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2024/10/09 19:01


こんにちは、香水担当です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
秋の装いが訪れ、肌寒い気温が増えてきましたね。
ファッションも少しずつ、秋冬仕様に変わってきたのではないでしょうか。
ということは、香りも新たな出会いの可能性を秘めた時期。

今回のブログは、タイトルでもご紹介いたしました
「ATELIER MATERI (アトリエマテリ)」から発売される新作香水をご紹介いたします。
ブランドについては、お取り扱い開始の際にたっぷり書かせていただいたので、よろしければ合わせてご覧ください。



新作の情報がおりてきた時から待ち遠しくて愛おしくてたまらなかった
ディレクターのヴェロニク・ル・ビアン(Véronique LE BIHAN)によるクリエイション。
ブログを通して、皆様にとって素敵な出会いのきっかけとなれば嬉しいです。

まずは、気になる発売に関する詳細を、、、


発売日:2024年10月16日

ブランド:「ATELIER MATERI (アトリエマテリ)」
アイテム名:Burgundy Oud(バーガンディー ウード)、Ambre Papier(アンブル パピエ)、Néroli Hasbaya(ネロリ ハスバヤ)
アイテム詳細: EXTRAITS DE PARFUM 50ml
プライス:41,800円

お気づきでしょうか。
ただの新作ではありません。
これまでの作品と異なる第二のコレクションなのです。
なんといっても、「EXTRAITS DE PARFUM」ということ。
賦香率 (※1)が、30%と、とても濃厚なのです。
香りは長く持ち、存在感のある香りを体験することができます。

この忘れられない残り香は、纏う人を初め香る人全てに深い印象を与え、香りを通して様々なインスピレーションを掻き立てる香水となるのです。今まで以上に、「ATELIER MATERI (アトリエマテリ)」の洗練され、現代的であり、クリエイティブな要素と共に、その素材が持つ躍動感や生命力の輪郭に触れることができる作品となっています。

(※1)アルコールなどの基剤に溶かした香料の割合のこと。よく親しまれているオードパルファンだと、ブランドによりますが賦香率12~16%ほど。



また、ボトルの大きな変化としてインパクトのあるポイントといえば、、、
高級感のあるマットな質感で施されたゴールドのキャップ。そこに刻まれた「ATELIER MATERI (アトリエマテリ)」の文字。
100mlボトルとは、また異なった風格を醸し出しています。
可愛らしいサイズ感でありながら、その重厚感は新たなコレクションとして品位高くたたずむ装いがなんとも魅力的。

それでは、それぞれの香りについて触れていきましょう。


Burgundy Oud(バーガンディー ウード)
調香師:Céline Perdriel(セリーヌ・ペルドリエル)
ウードの現代的で個性的な解釈。ウードは陰影を帯びた神秘的なノートで知られていますが、ここではフランスらしいタッチが施されています。「バーガンディー ウード」において、調香師セリーヌ・ペルドリエルは、カシスとベルガモットの爽やかで酸味を感じさせるノートでウードのノートを立ち上げます。この弾けるようなノートは、ハートノートにおいて、ビロードにも似たゼラニウムの香り、アミリスのエレガントでウッディなタッチによってさらに麗しい香気を放ちます。他にはない、人を酔わせるようなこの香りのクリエーションは、肌の上にくっきりとした輪郭をもちながら、信じられないほど官能的な香りを残すことでしょう。(ART EAUオフィシャルHP参照)

トップノート・・・ブルゴーニュ産ブラックカラントバッドアブソリュート、グァテマラ産カルダモンエッセンス、ベルガモットエッセンス
ハートノート・・・ゼラニウムエッセンス、マグノリアエッセンス、ダヴァナエッセンス
ベースノート・・・ウードエッセンス、アミリスエッセンス、レザー


ウードという世界観を新たな視点から覗くことができる。伝統を重んじつつモダンを編み込む。“偉大な畑”という意味の“グランクリュ”。それは、特級にランク付されている畑のブドウのみを使用したワインを指します。その錚々たるワインを生み出す地域のコート・ド・ボーヌとニュイ=サン=ジョルジュに挟まれた場所で栽培されたカシスを選び、そのウードの神秘的な世界に麗しい香気を添えました。
スタートの穏やかな風が頬を掠めるような心地の良い爽やかさ。ワインを口に含んだ時の、ふくよかに巡るフルーティーなニュアンスと酸味から奏でられる贅沢な舌触りのような。時間を刻むたびに、素材の艶やかなニュアンスは、スモーキーな表情へと移り変わり肌と溶け合うように温度が増していく。柔らかでエアリーなタッチでありながら、素材の質感は保たれた上質な存在感は、香る人を魅了し、陶酔させる作品なのではないかと思うのです。






Ambre Papier(アンブル パピエ)
調香師:Céline Perdriel(セリーヌ・ペルドリエル)
稀で貴重なシャムベンゾインを核とした調香。「アンブル パピエ」において、調香師セリーヌ・ペルドリエルは、力強さと優しさの間で揺れる、コントラストからなる香りの絵画を描いています。ブラックペッパーとレッドマンダリンのフレッシュでスパイシーなトップノートに続いて、サフランの昏さをもち、レザー感のあるノートが現れ、ほとんど電気ショックにかけられたと言ってもいいような熱気を醸し出します。その後、ベンゾインがその柔らかく、甘く、バニラを思わせる側面を繰り広げ、ハイチのヴェチバーがそこに深みとエレガンスをもって寄り添います。(ART EAUオフィシャルHP参照)

トップノート・・・マダガスカル産ブラックペッパーエッセンス、ジャマイカペッパーエクストラクト、イタリア産レッドマンダリン
ハートノート・・・ジャスミンアブソリュートミルラエッセンス、ブラジル産マテエクストラクト、サフランエクストラクト
ベースノート・・・シャムベンゾインレジノイド、ハイチ産ヴェチバーエッセンス、トンカビーンアブソリュート

アルメニアペーパーの再解釈とも記されたこの香り。アルメニアペーパーとは、ベンゾインの樹脂を含んだ紙を燻らせて使う伝統的なインテリアフレグランスであり、簡単にいうならば“紙のお香”。探してみると意外と身近に出会えるのですが、その今も息づく魅力をインスピレーションにしたという。オフィシルの文にある「香りの絵画を描いている」という一言。私は心を打たれました。
香りの印象は、優しく甘やかなエッセンスに、パレットの上で絵の具が跳ねるようなスパイスのアクセント。世界で最も貴重なスパイスとされるサフラン。夜明けに一つ一つ丁寧に摘まれ、最もピュアなサフランだけを選び抜くことでハイクオリティーな香り。太陽に照らされた土のような暖かさと甘やかな芳香。じんわりと熱を感じるその中で、鮮やかなカクテルのようにエレガントなニュアンスが溶け合う。天に昇る煙のように自由でありながら見失うことのない美しさは、纏う人の魅力を更に引き上げる香りであると思う。







Néroli Hasbaya(ネロリ ハスバヤ)
調香師:Céline Perdriel(セリーヌ・ペルドリエル)
オレンジブロッサムの、五感を喚起し、一度嗅いだら虜になるような香りの解釈。「ネロリ ハスバヤ」において、調香師セリーヌ・ペルドリエルは、あなたをレバノンの魂とでもいうべき香りの旅に誘います。ネロリの爽やかで光を内包した香りは、ピスタチオとアーモンドの微かに甘くグルマンなノートに包み込まれます。オレンジブロッサムはそこで、その深みと官能性を十全に開花させます。ラストに、サンダルウッドとペルーバルサムの厚みをもった香りが、この高貴なアコードのシヤージュの輪郭をくっきりとなぞります。温かみと同時にエネルギーを湛えたクリエーションです。(ART EAUオフィシャルHP参照)

トップノート・・・ネロリエッセンス、ビターアーモンドエクストラクト、ピスタチオ
ハートノート・・・オレンジブロッサムアブソリュート、ダマスクローズアブソリュート
ベースノート・・・ムスク、ペルーバルサムエッセンス、ホワイトサンダルウッドエッセンス

西アジアに位置する、レバノン。その国で代表的なデザートである“ムハラビーエ”、検索するとムハラビーヤとも出てきますが、その洗練されたデリケートな香りに想いを得ているという。そのデザートは、簡単に例えるならアラブ風のミルクプリンなんだそう。ピスタチオなどがトッピングされ、プルプルとしたババロアのような食感だと。食べたことのある方、ぜひ詳しく感想お聞かせ願いたい。気になる、、
吹き立ては、ネロリがフレッシュに顔をのぞかせる。瞬きをした次の瞬間にはピスタチオやアーモンドの香ばしく甘い歯応えのあるニュアンスが肌を包み込む。そのデザートを口に頬張ろうとスプーンを人差しすると溢れ出すオレンジブロッサムの新鮮な華やかさと、ハチミツのようなとろりとした甘さ。デザートを頬張るように贅沢で、楽しげな香りは一度香ったら虜になってしまうほどに魅惑的なのです。







いかがでしたでしょうか。
私もどの香りを買おうか悩みつつ、発売当日を待とうと思います。
皆様の新たな香りの切符となりますように。
それではまた店頭で、お話ししましょう。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回の香水ブログまで、ごきげんよう。


Clique Tokyo 香水担当

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