2025/04/12 15:48
こんばんは、長岡です。
今日も一日、お疲れ様です。
最近気づき始めてきたんですけど、”日中の気温20°”みたいな時期の服装って一番わからなくないですか。軽いライトアウターの中にTシャツとかで過ごしていると、夜や日陰は寒いし、地厚のフーディとか着ると暑いという状態。私だけでなく、いまだに店頭で羽織ものが出て言っている状況を見ると、やはりみんな考えることは同じなのかと。ファッションを生業にしている人間なら共感してくれるかもしれませんが、「他の誰とも被らない」という魅力を高める方向に意識を持っていく中で、急に落とすれる「周りと同じである」ということを享受する安心感が欲しくなる矛盾。ここは差別化を図りたいけど、ここはみんなと同じがいいというわがまま心が、時たま働きがちですよね。と言いつつ自分がわがままなだけかもしれないという事実にも気づき始めてきてて、そんなめんどくさいことを考えながら今日も元気に生きていこうというわけなんですね。だらだらと訳のわからないことを申し上げながら本日ご紹介するのは、ナウでヤングなセットアップ。退廃的でありながらカジュアルなテンションのデニムを2型ご紹介致します。
朽ちてなお美しい、“不完全の美”を纏うという選択。Professor.Eが提示するのは、“壊れゆく美”の肯定です。荒廃と静謐を同時に孕んだ彼らのプロダクトは、装飾よりも質感、主張よりも余白で語るスタイル。今季25SSでは、その哲学がより研ぎ澄まされ、アバンギャルドな中にもリアリティを感じさせるプロダクトが揃いました。今季のキーピースとも言えるこの2型は、ひと目でそれと分かる存在感を放ちながらも、どこか静けさを宿しています。


[ Professor.E ](プロフェッサーイー) 25SS-PE-JKT-13 DISTRESSED PLEATS BLOUSON
size / 48
color / washed black
[fabric 1] linen 100%
[fabric 2] cotton 100%
着丈:62
肩幅:51
身幅:60
袖丈:62
color / washed black
[fabric 1] linen 100%
[fabric 2] cotton 100%
着丈:62
肩幅:51
身幅:60
袖丈:62
“荒廃のエレガンス”。一見すると無骨な佇まいながら、ディテールを追うごとに知的な構築性とデザインの奥行きが際立ちます。前面に施されたプリーツディテール。通常の装飾とは一線を画す、エイジング加工を重ねたテキスタイルはただの「しわ」ではなく、時の経過と着用者の人生を記録するような役割を担っています。デニムのトラッカージャケットというのはそういう男性的なロマンの対象になりますよね。ハリとコシがありながらもしなやかで、動きに合わせて自然な陰影を生み出します。随所に見られるダメージ加工は、人工的な「ダメージ風」ではなく、あくまでも“自然に使い古されたような”空気感を追求。
シルエットはややルーズめのボックスカット。肩幅にはしっかりと余白があり、オーバーサイズすぎない絶妙な塩梅。前を開けてラフに羽織るのも、ボタンをきっちり留めてタックインするのも様になる、スタイリングの振り幅を広げてくれる一着です。


[ Professor.E ](プロフェッサーイー) 25SS-PE-TRL-07 WORN-OUT DENIM(WASHED BLACK)
size / 48
color / cold dyed grey
cotton 100%
ウエスト : 85
総丈 : 105.5
股上 : 36
股下 : 74
わたり : 33
color / cold dyed grey
cotton 100%
ウエスト : 85
総丈 : 105.5
股上 : 36
股下 : 74
わたり : 33
合わせるボトムスとしてぜひ提案したいのが、このデニム。一見シンプルなブラックデニムに見えながら、近づいて見るとその情報量に驚かされるはずです。カラーはウォッシュドブラック。深いブラックからフェードがかかったグレーへのグラデーションが、何十年も履き込んだヴィンテージのような説得力。さらに、膝・もも部分のクラッシュ加工、裾にかけてのリアルなアタリ感が、一点物のような表情を演出しています。この一本が面白いのは、ヴィンテージワークの雰囲気をまといつつも、シルエットはモダンで洗練されているという点。腰周りには程よいゆとりを持たせつつ、裾にかけて綺麗に落ちるシルエット。ブーツにもスニーカーにもハマる、現代的なワークウェアのような一本です。ノンストレッチのデニムを使用しているため、履き込むごとに自分の体型に馴染み、“自分だけの一本”へと育てる楽しみもあります。


この2アイテムを軸にしたスタイリングは、モードにもストリートにも振れるのが魅力。たとえばインナーにシアーなニットやカットソーを挟み、足元はレザーのスリッポンで抜け感を。逆にワークブーツや重厚なアクセを合わせれば、一気に土っぽい無骨さも演出できます。
コーディネートの鍵は、“削ぎ落としながらも緊張感を残す”こと。自分だけのムードを纏って街を歩いてみてください。

いかがだったでしょうか。
Professor.Eの服は、破れ、褪せ、歪んだシルエット。それらは欠点ではなく、むしろ「余白」としての印象を感じます。ブランドとしての哲学を如実に体現したアイテム。派手さもありつつ、奥深さで魅せるこのスタイルを、あなたのワードローブにも迎えてみてはいかがでしょうか。
それでは今日はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長岡
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