニムが気分です。
26SS取り扱いスタートに際して個人オーダーしたISOのデニムのセットアップがまた気分が再熱してきてる。
当たり前なんですが、やはり自分がやりたいスタイルをできるのは楽しいところですよね。
マジで今服が楽しい。
あとなんだかんだオーダーしたレザージャケットを早く着たい。
ワインレッドのダブルライダースなんか今の気分でしかない。
ダラダラ話しすぎているが、今回はマナミスの何を紹介しようかと考えた時に、今季の靴が優秀すぎたので、改めて靴作りについてご案内することにしました。
このブランドのシューズへのスタンスは、
餅は餅屋
なのです。
自分でやらんのかいって突っ込みたくなるかたはいらっしゃるかもしれませんが、これは無理やり自分たちで作るというよりも、シーズンごとのデザインや理想を叶えてくれるシューズファクトリーに依頼しる方が、返って理想的なものを作りやすくなるという場合もあります。
例えば昨年7月にブランドが終了してしまった、boris bidjan saberiのスニーカーはSalomon様とのコラボレーション作品のシリーズだったわけですが、BBSは1ブランドとのみコラボレーションをしまくったのに対して、マナミスは割とブランドをシーズンごとに分けてたりします。
それは、作りたいシューズの形にできるだけ思い通りの形にするために、各ブランドの得意なところを借りては作り、借りては作りとすることで、毎シーズン本質的な新作を提供することが可能になっております。

[Aleksandr Manamis] (アレクサンダーマナミス) 226AC019 / AM-EB MOSS SHOES
¥176,000 (in tax)
size /42, 43
color / La Lune
SPECIAL “MOSS” FABRIC COVERED HORSE LEATHER
[size 42]
アウトソール : 29
ワイズ : 10
全高 : 11
ヒール : 3
[size 43]
アウトソール : 30
ワイズ : 10.5
全高 : 11
ヒール : 3.5
color / La Lune
SPECIAL “MOSS” FABRIC COVERED HORSE LEATHER
[size 42]
アウトソール : 29
ワイズ : 10
全高 : 11
ヒール : 3
[size 43]
アウトソール : 30
ワイズ : 10.5
全高 : 11
ヒール : 3.5
[Aleksandr Manamis] (アレクサンダーマナミス) 226AC020 / AM-EB ZIPPER BOOT
¥176,000 (in tax)
size / 42, 43. 44
color / black
HORSE LEATHER
[size 42]
アウトソール : 29
ワイズ : 10
全高 : 20
ヒール : 3.5
[size 43]
アウトソール : 30
ワイズ : 10.5
全高 : 20.5
ヒール : 3.5
[size 44]
アウトソール : 31
ワイズ : 10.5
全高 : 21.5
ヒール : 3.5
color / black
HORSE LEATHER
[size 42]
アウトソール : 29
ワイズ : 10
全高 : 20
ヒール : 3.5
[size 43]
アウトソール : 30
ワイズ : 10.5
全高 : 20.5
ヒール : 3.5
[size 44]
アウトソール : 31
ワイズ : 10.5
全高 : 21.5
ヒール : 3.5

今回のコラボレーション作品は2型入荷。
スペイン・バルセロナを拠点に靴を手掛けるEVARIST BERTRANとの共同制作です。
EVARIST BERTRANはクラシカルな紳士靴の構造をベースにしながら、つま先の反りやウェルトの見え方、アッパーの立体感などをかなり強く出した靴を作っています。
マナミスとの関係も今回だけではなく以前から続いており、実は過去に作品が生まれているんですね。
2型に共通しているのが、このエバリスト特有のフォルム。
横から見るとかなり分かりやすいと思います。
つま先は平らに前へ伸びるのではなく、グッと上方向へ反り上がっています。
ただロングノーズで細長く見せるような靴でもなく、前足部にはそれなりに幅があります。
その一方で土踏まず周辺から踵へ向かっては少し絞られているので、ボリュームがありながら全体が鈍重には見えないようになっております。
革靴としてはかなり特徴のある形ですが、だからといって装飾を大量に付けているわけではない、形そのものに特徴があるシューズファクトリーでございます。


今回の2型の中でも、よりAleksandr Manamisらしさが分かりやすいのはこちらでしょうか。
クラシックなレースアップの短靴をベースにしておりますが、普通の革靴として完成させるのではなく、ホースレザーのアッパーをスペシャルファブリックで覆っています。
もうこの時点でなかなかです。
アゲアゲのパキパキです。
ブラウン、ベージュ、カーキのような色を中心に、ところどころ淡いピンクや褪せた色が混ざっておりますが、生地が剥がれたりくっついたりしているかのような退廃的かつメランコリックなムードが漂っている。
表面を近くで見ると、織りの凹凸や毛羽立ちも残っています。
端の処理も完全に綺麗に隠すのではなく、ところどころ糸や繊維が見えております。
新品の靴ですが、最初から少し古びた布を革靴の上から貼り重ねたような雰囲気がありますよね。
この辺りは、先日のブランド紹介でも触れましたが、Aleksandr Manamisの洋服に通じる部分があります。
綺麗な新品を新品らしく見せるというより、”擦れ”や”褪せ”や”剥がれ”をデザインとして表現しております。
ただ、デザイン重視の靴なわけではなくて、アッパーの生地だけを見ると相当情報量があるのに、靴そのものの形はちゃんとクラシックな革靴の範囲に収まっているところがこのバランス感覚。

形だけ抜き出せばかなり昔から存在する靴ですが、そこへマナミスのファブリックを乗せるだけで全然違うものになりました。
これは履いた方にしかわからないのですが、思いの外ボリュームがあるシューズです。
そしてこういう靴を見ると何と合わせればいいんだろうと思われる方もいらっしゃるでしょうが、個人的には、これくらい足元に情報量がある靴ほど洋服は普通で良いと思っています。
黒いワイドパンツでもいいですし、色の抜けたデニムでもいいです。
マナミスのパンツをそのまま合わせるのももちろん良いですが、無理に全部を同じテンションに合わせる必要はありませんからね。
パンツの裾からこの柄が少し見えるだけでも十分です。
特に今の当店のように、黒やグレー、ブラウンといった落ち着いた色の洋服が多い中では、こういう靴が一足入るだけでスタイリング全体の見え方を変えてくれます。
黒い靴ばかりを集めてしまっている方、どうか一撃必殺の火力を持つ勇気を持っていただきたい。
作品力の高い靴を取り入れる感覚をどうか持っていただきたいのです。
ちなみにサイズは2サイズ展開でご用意。
強気のバイイングです。
皆様是非。

一方こちらはシンプルなブーツです。
素材もかなりシンプル。
アッパーにはブラックのホースレザーを100%使用したバックジップタイプのブーツでございます。
柄もレースもありませんが、前から見るとかなり削ぎ落とされていて、これが何から生まれているかと言いますと、一枚革の表情が際立つようになっております。
これがものすごく良い。
ホースレザーの表面には細かなシワから大きなうねりまで、不均一な表情があります。
特に甲から足首周辺に真っ黒で均一な革ではなく、光の当たり方によってグレーっぽく見える部分や、凹凸によって黒が濃く見える部分が出てきます。
実物だとさらに立体的ですね。
そして靴紐を完全になくしたことで、この革の面がかなり広く取られています。
余計なものに目が散らず、革の皺と靴の造形だけを見ることになります。
横から見た時もかなり好きです。
つま先は反りがありますが、ブーツになることで足首まで一本の線が続くので、短靴よりさらに彫刻的な見え方になります。
踵はそこまで高くありません。
なのでヒールブーツのような雰囲気ではなく、あくまで日常的に履ける高さになっております。
それでも前側のソールが反り上がっていることで、普通のフラットなブーツとはかなり違うシルエットになり、アルチザンたらしめているムードがありますよね。
そして背面にはセンターにジップが一本。
フロントに何もない分、このバックジップが後ろ姿のアクセントにもなります。
開閉もここから行うので、見た目はかなりミニマルですが着脱方法は楽チンです。
モスシューズは、マナミスの生地の世界をそのまま足元に持ってきたような一足で、ジッパーブーツは逆に、余計なものを削ってEVARIST BERTRANのフォルムとホースレザーそのものを見せる一足。
柄や素材の表情を楽しみつつ、全てのマンネリ化を一撃打破したいのであればモスシューズ、黒いブーツとして長く使いながら普通のブーツとは少し違う形を求めるのであればジッパーブーツが良いかなと。
もちろん軽くサクッと買うのはなかなかハードな金額かもしれませんが、、、
とかは、もう思わないくらいに、作品芸が光りつつ、世の中の他の同じような靴が値段が上がりすぎているせいで、もはやマナミスは安いまであります。
そうですよ、ちょっと頑張るだけです。
勇気を振り絞って買うというよりは、この手のアイテムをもはや当たり前に着用できる大人になりたいところですね。

いかがでしたでしょうか。
特にホースレザーのブーツは履き皺や艶が増えていけば今とはまた違った顔になるでしょうし、モスシューズもファブリックの毛羽立ちや擦れを含めて、綺麗なまま保つだけが正解ではないように感じます。
その辺りも含めて、自分で履いた時間が後から靴に残っていく。
ぜひ店頭では横からだけではなく、正面、後ろ、そして靴底まで見てみてください。
写真だけでは分かりにくい部分が結構あります。
人生を共にするシューズという醍醐味としても、当たり前に履き潰す作品としても、どんな意味合いだとしても、素敵なお買い物になること間違いない2型です。
まずは、手に取ってみてください。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
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