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2023/01/17 18:46




皆さんこんにちは、香水担当でございます。

風の冷たさがより一層感じやすくなった最近、温もりが恋しくなるこの季節。

大地の暖かさと優しさに包まれる、心落ち着く香りを、、、ということで

オードパルファンのウッディーファミリーをご紹介したいと思います。

 



前回までのお話では、CARON(キャロン)の歴史についてや、タバコファミリーパルファンコレクションなどお話ししてきました。

まだご覧になっていない方、是非読んでみてくださいね。Clique Tokyoでお取り扱いしているアパレルブランドとのコンビネーションもご紹介中です。


前回のブログ → フレグランスメゾン CARON(キャロン) ブログ第三弾 - パルファン(伝統の香り)について -




ということで、本題へ。

まずは、ウッディーファミリーとは?についてです。

ブランドさんによっても、そのカテゴリーの詳細については異なります。

基本的にウッディーファミリーは、ストレートな木の香り!というよりは、様々な香料と合わせて構築されており、香った時の印象として木の肌感が手に取りやすい香水が多いと感じます。



もちろん香水によっては、スパーウッディーとも言える、鉛筆削りや新築の家などで感じたことのあるそのものを感じさせる香水もあったりもするので、様々なブランドさんで試してみると面白いですよ。



CARON(キャロン)のウッディーファミリーでは、2種類のオードパルファンが分類されています。




一つ目は、


「ベチバー・アンフィニ (VÉTIVER INFINI)」

フローラル ウッディー #ベチバー #イリス







ジャズミュージシャンでもある、現在調香師をしているジャン・ジャックが、ジャズやブルースで用いられる音階、ブルーノート”(1)の魅力に触発され作られた作品。大いなる素材の一つであるベチバーをベースに、コレクションの中でも最もラグジュアリーな素材であるイリス(2)を組み合わせて仕上げた香り。

音楽とフレグランスという2つの世界を融合させた、思いがけない芸術的な取り組みにより生まれたフレグランスです。



肌にのせた瞬間に響き渡る、大地の鼓動が心地よく体に溶け込みます。山でも庭でも、一度は体感したことがあると思う、あの湿った土を手に握り締めたあの感じ。土の温もりと植物の根っこの匂い。そんな力強いベースを基に、シトラスの爽やかさが視界を明るく軽やかな音が放たれます。そこにイリスのパウダリーな優しさが音を調和しハーモニーを奏でます。音楽も見えない物ですが、香りも同じ見えない物。その共通点を目の当たりにするような美学が香りから伝わってくるのです。この静かなる躍動感と心の高鳴りは、是非一度試してみて欲しい。



 (1)ブルーノート・・・ジャズやブルースで用いられる音階で、通常半音程度音程を下げるものであり、CARON(キャロン)でいうと、特定の感情を与えるわずかにずれた音の事。


(2)イリス・・・アイリスも同じ。ニオイアヤメの根茎から抽出されますが、根の香りというよりはフローラルで上品は香り。香料を抽出するにあたり、大変長い時間がかかることや、採油率が非常に少ないことにより、とても希少で世界で最も高価な香料として紹介されることが多い。



■Clipue Tokyo のお取り扱いアパレルブランドと合わせるなら、、、?

[ KLASICA ] (クラシカ)」お好きな方どうでしょうか?


クラシカの製品特有の生地の風合いや、アルチザンならではのデザインと纏う人によりそう印象が、とてもマッチしそう。土台を構成するベチバーが奏でたハーモニーと相まって、さらに完成に近づくような感じ。

香りによる、もう一つのピースが埋まるという感覚を是非体感してみてください。









二つ目は、


「サンタル・プレシュー (SANTAL PRÉCIEUX)」

フローラル ウッディー #サンダルウッド #ローズ






過去の先駆者たちへのオマージュであり、自立した女性とその感情を受け止める男性への頌歌を具現化した現代に通じるフレグランス。CARON(キャロン)が得意とする2つのエッセンスである、ローズとサンダルウッドが力強さと優しさを物語り、マスキュリンとフェミニンの間を行き来するこの香りは、CARON(キャロン)が象徴する自由な香り。

「マスキュリン?フェミニン?そんなことは関係ない」

創業以来、型にはまらない創作を続けてきたCARON(キャロン)ならではの作品。




PRECIEUX(プレシュー)とは、貴重という意味になります。オーストラリア産サンダルウッド、ニューカレドニア産サンダルウッド。体感としては、サンダルウッドスペシャルという感じです。まろやかなウッドの風味は、まるで触っているかのような湿り気と存在感を放ちます。

ローズの感じは、そこまではっきりと見えるというよりは輪郭だけが存在するような印象で、作品全体の印象を鮮やかに演出してくれるフレーバーのような存在。

最後まで均一に、安定感のある音が肌から伝わってきます。個人的には、サンタル・プレシューをベースに様々な香りをレイヤードして、ハーモニーを試してみたいと欲が掻き立てられます。

どっしりと軸を構えてくれる香りなので、手元に一本置いておきたい香りの一つ。




■Clipue Tokyo のお取り扱いアパレルブランドと合わせるなら、、、?

daub(ドーブ)」お好きな方どうでしょうか?



ドーブは、デザイン的にはすごいシンプルなアイテムが多い中で、加工やディティールを駆使することで作り上げられる、一味違った空気感を構成できている。

工夫やこだわりによって、デザインの幅が出されており、大人の余裕を感じさせるその魅力とサンタル・プレシューの型にはまらない自由という背景がマッチした瞬間の、新たな感覚。ちょっと気になりませんか?じわりと広がるその世界観を、一度試してみて欲しい。








今回は、2種類のフレグランスをたっぷりとご紹介してまいりました。

それと、、もうすぐバレンタインですね。

今年は、香りというプレゼントを送るのも良いかもしれませんよ?

相手を思いながら選ぶのも素敵ですし、自分を鼓舞する香りを選ぶのもおすすめ。

是非選びにきてください。

思わぬ香りとの出会いエスコートさせていただければと思います。



また次回の香水ブログでお会いしましょう。




↓CARONについての次の記事
・フレグランスメゾン CARON(キャロン) ブログ第五弾 -香水の話とアンバーファミリーについて-


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