2024/06/11 22:37
香水イベントも来週末と迫ってきましたね。
前回のブログ、Clique Tokyo香水イベント『eau de porter(オーデ ポルテ)』-2024 S/S -のお知らせは、見ていただけましたでしょうか。
まだの方はぜひご覧くださいませ。
日程を改めてこちらにも。
『eau de porter(オーデ ポルテ)』-2024 S/S -
日程:2024年6月21日(金)~24日(月)
時間:12時~21時
場所:Clique Tokyo (東京都渋谷区神南1-15-12 秀島ビル2階)
私としても、皆様とあの愛溢れる4日間をもう一度過ごせると考えるだけで胸が高鳴ります。
アパレルセレクトショップが開催する、新たな香水との出会い。
いつもは、アパレルが並ぶ空間で香りと向き合う。
ブランドが生み出す美しいボトル。触れることで、こだわり抜かれたディティールや込められたデザインを体感する。スプレーした瞬間に流れ出す物語を味わい、聞く。五感全てを研ぎ澄まし、至高の時間をお楽しみください。
ということで、数回に分けて当日ご参加いただく香水ブランドのご紹介ブログを書いていこうと思います。
前回もご参加いただき、今回も引き続きご参加いただくブランドについては、以前私が心を込めてまとめた記事があります。
過去のブログからチェックしてみてください。
・CARON (キャロン)
・The Different Company (ザ ディファレント カンパニー)
・ELLA K (エラケイ)
・RANCÉ1795 (ランセ1795)
・NOBILE 1942 (ノービレ1942)
・ATELIER MATERI (アトリエマテリ)
・LIQUIDES IMAGINAIRES (リキッドイマジネール)
・La Nuit (ラニュイ)
<今回ご紹介するブランド>
・LES PARFUMS DE ROSINE PARIS (パルファン・ロジーヌ パリ)
・OLFACTIVE STUDIO (オルファクティヴ・ストゥディオ)
アパレルの世界に浸る皆さまにも、聞いてほしい背景があるブランドなのです。
繊細でありながらも、確立されたクリエイティブな作品が魅せる香りの世界。
Clique Tokyo初めてのご案内となる、パリで生まれた2つのブランドについてです。
「パルファン・ロジーヌ パリ(LES PARFUMS DE ROSINE PARIS)」
“バラの香り専門”のフレグランスメゾン。
1991年マリー・エレーヌ ロジョンによって創立。
彼女の曽祖父は、ナポレオン3世御用達の化粧品・香水を手がけたというルイ・パナフュー。
そのため、幼い頃から高級な香りや美しい香水ビンに触れる機会があり、その魅力に心惹かれていたという。
やがて彼女は同じ道を歩む決心をし、ジバンシィ、ピエール・バルマンなどで経験を積んだのちに独立。
1991年に、パリの中心地パレ・ロワヤルに香水ブティックを開きました。
マリー・エレーヌはパリの郊外ピカルディーに壮大なバラ園を所有しており、自ら300品種以上ものバラの手入れをしているそう。
マリー・エレーヌはパリの郊外ピカルディーに壮大なバラ園を所有しており、自ら300品種以上ものバラの手入れをしているそう。
自らが薔薇を愛し、魅了され続けているからこそ見出せる美しさが詰まった香りの数々。
バラの香りは他の花にはない多面性がある。そのバラが持つ香りの無限の可能性とともに、流行に左右されない本当のエレガンスを追求したフレグランスを発信しているのが「パルファン・ロジーヌ パリ(LES PARFUMS DE ROSINE PARIS)」なのです。
この「パルファン・ロジーヌ パリ」というブランド名の由来となったのは彼女の曽祖父ルイ・パナフューがかつて創っていたという「ポール・ポワレ」の香水“ロジーヌ”から取られた名前だそう。
ちょっと寄り道になりますが、
その「ポール・ポワレ」という香水ブランドは、20世紀前半に活躍したモード界の重鎮「ポール・ポワレ」の手掛けた香水メゾン。そして“ロジーヌ”は、「ポール・ポワレ」の娘の名前で、とても可愛らしい薔薇がシンボルになった香水瓶に込められた作品。
1912年に「ポール・ポワレ」が世の中に送り出した初めての香水なのです。
「ポール・ポワレ(1879-1944)」は、ハイウェストのドレスを発表して、シャネルよりも先に身体を締め付けるコルセットから女性を解放したことで知られているという。そんな彼は自分のドレスの仕上げには香水が欠かせないと考え、香水分野に積極的に乗り出して1911年、クチュールのメゾンとして初めての香水販売を始め、大成功させたのです。彼は、「クチュリエ(服飾商)」であると同時に「パルフュムール(香水商)」でした。そうです。ハイメゾンが香水を出すことが当たり前となった今を築いた一人。
その素晴らしい香水の歴史を肌身で感じ、香水という道に愛を持って進んだマリー・エレーヌ ロジョンが創り出したのが、薔薇の専門香水メゾン「パルファン・ロジーヌ パリ(LES PARFUMS DE ROSINE PARIS)」であるということ。そのことが私にとってブランドへの興味を更にそそり、その世界に浸る一つのフレーバーとして輝くのです。皆様にもこの感動が伝わったら嬉しいなと思います。
愛する的が絞られているが故の、到達する世界観。ころりと丸みを帯びたボトルデザインからも優しさと愛を感じる。
マリー・エレーヌ ロジョンが描き出す、優雅で美しいストーリーをぜひ体感してほしい。
「オルファクティヴ・ストゥディオ(OLFACTIVE STUDIO)」
調香師がフォトグラファーの作品からインスピレーションを得てフレグランスを創るという、視覚と嗅覚が出会うクリエーターズフレグランス。そんな珍しいコンセプトを掲げた「オルファクティヴ・ストゥディオ(OLFACTIVE STUDIO)」は、2011年9月にパリで生まれました。
写真もフレグランスも、ある一つの瞬間をとらえて過去の経験や記憶を呼び覚ます。という共通点をもとに、写真から呼び起こされる感情をモチーフにしたコンセプトが脳裏に焼き付けられ、香りでアウトプットされた作品。
「オルファクティヴ・ストゥディオ(OLFACTIVE STUDIO)」のクリエーター達が創り出した、エレガントで型にはまらない香り。
そんなオリジナリティー溢れるの香りは、美しい原材料へのこだわりと自発的で自由な感情から生まれてくるものだからこその世界。
生身の感情が湧き立ち、視覚と嗅覚を震わせてくる。ボトルが水を揺るがす波紋のようなデザインであるのも、個人的にこのブランドの魅せたい世界観をフィジカルに落とし込んでいるのではないかと感じました。
香りが触れた場所から、まるで色のない服を染めていくように滑らかに広がっていく。
写真が与えてくれる影響は、想像よりも奥深い。私はカメラに命を捧げたことはないのですが、一枚の写真に切り取られた瞬間を見て感情が溢れる経験をしたことがある。その感情を香りが表現してくれるような、奥行きと立体感を香りが描き出している感じ。
視覚から始まる香りが物語る景色が、脳内で香りと共に動き出します。
実際には行ったことのない、体験したことのない景色だとしても、その瞬間を体感する機会がここにあるのです。
時空を捉えた美しき視覚と嗅覚の世界に触れてみてください。
最後にブランドの説明に添えられていた言葉を。
フレグランスは“天使”。彼らは性別を持たない。しかし、彼らにはソウルがある。
(フォルテ公式サイトより参照)
今回はここまで。
香水イベント『eau de porter(オーデ ポルテ)』-2024 S/S -への楽しみに繋がりますように。
次回もブランド紹介の続きをお届けいたします。
お楽しみに。
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